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10月の誕生石とされるトルマリン。
豊富なカラーバリエーションがあることは知られていますが、石の持つ意味や石言葉については意外と知られていないのではないでしょうか。
今回は10月の誕生石であるトルマリンについて、意味や石言葉、名前の由来などをお話していきます。
10月の誕生石|トルマリン 意味や石言葉
10月と言えば農作物については実りの季節。
豊作への感謝を表した収穫祭を行う地域もあります。
そんな喜び溢れる季節の誕生石として、多様な色合いで知られるカラフルなトルマリンはぴったりでしょう。
トルマリンの石言葉としては、
・希望
・無邪気
・潔白
・友情
・寛大
などがあります。トルマリンの意味としてはそれぞれ以下のように色ごとに異なります
ピンクトルマリン:恋愛に前向きになれる「愛の石」
ブルートルマリン:心を穏やかにし、目的意識をはっきりさせる
グリーントルマリン:心が平和になり、自然体の自分を取り戻す
イエロートルマリン:集中力を高め、エネルギーを満たしてくれる
また半永久的に電気を発生する性質を持つことから、「精神や肉体をリラックスさせる」とも言われています。
トルマリンの由来
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トルマリンという呼び名は1つの鉱物を指すのではなく、鉱物グループを総称した名前で、その種類は成分によって10以上に分けられます。
トルマリンという名前の由来ですが、スリランカ・セイロン島の現地語であるシンハラ語で「混ざり合った」を意味する「トゥルマリ(Turmali)」からきているとされます。
もともとはジルコンとの混合物を指していたようですが、それがいつの間にかトルマリンのみを表す言葉になったという説が一般的です。
和名は電気石(でんきせき)。
これは熱すると電気を帯びるトルマリンの珍しい性質から名付けられました。
トルマリンの特徴
トルマリンの珍しい特徴として、圧力や熱を加えると電気を帯びることが挙げられます。
チリや灰を吸い寄せるため、西洋では「セイロン磁石」とも呼ばれていました。
この仕組みは1880年、ピエール・キュリー博士らによって発見され、日本でさらに研究がすすめられた結果、結晶内には+極と-極のどちらも存在することが明らかになり、トルマリンは半永久的に発電する「永久電極」であることが分かったのです。
トルマリンの買取価格
トルマリンの価値ですが、グリーントルマリンの場合3ctあたり2~20万円程度が買取相場になります。
もっとも希少とされるパライバトルマリンですと品質によって1ctあたり4~150万円もの高値で取引されます。
まとめ
10月の誕生石トルマリンについてお話しました
宝石の中でもっとも多くの色相を持つトルマリンは、豊穣を祝う10月の誕生石としてぴったりなのではないでしょうか。
単色以外にも2色のバイカラーやスイカに似たウォーターメロントルマリンなどもあり、私たちを楽しませてくれます。
皆さんもこれをきっかけにしてトルマリンの魅力に触れてみてください。