ミルガウス 116400について

パソコンや携帯電話など電子機器がすっかり身近になっている現代ですが、時計の弱点って皆様はご存じでしょうか？？水をイメージされる方も多いのではないでしょうか。それは間違いありません。時計は機械を使用しておりますので非常に水に弱いです。防水性がしっかりと備わっているロレックスですが、時間調整の際にはリューズを引っ張り調整しますが、それを戻さずに使っているとそこから水が入り機械が壊れてしまうということがあります。時計は水にとても弱いのです。そしてもう1つの弱点が『磁力』です。携帯電話やパソコンなど電子機器の周りには磁力が発生します。特に現代ではコンピューターなどの機械が非常に身近になり、あらゆる場所で時計は磁力さらされてしまいます。そんな中磁力に対して、強い時計がこちらのミルガウスなのです。ミルガウスの歴史について注目してみましょう。初代ミルガウスが登場したのは1950年代の半ばごろです。型番はRef.6541。今から70年近く前からロレックスは、すでにこの磁力に対して研究を進めていたことには驚きです。まだ今ほど身の回りには電子機器がありませんでしたが、医師やその他に特に強い磁力が強い場所で働くプロフェッショナルのために作られました。GMTマスターはパイロット、エクスプローラーは探検家、サブマリーナはダイバーなどロレックスはコンセプトが非常に明確です。Ref.116400について話を戻しましょう。型番116400には黒文字盤と白文字盤。緑色のサファイアクリスタル風防を使用したRef.116400GVには黒文字盤と青文字盤が展開されております。2代目ミルガウスRef.1019が1990年初頭まで作られていましたが、それを最後にミルガウスは一度生産が終了していました。当時はまだ磁力に強い時計の需要がさほど高くなかったためともいわれております。そういった理由もありミルガウスのアンティークモデルRef1019とRef.6541は数が少なくRef.6541は、特に少なく中々出回らないため、幻の1本とも称されています。Ref.116400は三代目にあたるモデルで2007年から登場しました。約17年振りにミルガウスが復活することは大きく話題になり、待ち望んだ方も多かったのではないでしょうか。Ref.116400は前モデルの洗練されたデザインを受け継いでおり、なおかつミルガウスの最大の特徴でもあるイナズマ針を採用しているのは大きな魅力です。2代目のRef.1019はストレート針でしたが、初代Ref.6541はギザギザのイナヅマ針でした。初代ミルガウスを思い出させるデザイン性は、多くの時計ファンにはたまらないポイントではないでしょうか。またケースのサイズも37ｍｍから40ｍｍへとサイズアップ。少し大きめのケースサイズが好まれていた時代の流れに沿った進化を遂げました。ムーブメントはCal.3131を搭載。これはエクスプローラーやノンデイトのサブマリーナに搭載されているCal.3130を　ベースに改良を加えたムーブメントでミルガウスとエアキングRef.116900にのみに搭載されているムーブメントです。GVでは新しい色の文字盤などが新たに出ており、ロレックスの中でも異色を放っているモデルです。ウォッチニアン買取専門店はミルガウスの時計だけではなく、ロレックスの時計買取を強化しております。ぜひお売りの際はウォッチニアン買取専門店をご利用ください。