デイトナ116505について

Ref.116505は、ロレックスの看板モデル「コスモグラフデイトナ」のピンクゴールド仕様で、2008年に発表されて以来、今なお生産が続く現行モデルです。デイトナのオールゴールドモデルでは、1番最後にラインナップに加わったモデルであり（革ベルトのモデルは除く）、2004年発表のWG無垢モデル「116509」以来、4年ぶりの新作となりました。
この116505に使われているピンクゴールドは、2005年ごろからロレックスが独自開発した「エバーローズゴールド」を採用しています。こちらは銅の割合を増やした一般的なピンクゴールドとは異なり、若干（全体の2%）のプラチナを混ぜ合わせることで、色味の劣化や変色を防ぎ、従来のピンクゴールドに比べて、耐久性を向上させています。エバーローズゴールドという名の通りの、永久に色あせることのないピンクゴールドは、ロレックスが誇る高度な技術であり、特許も取得しています。
搭載されているムーブメントは、ロレックス悲願の完全自社製クロノグラフムーブメント「Cal.4130」。こちらも2000年のデビュー以来、現在でも最新モデルである「116500LN」などに搭載されており、その完成度の高さから、改善の余地がないほどの完璧なムーブメントとなっています。
デイトナの金無垢モデルは、文字盤バリエーションが多いことでも知られますが、こちらの116505は、クロ（インダイヤル＝ピンク）・ピンク（インダイヤル＝クロ）・チョコレートアラビア・アイボリーの4種類のバリエーションがあります。4種類ともピンクゴールド無垢のみに許された文字盤バリエーションで、その価値を高めています。中でもクロとアイボリーは特に人気が高く、アイボリーに関しては常に品薄という傾向が見られます。
2014年にはインダイヤルもすべてピンクの文字盤、そしてインデックスにバケットダイヤとスクエアダイヤを配し、更に高級感を増した「116505A」も登場し、話題となりました。
金無垢モデルならではの重量感と高級感、そして上品なピンクゴールドの色合いがマッチしたデイトナ「116505」、現在、国内外問わず高い人気を誇っています。
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