エベル買取ならウォッチニアン買取専門店

「時の建築家(The Architects of Time)」として名高いスイスの高級時計メーカー「エベル」は、1911年にスイス時計製造のメッカ「ラ・ショー・ド・フォン」にてある一組の夫婦によって設立されました。
2人の名は、ユージン・ブルム(Eugene Blum)と、アリス・レヴィ(Alice Levy)。ブランド名のエベル（EBEL）はこの夫婦の頭文字を合わせて、名づけられました。
時計製作において、夫のユージンは主に技術面を担当し、妻アリスは女性ならではの視点で時計のデザイン面を担当しました。当時の時計メーカーとしては珍しく、エベルは男性・女性それぞれの視点で、お互いの才能を発揮しあい成長する稀有なメーカーでした。
夫婦2人で製造されるエベルの品質の高い時計は、多くの人からの支持を得るようなりました。
1914年にスイス・ベルンで行われた博覧会で、エベル製の「リングウォッチ」が金メダルを受賞し、1925年には、パリ万国博覧会にてグランプリを受賞、エベルは一躍脚光を浴びることとなります。
1929年には、夫婦の息子である「チャールズ(Charles Eugene Blum)」氏が経営に参加し、エベルは本格的に一族経営の形になっていきます。
チャールズは更に腕時計の品質向上に努め、エベルのコレクションは機能性を高めていきます。そして第二次世界大戦時にはイギリス陸軍の時計供給メーカーとなり、戦後はヨーロッパのみならず、国際的に評価を受けるブランドとなります。
1964年にはスイスのローザンヌで行われたスイス博覧会でグランプリを受賞し、ブランドとしての地位を不動のものにします。
1970年代に入ると、創設者夫婦の孫にあたる「ピエール・アラン・ブルム(Pierre Alain Blum)」が会社のトップに就任、そこから更にエベルの快進撃が進みます。1977年には六角形のケースにブレスレットが一体化しているモデル「スポーツクラシック」を発表、現在に至るまで人気を博すエベルのロングセラーモデルとなります。
その後も「1911」ラインや「ベルーガ」といった代表ラインを次々に発表し、こちらも現行モデルとして多くのファンの心をつかみ、1995年には、自社開発のクロノグラフムーブメント、「キャリバー137」を完成させます。
2011年エベルは創業100周年を迎え、限定モデル「クラシック100」を創業年である1911本限定で発表しました。
近年では「ディスカバリー」や「テクトン」といったスポーツモデルの開発にも力を入れ、多くの時計ファンからの注目を集めています。
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