2018/03/09 ( Fri )

左腕に本物の品格を!大人の男女にこそ似合う「パネライ」

タフさが魅力のスポーツウオッチ、ダイバーズウォッチとして絶大な人気を誇る「パネライ」。イタリア海軍特殊部隊の活動を支えてきた異色の歴史を持ち、その機能性と独特の外観が時計通から高い評価を受けています。

なにしろ一般の民間人がパネライの時計を購入できるようになったのは1993年からであり、その後も徹底した広告制限によって、誰もが知るブランドではないところを「パネライ」の魅力に挙げる人も多いほど。真の時計通だけが知るブランドなのです。この記事ではイタリアの名門ウオッチブランド「パネライ」の歴史と、人気モデル、その魅力についてご紹介させていただきます。

時計

19世紀にさかのぼる名門ウォッチブランド「パネライ」の歴史

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現在もイタリア海軍の兵士たちの左腕に光るパネライウオッチは、1860年に創業者「ジョバンニ・パネライ」がフィレンツェに開いた精密機器メーカーから始まります。当時の最先端の光学機器分野の機器と高性能時計の製造販売を取り扱っていました。また、時計メーカーとしてのパネライは、時計の販売と製造のみならず、フィレンツェ初の時計学校の創設者でもありました。

時計業界に参入した当初からスイス製時計の性能の高さを評価しており、ジャガー・ルクルト、ロレックスなど現在も名だたる一流ブランドのみを取引先として選んでいました。高品質の時計を扱うパネライの顧客は、当時から王室をはじめとするセレブ達でした。

そして、1910年以降からイタリア海軍との契約が始まります。イタリアが誇る精密機器トップブランドとしてのパネライは、高性能時計のみならず放射性照明器具やコンパス、気圧計、ゲージ、水中トーチなどを供給し、数々の国際特許も取得しています。

今日でもルミノールモデルのアイコンとなっているリューズを保護する三日月型ブリッジは、この海軍との共同開発の中で生まれました。

パネライの提供する高機能腕時計は水中などの過酷な状況でも正確さを失わず、イタリア海軍兵士からは絶大な信頼が寄せられていました。しかし、その腕時計は軍の装備品として軍事機密に属していたため、1980年代の終わりまで門外不出。その後後継者不足などの問題により、イタリア海軍事業は、パネライ時計技師のひとりに譲渡されることになり、同時に社名が現在の「オフィチーネパネライ」に変更されることになりました。

そして、ついにオフィチーネ パネライは、1993年に初の民間用腕時計を発表します。第二次世界大戦中の特殊部隊用に開発された歴史的モデルにインスパイアされた「ルミノール」、「ルミノール マリーナ」、「マーレ ノストゥルム」はすぐに時計コレクターや愛好家の間で高い人気を得ることになります。

その後も1997年にはグローバル市場への進出を果たしながらも、軍用時計に課せられる厳密な要求仕様がそのまま生かされた本格仕様はそのままパネライ時計の特徴して残されました。

イタリア海軍特殊部隊の腕時計だったパネライは、今や世界の時計コレクターたちに一目置かれる存在となり、広告活動は一切ないまま、多くのオーナーたちに愛されています。

パネライオーナーが語る「パネライの時計が持つ魅力」

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パネライの魅力は何といっても、その希少価値が高機能時計オーナーの自尊心をくすぐるところにある。一般の民間人が買えるようになって、まだ30年も経過していないうえに、雑誌やテレビでの広告も一切ないので、ブランド自体の名前を知る人が少ないところもまた魅力。その癖、その厚みとボリュームのある外観と、これでもかというほどの機能性の高さで人の目を引かずにおられない存在感が、身に着けるたびにパネライを所有する満足感を味わわせてくれる。

しかし、実際に年齢を重ねてくると、このタフなパネライを身に着け続けることは難しいかもしれないと考えていたがとんでもない。パネライはそんな年齢を重ねるオーナーへの配慮も忘れない心優しさもあるブランドだ。パネライ初の薄型モデル「ドゥエ」のチタン製の薄いケースは、実に軽く快適で装着感が強い。アレルギーフリー金属であるチタンだから、皮膚が薄くなり過敏になりがちな年齢になった私たちにはありがたい。

また、敏感肌の妻や娘たちといった女性たちにも「女性がつけても違和感のないエレガントさがありながら迫力がある」と好評なところもうれしい。アウトドアやスポーツシーンだけでなく、ビジネスやフォーマルな場でも使えるモデルが充実してきたことから、今後もパネライのオーナーであり続けることだろう。

マニュファクチュールブランドとしてのパネライの未来

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第二次世界大戦勃発を目前に、母国イタリア海軍の第1潜水隊特殊部隊工作員のために作成した「ラジオミール」をはじめ高性能かつ高耐性を持つ時計を生み出してきたパネライ。しかし、その時計生産スタイルは、多くの一流ブランド同様に他社からの部品共有を受ける「エタブリスール」でした。

時計ブランドとして完全であるためには、時計外観のデザインのみだけではなく、内部の一つ一つのムーブメントも自社で製造している「マニュファクチュール=自社一貫生産」を目指すべきであるとパネライは考えていました。

そしてついに2005年には初の完全自社製ムーブメントの開発に成功します。8日間パワーリザーブとGMT機能をあわせ持つパネライ初の自社製手巻きムーブメント「P.2002」が発表され大きな注目を集めました。また2007年にはさらに進化した完全自社製キャリバーとして「P.2003」「P.2004」「P.2005」の3つのムーブメントが発表されました。

とくに P.2005は機械式時計の超絶機構を代表する「トゥールビヨン機構」を搭載していることが話題となりました。動作の多い手首に装着する腕時計は、どうしても重力の影響によって内部機械の動作に影響が出ますが、トゥールビヨンはこの時差の問題を解消するための時計内部ケージの回転機構です。そしてパネライのトゥールビヨンは、従来のトゥールビヨンではケージの回転が1分間に1回であったのに対し、パネライのP.2005は30秒に1回ずつ回転する高性能さを誇り、より高い精度を保証します。

現在の「ラジオミール」「ルミノール1950」などのモデルには、この2005がさらに進化したキャリバー「 P.3000」が搭載されており、さらなる高精度と価格ダウンを実現しました。今後のパネライムーブメントの進化が楽しみです。

ブランドネームに頼らない本物の魅力を持つ「パネライ」

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本当に価値ある時計の品格は、ブランドネームに頼らない時計としての魅力にあります。ブランドネームに頼らない、時計そのものの本物の魅力を持つ稀有なブランドが「パネライ」なのです。また、リシュモングループ傘下に入った現在も、年間生産量が厳しくコントロールされており希少価値の高い時計です。もし運よく実際にパネライの腕時計を目にすることができたなら、ぜひ手に取ってその魅力に触れてみてください。

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