エメラルド買取ならウォッチニアン買取専門店へ

エメラルドは日本語で“翠玉”と呼ばれる緑系の色をしている5月の誕生石です。ダイヤモンド・サファイア・ルビーなどと同様に5大宝石の一つとして数えられるほど昔から多くの人々に愛されてきました。エメラルドも他の宝石と同様に深い色味の物から浅い色味をしている物など様々あり、またコロンビアを始めブラジルやザンビアなど取れる産地も様々です。中でもコロンビアで取れるエメラルドは質が良いとされていますが、それはコロンビア産のエメラルドは石灰岩に付着している為、石の内部に入り込む内包物が黒くならない事が理由の一つとされています。エメラルドは数ある中でも内包物が多い所が特徴的で、クロムイオン・バナジウムなどの不純物が内包される事によってエメラルド独特の美しい緑色が輝く為、不純物は必要不可欠とされています。現在エメラルドが産出される80％以上を南米のコロンビアが占めています。コロンビア最大のエメラルド鉱山であるムゾー鉱山が、最高級のエメラルドを産出する鉱山として広く知られています。緑の色が濃く、そして柔らかな味わいを持っているのが特徴です。その他にも、トラピッチ、ガチャラ、ビナピスタ鉱山なども有名でしたが、最近ではほとんど産出されていません。また、コロンビア産のエメラルドが世界最高の品質を誇っているからとはいえ、一品を盲信してはいけません。なぜなら1カラッと1万円以上の価値から、上は数百万のものまで千差万別だからです。コロンビア産以外では、ブラジルやザンビアで採れるエメラルドの中にもAクラスが存在はしますが、あまりないのが実情です。エメラルドは六角形の原石を四角形にまとめ、柱面にあたる部分が宝石の表面になるようにし、この四角形の四隅をカットして八角形にしたカットがエメラルドカットと名前にもなっていますが、近年、研磨技術の発達でエメラルドもカボション、オーバル、ペアシェイプなど、多様のデザインにカットされるようになってきました。中でも3カラット以上のカボションカットは、宝石のエネルギーを最も発揮するといわれています。宝石にはエンハンスメントと言われる宝石をより綺麗に輝かせる為に加工がされる事があるのですが、エメラルドの石には“含浸処理”と言われる加工が多くされています。これはオイルや合成樹脂を宝石の内部に浸透させる処理方法でこれをする事によりキズなどの亀裂が収まりより綺麗な宝石へとなります。ごく稀にこの処理をしていないエメラルドがあり市場では高値で取引されております。今後エメラルドは世界的に価値が上がると予想されており資産価値としてもとても注目されている宝石です。