ジルコンとは|意味・価値・石言葉や見分け方

作成日:2022年02月22日
最終更新日:2023年07月25日

宝石

様々なカラーのジルコン 出典

出典:GEM SELECT

 

鮮やかな発色が魅力のジルコンは、パワーストーンやアクセサリーとして人気の宝石です。

 

ダイヤモンドのような輝きがありながら、手頃な価格で手に入ることから、長きに渡って世界中の人々に親しまれてきました。

 

この記事では、ジルコンとはどんな宝石なのか、価値や石言葉などを紹介します。

 

ジルコン売却を検討している方はぜひ参考にしてください。

ジルコンとはどんな石?

「ジルコン(zircon)」は、強い輝きが特徴の鉱物で、和名を風信子石 (ひやしんすせき)と言います。

ブルー・グリーン・パープル・レッド・イエロー・ホワイト・ゴールド・ブラウン・ピンク・オレンジなど、さまざまな色があり、12月の誕生石としても人気の天然石です。

また、パワーストーンとしても親しまれており、ブレスレットやネックレスなど、多くのアクセサリーに加工されています。

ジルコンは、オーストラリ西部で約44億年前に発見された地球上で最も古くからある宝石として知られています。

その美しさから昔は、カラーレスのジルコンをダイヤモンドの代わりとして使っていたこともあったそうです。ただし、ジルコンのモース硬度は、6.5〜7.5と、ダイヤモンドの10に比べて低いため、取扱いには注意が必要です。

ジルコンの主な産地は、オーストラリアとカンボジアですが、ナイジェリア・タンザニア・スリランカ・ミャンマー・タイなどでも産出されています。

ジルコンの価値

最も価値があるブルージルコンの相場

「最も価値があるブルージルコンの相場」のイメージ画像

出典:GEM SELECT

様々なカラーバリエーションを持つジルコンですが、最も市場価値が高いとされるのはブルージルコンです。

特にカンボジア産のブルージルコンは最高品質といわれ、高い評価があります。

ちなみに流通しているジルコンのうち8割ほどはブルージルコンであり、需要も安定しています。

ブルージルコンの相場はルースだと1カラットで数万円ほどで、その他のカラーを圧倒する数字です。

ジルコンの買取時にチェックされる項目

「ジルコンの買取時にチェックされる項目」のイメージ画像

ジルコンは宝石買取店で売却するのが一般的です。マイナーな宝石ですが、ウォッチニアン買取専門店では確かな査定力でジルコンはじめ全ての宝石を適切な価格で買取いたします。

ジルコンを買取する際にチェックする項目は、主に「カラー」「クラリティ(透明度)」「カット」「カラット(重量)」の4つです。

カラー

色は、鮮やかで人気のカラーまたは、希少性の高いものであると価値が高くなる傾向にあります。

ジルコンで人気のカラーは上項で述べた通りブルーですが、希少性の高いレッドやピンクも評判が良いです。

クラリティ(透明度)

インクルージョン(内包物)が少なく、透明度が高いものほど価値が高くなる傾向にあります。

肉眼で確認出来るほどの大きなインクルージョンがあるもの、石が曇って見えるものなどは、あまり価値が付きません。

カット

カットは、宝石を美しく輝かせるために重要な項目です。

ブリリアントカットやミックスカットなど、カット技術が高く、プロポーションが美しいほど高評価を得やすいでしょう。

カラット(重量)

どの石にも共通することですが、カラット数が大きいほど価値が高くなります。

ジルコンも例外ではなく、重量が大きいほど希少性が高くなり評価も上がります。

ジルコンが持つ意味

「ジルコンが持つ意味」のイメージ画像

ジルコンは、見た目が美しいだけでなく、パワーストーンとしての効果もあります。ジルコンの石言葉や効果を知って、幸せを呼び込みましょう。

ジルコンの石言葉

ジルコンの石言葉には、平和・成功・生命力・永遠などがあります。

パワーストーンとしての効果

ジルコンには、生命力を高め、精神を安定させる力があると言われています。

アクセサリーやお守りとして身に付けることで、持ち主の心を癒し、成功へ導いてくれるでしょう。

ジルコンとの見分けが難しい宝石

「ジルコンとの見分けが難しい宝石」のイメージ画像

ジルコンとの見分けが難しい宝石として、よくダイヤモンドキュービックジルコニアが挙げられます。

この2つの宝石とジルコンは、非常に似ていますが、まったくの別物です。

では、どのような違いがあるのか、以下で詳しく解説します。

ジルコンとダイヤモンド

ジルコンには、ダイヤモンドの代わりとして使われていた歴史があります。

カラーレスのジルコンは、一見するとダイヤモンドと見分けが付かないほどです。

その理由の一つにダイヤモンド光沢(金剛光沢)があります。

ダイヤモンド光沢とは、強い輝きを生み出すダイヤモンド特有の屈折率ことで、ダイヤモンドが2.419あるのに対し、ジルコンが1.925と比較的近いことから、見分けるのが難しいと言われているのです。

そんなジルコンとダイヤモンドを見分けるには、石の内部に光が入った際に、光の線が二重になるかどうかを調べます。

ダイヤモンドは、単屈折と言って、内部に入った光の線がそのまま見えますが、ジルコンは、二重屈折と言って、光の線が二重に見えるのが特徴です。

ジルコンとキュービックジルコニア

ジルコンとキュービックジルコニアも、よく間違えられる石の一つです。

両者は、名前が似ていることから間違えられることが多いですが、まったくの別物です。

ジルコンは天然石ですが、キュービックジルコニアは100%人工石です。

また、キュービックジルコニアは、ダイヤモンドと同じ単屈折の特徴を持っています。

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