エルメスのバーキン完全版|その魅力やケリーとの違い・最新定価と購入方法まで

作成日:2020年03月31日
最終更新日:2023年07月25日

エルメス

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高級ブランドバッグと言われて多くの人が名を挙げるほど、エルメスの「バーキン」は世界に名を馳せています。

 

国内外のセレブ御用達のバーキンは女性ならだれもが1度は憧れを抱くのではないでしょうか。

 

その憧れの一方で、バーキンの魅力の秘密や、ケリーとの違い、高い実用性など知られていない情報も多くあります。また、「バーキンが欲しいけどどうやって購入したら良いのか分からない」という方もいるでしょう。

 

そこで今回は、バーキンの魅力、誕生秘話や基礎知識から、ケリーとの違い、高価格の理由、サイズ展開や素材、そして購入方法までバーキンについての情報を完全網羅して徹底解説いたします。

 

現実的にバーキンを入手しようとする方はもちろん、憧れのバーキンについて知りたい!という方も楽しんで頂ける内容にまとめましたので、どうぞご覧ください。

目次

バーキンとはどんなバッグ?

バーキン(Birkin)は、世界最高峰のバッグブランド「エルメス」を代表するフラッグシップモデル(旗艦商品)です。

 

シンプルでありながらエレガントなデザインに加え、高い収納性や高品質の革素材による耐久性の高さなど機能性も抜群。世界中の女性はもちろん、男性にとっても憧れの的となっているバッグです。

バーキン誕生の歴史

今でこそエルメスの定番モデルとなっているバーキンですが、誕生してから40年足らずと、エルメスの長い歴史のなかでは比較的新しい商品といえます。

 

バーキンはいつどのようにして生み出され、エルメスのシンボル的な存在になったのでしょう。そこでまずは、バーキンが世に送り出されるまでのストーリーを紹介します。

1892年|バーキンの元祖オータクロア

「1892年|バーキンの元祖オータクロア」のイメージ画像

エルメスは、1837年にパリで創業した馬具工房が始まりです。

当時は鉄道が普及しはじめたばかりの時代で、まだまだ馬車が主要な交通手段でした。ナポレオン3世やロシア皇帝といった王侯貴族を顧客とし、馬具ブランドとして発展したのです。

転機となったのは1892年、創業者ティエリー・エルメスの孫エミール=モーリス・エルメスが、最初のバッグ製品となる「オータクロア」を発表したことでした。「オータクロア(haut-à-courroie)」とはベルトが高い位置にあるという意味で、もともとは乗馬に欠かせない鞍(くら)を収納するために製作されたものでした。大きくて堅い鞍を持ち運ぶためには、口も広く開き、頑丈かつ大容量でなければなりません。

かくして発売されたオータクロアは、その丈夫さと収容能力の高さから旅行用カバンとしても注目されるようになります。とくに馬車から自動車の時代へと移行すると、普段使いもできる大きめのバッグとして重宝されました。こうして、エルメスは馬具メーカーから一流ファッションブランドへの変革を果たしたのです。

1984年|ジェーン・バーキンとの出会い

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オータクロアの登場からおよそ90年が経った1984年、偶然から生まれた出会いをきっかけにして、バーキンが誕生することになります。

ある日、当時のエルメス社長ジャン=ルイ・デュマは移動中の飛行機で、イギリス出身の歌手で女優のジェーン・バーキンと隣合わせになりました。デュマは、バーキンがくたびれた編みかごに雑然とものを詰め込んでいるのを見て、収容力にもデザイン性にも優れたカジュアルなバッグの開発を思い立ったのです。

オータクロアをベースとして設計された新しいバッグに、デュマがバーキンの名を付けることを提案すると、彼女は快くOKしました。そのときのモデルには、幼い子どもを抱えるジェーンを気遣って、哺乳瓶用のスペースまで設けられていたそうです。

こうして、ジェーン・バーキンの名を冠したエルメスの金字塔モデル「バーキン」が世に生み出されました。以後、エルメスではしばしば発注者や所有者の名にちなんだ製品がリリースされています。

バーキンの魅力とは?

1984年の発売から今日に至るまで、バーキンはエルメスのシンボル的な存在として人気を博し続けています。

 

バーキンが男女を問わず多くの人を魅了しているのは、デザイン性と実用性の双方において優れているから。ここからは、バーキンのもつ魅力をご紹介します。

①高いステータス性

「①高いステータス性」のイメージ画像

誕生ストーリーのとおり、バーキンはエルメス社長が直々に、セレブのために設計したバッグです。そのため、大きな特徴として当初から高いステータス性を有していました

セレブの、セレブによる、セレブのためのバッグとして、バーキンは早くから確固たる地位を築いていたのです。

有名人のなかには、ハンドバッグはバーキンしか使わないという人もいるほど。バーキンの揺るぎないステータス性は、同じく世界的なブランドとして知られるルイヴィトンやシャネルなどと比べても、肩ひとつ抜きんでているといえるでしょう。

②美しいデザイン

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デザインに優れているという点も、著名人に長く愛用されている大きな理由です。

高い収容力をもたせているにもかかわらず、ぼってり感や業務用感がまったくないどころか、その美しいフォルムや革の質感からは高級感が余すところなくにじみ出ています。

馬の鞍入れとして開発されたオータクロアをベースとしていながら、古さを感じさせず、かえってデザイン上の特徴として取り入れているのも注目すべきポイントです。カデナ(南京錠)やクロシェット(キーケース)など、女性用バッグとしては歓迎されなさそうなオータクロアのパーツも、アクセントとして見事に取り込んでいます。

③豊富なサイズ展開・素材・カラーバリエーション

サイズやカラーのバリエーションが幅広いことも、バーキンが多くの人を惹きつける理由の1つです。

サイズ展開は、ちょっとした外出用のコンパクトなものから、旅行にも使えるショルダータイプまで5種類。カラーに至っては200色以上におよぶといわれています。

バーキン愛用者のなかには、用途に応じて複数のタイプやカラーリングをそろえているという人も少なくありません。種類が多く、コレクション性に富んでいるがゆえに、バーキンは飽きられることなく世界中のセレブを魅了し続けています。

④実用性

絶対に外すことのできないバーキンの魅力が「バッグとしての実用性の高さ」です。

そして前述した誕生の歴史からも分かるように、バーキンの高い実用性はエルメスが絶対的な自信を持っている点でもあります。

バーキンが性能面でどれくらい優れているか、ご紹介していきます。

収納力

「収納力」のイメージ画像

誕生秘話からも分かるとおり、バーキンは収容力の高さが大きな特徴です。

ボトムの四隅に金具が配置され、内部には仕切りがないことから、置いた状態でたくさんのアイテムを収納できます。

サイドのマチは自由に伸縮でき、口を大きく開けられるため出し入れも簡単。荷物が多いときでも少ないときでも、マチ幅を調整すればスタイリッシュなフォルムに収められます。鞍入れ用のオータクロアに比べて高さはやや低く抑えられていますが、それでも高級バッグとしては珍しいほどの容量があります。

機能

「機能」のイメージ画像

機能面で注目されるのが、上からかぶせるフラップ(フードカバー)が付いていることです。フラップはカデナを通してクロア(ベルト)で留められるので、バッグの中を見られたり荷物がこぼれ落ちたりする心配がありません。サッと出し入れしたいときには、フラップを折りたたんで使用することも可能です。

また、内部に仕切りはないものの、多くの場合ファスナー付きのポケットないしオープンポケットが設けられています。どこにあるか分からなくなっては困るようなものは、こちらに入れておけば安心です。

頑丈な作り

「頑丈な作り」のイメージ画像

馬具工房としてスタートしたエルメスの技術と伝統は、実用面を語るうえで外すことのできない耐久性にも遺憾なく発揮されています。

最上級の革を使用し、熟練の職人が手作りしているため、ものをポンポン出し入れする日常使いをしても大丈夫です。底に鋲が打ってあるので、フロアに直置きしても本体にはダメージのないつくりになっています。

バーキンが高い理由って?

バーキンは、世界の高級バッグのなかで価格においても別格です。

 

もっとも安価なモデルでも100万円台を下回ることはなく、希少な素材や限定モデルの商品となると500万円を超えることもあります。

 

バーキンの価格がこれだけ高いのは、そのステータス性だけではありません。なぜバーキンはこれほど高価なのでしょうか。続いては、その価値を生み出す理由に迫ります。

①最高級の素材が使われているから

「①最高級の素材が使われているから」のイメージ画像

最高級のバッグですから、もちろん素材も最高級のものが用いられています。

なにより革の品質へのこだわりは群を抜いていて、エルメスに卸されるレザーは、一流の仲卸業者が扱う皮革のなかでもわずか数%の最上級品のみといわれています。

使用されるのは牛革(トゴ)がもっともポピュラーですが、豚革やダチョウ革(オーストリッチ)、ワニ革(クロコ)、トカゲ革(リザード)などが採用されることも。とくに希少なホワイトクロコのバーキンともなると、1千万円以上の値が付くともいわれています。

②熟練の職人がすべて手作業で作るから

「②熟練の職人がすべて手作業で作るから」のイメージ画像

選び抜かれた高級レザーに加え、バーキンでは制作の工程をすべて1人の職人が担当します

そのため、当然ながら製造できる数には限りがあり、製品自体の希少性の高さもバーキンの価格を押し上げる要因の1つです。

バーキンには、職人が責任をもって仕上げた証として、作品ごとに個別のIDが刻まれます。メーカーと制作者による裏打ちが入っているからこそ、バーキンは1つずつそれぞれに個別の価値が生まれるのです。

③世界中のセレブが求めるから

「③世界中のセレブが求めるから」のイメージ画像

これは市場の原理のお話です。

前述した理由により世界中のセレブや富裕層がバーキンを買い求めます。つまり多くの需要が常にある状態です。

これに対して職人が手作りで生み出すバーキンの数には限りがありますので、需要と供給の関係で必然的にバーキンは高額になるわけです。再販する際も価値は下がりにくく、モデルや素材によってはプレミアが付くケースも少なくありません。

「ケリー」との違いと共通点

「「ケリー」との違いと共通点」のイメージ画像

エルメスにはもう1つ、バーキンと双璧を成す「ケリー」があります。

 

こちらはバーキンよりもずっと歴史が古く、1936年に「サックアクロア」という名称で発売されたバッグを、1956年にモナコ公妃グレース・ケリーにちなんで改称したものです。

ケリーとバーキンは、どちらもエルメスバッグの代表格のうえ、外観が似ているためしばしば混同されることがあります。バーキンを知るには、このケリーバッグとの相違点と共通点を押さえておいた方がよいでしょう。

ケリーとの違い

まずは、相違点について説明します。

ハンドルの作り

「ハンドルの作り」のイメージ画像

ケリーとバーキンをもっとも確実かつ容易に見分けられるポイントが、ハンドルです。ケリーは持ち手のハンドルが1本、バーキンは2本と明確な違いがあります。

バーキンはたくさんの荷物を入れることを前提につくられているため、2本のハンドルでしっかり支える構造になっています。

ポケットの有無

「ポケットの有無」のイメージ画像

ケリーは外ポケットが付いていないのに対し、バーキンでは多くの場合、前述のとおりオープンポケットやファスナーポケットが設けられています。

こちらも、ケリーが外見の美しさを最優先しているのに対し、バーキンが実用性も重視していることが理由です。

サイドベルトの有無

「サイドベルトの有無」のイメージ画像

バーキンでは、ベルトがサイドもカバーしていて、これを緩めたり締めたりすることでマチ幅を調節することができます

サイドベルトを締めた状態では、マチが波状にすぼまることになります。ケリーにはサイドベルトがなく、横のマチは固定されていて幅を変えることはできません

ショルダーストラップの有無

「ショルダーストラップの有無」のイメージ画像

ケリーの多くのモデルにはショルダーストラップが付属していますが、バーキンにはそれがありません。

サイズ展開

バーキンのサイズ展開が横幅25・30・35・40・45cmの5種類なのに対し、ケリーでは15・20・25・30・35・40・45・50cmの8サイズを展開しています。

ケリーとの共通点

続いて、両者の共通点についても見てみましょう。

バッグの開閉方法

「バッグの開閉方法」のイメージ画像

どちらもオータクロアの面影を残しているため、フラップ(カバー)をかぶせてクロア(ベルト)で留めるという開閉方法をとっています。

ただし、バーキンはフラップとハンドルがそれぞれ独立しているので、フラップを内側に折りたたんでトートバッグのように使うことも可能です。

鍵のデザイン

「鍵のデザイン」のイメージ画像

カデナ(南京錠)のフックが付いているのも、両者の共通点です。

このカデナの形状はエルメスに特徴的なデザインで、これが双方に採用されていることが、ケリーとバーキンの混同を生じやすい一因といえます。

価格帯

バーキンとケリーはエルメスの二大看板であり、どちらも高額であるという点でも共通しています。

サイズ選びと利用シーン

前述のとおり、バーキンのサイズ展開は5種類です。どのサイズを選ぶべきかは、使用目的やシチュエーションによって異なります。ここから、それぞれのサイズの特徴や、想定される利用シーンについて解説します。

バーキン25

「バーキン25」のイメージ画像

もっとも小さいのが、横25cm×縦21cm×幅13cmの「バーキン25」です。

かわいらしく上品な印象が得られる一方、腕を通すことが難しいほどハンドルが小さい点には注意が必要です。

バーキンとはいえ容量は限られるので、ちょっとしたお出かけや食事会など荷物の少ないときに使用しましょう。

バーキン30

「バーキン30」のイメージ画像

小柄な日本人にちょうどよいサイズといわれ、実際に海外で「ジャパンサイズ」と呼ばれることもあるのが、この「バーキン30」です。

ノートや手帳を入れるのにもピッタリな大きさで、日常的に使うのに適した万能サイズといえます。

バーキン35

「バーキン35」のイメージ画像

横35cm×縦27cm ×幅18cmの「バーキン35」は、B5の書類やノートPCなども収納できることから、ビジネスユースにおすすめです。

欧米ではこちらがもっともメジャーな大きさで、海外のセレブのスタンダードサイズとなっています。

バーキン40

「バーキン40」のイメージ画像

当のジェーン・バーキンが愛用しているのが、こちらの「バーキン40」といわれています。

 

A4サイズの書類やノートが難なく入るため、ビジネスマンなど男性にも人気のサイズです。ただ、平均的な日本人女性にはやや重く感じられるかもしれません。

バーキン45

「バーキン45」のイメージ画像

「バーキン45」は一番大きなサイズですが、流通量は少なく、ことに日本ではなかなかお目にかかることはありません。

ちょっとした旅行や出張に仕えるほどの容量があり、肩がけできるロングショルダータイプがあるのもこのサイズです。主に、仕事やプライベートに幅広く使いたいという男性に好まれています。

主な素材ラインナップ

バーキンは、厳選された上質な皮革しか使用しない最高品質のバッグです。しかも、そのレザーの種類が多岐にわたっているのも、大きな魅力となっています。ここでは、バーキンに使われているさまざまな革のバリエーションを紹介します。

牛革

バーキンでもっともオーソドックスな素材が、牛革です。ただ、革にこだわるエルメスでは牛革ひとつとっても、いくつかの種類があります。

トゴ

「トゴ」のイメージ画像

ベーシックな牛革のなかでもとくによく用いられているのが、トゴ(Togo)と呼ばれる雄仔牛の革です。

正式にはヴォー・クリスペ・トゴといい、凹凸の細かい革目模様と、適度な柔軟さをもった質感が特徴です。

トリヨンクレマンス

「トリヨンクレマンス」のイメージ画像

成長した雄牛の革「トリヨンクレマンス」も、バーキンではよく使用されます。

トゴよりも目がやや大きく、キズや擦れに強いのが利点です。

ヴォーエプソン

「ヴォーエプソン」のイメージ画像

雄牛革に目の細かい型押し加工を施したものです。

硬い質感で型崩れしにくいうえに、軽量で携帯しやすいという特徴があります。単に「エプソン」と呼ばれることも多く、発色が明るくて親しみやすい素材です。

スイフト

「スイフト」のイメージ画像

トゴと同じ雄の仔牛革で、手触りが柔らかくしなやかなものをスイフト(ヴォースイフト)と呼びます。

革目が控えめで色味が出やすく、ライトな使用感と適度な高級感を合わせもった素材です。

その他の革

バーキンでは定番の牛革以外にも、さまざまなレザーが使われています。なかにはとても珍しい種類の革もあり、そうした商品はさらに高値で取引されます。

オーストリッチ

「オーストリッチ」のイメージ画像

ダチョウの革「オーストリッチ」も、バーキン素材として人気の高級レザーです。

「クィル」と呼ばれる、羽毛を抜いた跡にできる独特の模様が最大の特徴。カラー展開もしやすく、自然に形成される斑紋とあいまってオリジナリティを楽しみやすい素材といえます。

リザード

「リザード」のイメージ画像

トカゲ革のリザードは、キメの細かい斑紋とつややかな光沢が魅力です。

バーキンではレッドなどオレンジなど鮮明色のモデルに使われることも多く、個性を引き立たせたい人におすすめの素材です。

アリゲーター

「アリゲーター」のイメージ画像

ワニ革にもいくつか種類があり、アリゲーターはミシシッピワニとも呼ばれるアメリカアリゲーターを使用しています。

 

ワニ革には通常、班目の中に「穿孔」という点状の模様が入っていますが、アリゲーターにはそれがありません。生息地のアメリカでは法的保護の対象となっているため、入手数には限りがあり、希少な素材となっています。

クロコダイル

「クロコダイル」のイメージ画像

ワニ革のなかでも、最高級とされるのがスモールクロコダイルの「ポロサス」です。

均整の取れた四角いウロコ模様が印象的で、光沢のある「シャイン」と光沢のない「マット」と大きく2つの仕上げ方法がありますが、どちらもたいへん希少かつ高価となっています。

【素材×カラー】おすすめ11選

バーキンは素材だけでなくカラーバリエーションも豊富。とくに、特定の素材と色の組み合わせが定番となっているモデルも多く、バーキンを知るうえで重要なポイントとなっています。

1.【トゴ×ブラック】

「1.【トゴ×ブラック】」のイメージ画像

雄の子牛革を使用したトゴはほど良い柔らかさがありながら傷汚れには強い素材です。

トゴ×ブラックの組み合わせはバーキンの中でも最も定番で人気のため、中古価格も落ちにくい特長があります。

2.【トゴ×エトゥープ】

「2.【トゴ×エトゥープ】」のイメージ画像

圧倒的人気のトゴは、無難で肌馴染みの良いカラーがとりわけ人気です。

定番の素材とカラーをチョイスすれば、一生使えるのでおすすめ。グレージュカラーのエトゥープは、大人の女性にぴったりです。

3.【トリヨンクレマンス×コバルトブルー】

「3.【トリヨンクレマンス×コバルトブルー】」のイメージ画像

出典元:https://item.rakuten.co.jp/daisinyoko/19-3902/

トゴに続いて人気の素材のトリヨンクレマンス。

トゴより革目は若干大きめで、トゴ以上にしなやかな柔らかさが特徴です。見た目にも極上の柔和な風合いがあり、女性らしい素材といえるでしょう。ビビッドなカラーであっても、くどくないふんわりとした雰囲気に見せることができます。

4.【ヴォーエプソン×ローズパープル】

「4.【ヴォーエプソン×ローズパープル】」のイメージ画像

「トゴ」「トリヨンクレマンス」と並んで、バーキンの3大人気素材であるヴォーエプソン。

上記2つとはうって変わって硬い質感で、見た目にもしっかりとした素材感があり、自立しやすく型崩れしません。はっきりとしたローズパープルは、少女らしさと大人っぽさを併せ持ち、硬めのヴォーエプソンの質感よってカッコ良さも演出できます。

5.【ヴォーエプソン×ブルーアトール】

「5.【ヴォーエプソン×ブルーアトール】」のイメージ画像

キメの細やかなエプソンに爽やかなブルーアトールの組み合わせは、春や夏の明るい季節にピッタリ

アトール(atoll)とはフランス語で環礁という意味で、名前のとおり南洋の美しいサンゴ礁を思わせる快活な印象になります。

6.【フィヨルド×ナチュラルサブレ】

「6.【フィヨルド×ナチュラルサブレ】」のイメージ画像

出典元:https://item.rakuten.co.jp/life-time/2c0050soei6/

フィヨルドはトゴより柔らかく、クレマンスよりは硬さが感じられる丁度良い質感です。

防水性が高めで、普段使いに向いています。明るめなナチュラルサブレと組み合わせればデイリーバッグになります。

7.【ボックスカーフ×ブラウン系】

「7.【ボックスカーフ×ブラウン系】」のイメージ画像

型押しがされていないフラットな見え方が特徴的なボックスカーフは、牛革の中でも最も高級とされています。

横筋の繊細な模様によって美しい光沢を存分に感じられ、シンプルでありながら重厚な高級感を醸し出す逸品です。ブラウンやキャメル系のカラーで、クラシックな雰囲気を演出できるでしょう。

8.【オーストリッチ×レッド系】

「8.【オーストリッチ×レッド系】」のイメージ画像

エルメス最高級の素材であり、希少価値がとても高い為そうそう手に入ることがないオーストリッチ。

水玉のような模様は、実は羽毛を抜いて作られています。軽さと耐久性があり、意外にも使いやすい素材。強めのレッド系と組み合わせればシンプルなデザインでありながら抜群の個性を発揮できます。

9.【クロコダイルニロティカス×ブルーマリン】

「9.【クロコダイルニロティカス×ブルーマリン】」のイメージ画像

定番では物足りないという方には、高級感や派手感が際立つワニ革がおすすめ。

カラーの選び方次第でも、見え方が大きく変わる素材ですが、落ち着いたブルーマリンにすることでシックにまとまりフォーマルでも違和感なく持つことができます

10.【クロコダイルポロサス×フューシャピンク】

「10.【クロコダイルポロサス×フューシャピンク】」のイメージ画像

クロコダイルはアリゲーターより斑目が小さいことが特徴。

ブラックなどの無難なカラーも良いけれど、アイコニックに主張できるビビッドなカラーでさらに存在感を強調できます。

11.【トワルアッシュ×イエローステッチ】

「11.【トワルアッシュ×イエローステッチ】」のイメージ画像

画像引用 amazon

エルメスの様々なアイテムに使われ人気の高いトワルアッシュ。

高級感漂うバーキンも、キャンバス素材のトワルアッシュのナチュラルさで一気にカジュアル仕様になります。

番外編【パーソナルオーダー】

「番外編【パーソナルオーダー】」のイメージ画像

自分だけのオリジナルなバーキンが欲しいという方には、「パーソナルオーダー」というオーダーメイドもあります。

ただし、費用さえあれば誰でもできるというわけではありません。日ごろからエルメスと親しく付き合いがあり、上顧客と認められて初めてその希望は叶えられます。

素材もカラーも自分好みで、世界にひとつしかないオーダーメイドのバーキンともなれば、ステータス中のステータスといえるでしょう。

資産価値も高い!?

通常、バッグは使用していれば徐々にほころびが生じ、時間とともに価値は下がっていくもの。

 

年数を経ることでプレミアが付く商品もありますが、それも限定モデルなど特定の製品に限られることがしばしばです。

ところが、バーキンについては総じて中古でも値下がりしにくいという特殊な傾向があります。そのため、バーキンは金やプラチナのような現物資産としての価値を見出すことも可能。ここで、バーキンの資産としての価値をお話していきます。

価値が下がらない理由

そもそも、バーキンはなぜ中古でも価値が低下しないのでしょうか。まずはその理由について説明します。

需要が供給を大きく上回っているから

これまで繰り返し述べてきたとおり、バーキンは製造される絶対数が圧倒的に少ない商品です。

その希少性に対して、人気やステータス性があまりに絶大なため、他の有名ブランドと比較しても需要と供給のバランスがとみに傾いています。中古でも新品と同様に買い手がつくことから、バーキンの価値は常に下がりにくい状況となっています。

限られた顧客しか購入できないから

需要が供給を上回っているというだけなら、有名ブランドなら往々にして見られる現象といえるでしょう。バーキンがさらに特殊なのは、正規品を購入できるのはエルメスの上得意様のみという点です。

したがって、正規店との付き合いのない一般人がバーキンを手にするためには、中古品を探すしかありません。中古市場での売買がさかんであることも、バーキンの資産価値に大きく影響しています。

買取額が定価を超えることも

正規品を購入できる人が限られていることから、エルメスのお得意様ではない一般人にとって、バーキンの中古品は正規品と変わらない価値をもっています。それどころか、買取額が定価を上回ることも少なくありません

とくに新品は手にすること自体が珍しいため、買取に出せばまず定価以上の値が付きます。そのほか、人気のシリーズや限定モデルなどであれば、やはり高額での査定が期待できます。

定価の2倍!?超希少なワニ革

「定価の2倍!?超希少なワニ革」のイメージ画像

なかでも高値が付きやすいのが、希少なワニ革のバーキンです。

クロコダイルのなかでも前出のポロサスのような希少中の希少素材ともなれば、定価でも定番商品の2~3倍、中古市場ではさらに定価の2倍近い価格で取引されています。

バーキンの定価【2020年最新版】

参考までに日本でもっともポピュラーなバーキン30の定価がこちらです。

※2019年2月の価格改定以降の最新定価(2020年11月現在)

 

【バーキン30定価】

素材 定価(税込み)
ヴォーエプソン ¥1,441,000
トゴ ¥1,452,000
トリヨンクレマンス ¥1,452,000
スイフト ¥1,480,000
リザード ¥2,398,000
オーストリッチ ¥3,025,000
クロコダイル アリゲーター ¥6,435,000
クロコダイル ニロティカス ¥6,435,000
クロコダイル ポロサス ¥7,799,000

 

バーキンの参考査定金額

バーキンを中古で買取査定に出した場合の参考金額がこちらです。

 

素材

概要

査定額(例)

トゴ

ローズティリアン

中古Aランク

30センチ

115万円

トリヨンクレマンス

ブラック

中古Aランク

35センチ

100万円

トリヨンクレマンス

ブルージーン

中古Aランク

30センチ

95万円

※実際の査定額は、バッグの状態や素材、色などで異なります。

失敗しない!バーキンの購入方法

ここまで記事をお読み頂いた皆さんの中には、本気でバーキンが欲しくなってきた方もいらっしゃるのではないでしょうか・・・!?

 

「憧れを憧れのままで終わらせたくない!」

 

そんな方へ向けて、最後に間違いのないバーキンの購入方法をご紹介します。

正規店で買う方法

「正規店で買う方法」のイメージ画像

正規店で新品が買えればそれに越したことはありません。ですが、ご存じのとおりバーキンをエルメス正規店で購入するには高いハードルがあります。簡単に言えば、「このお客様にならバーキンを紹介しても大丈夫」とお店側に認識してもらわなければなりません。

まずはエルメスの顧客登録をする

優良な顧客と認知してもらうための第一歩として、まずは「顧客登録」をしましょう。

顧客登録すると番号をもらうことができ、以降の購入や修理などの際はその番号でスムーズに対応してもらえるようになります。

同じ店に通って店員さんと親しくなる

エルメスの商品をたくさん購入すれば、上得意様としてバーキンも紹介してもらえるかというと、そうとは限りません。バーキンはエルメスの看板商品ですから、それを託すのにふさわしいパーソナリティを具えていることも示す必要があります。

そのためには、やみくもに商品に手を伸ばすのではなく、きちんと店員とコミュニケーションをとることが大切。店員さんと親しくなり、自分の好みを共有することができれば、自然とおすすめの商品を紹介してもらえるようになるでしょう。

半年に1個しか買うことができない

こちらは晴れて正規品を購入できたあとの話になりますが、エルメスではバーキンの販売数に制限を設けています。生産数が著しく少ないことによる措置で、1人につき半年に1個しか購入できません

正規店以外で買う方法

「正規店以外で買う方法」のイメージ画像

もっと手軽にバーキンを手にしたいという場合は、正規店以外のルートを利用することになります。

中古品取扱い店で買う

中古品を探すとしても、やはりいつでもある商品というわけではないので、店舗を足で巡っても必ず見つかるとは限りません。すぐに、確実に欲しいというのであれば、ネット通販が有効です。

ただし、実物を見ずに購入するのは、当然ながら偽物をつかまされるリスクもあります。

サイトによっては鑑定書付きの商品を販売していたり、店頭で実物を見てから判断したりできるところもあります。希少なバーキンですから気持ちが逸ってしまいがちですが、信頼できる業者かどうか、しっかり見極めることが重要です。

【NG】ネットオークションで買う ×おすすめしません×

近年では、ネットオークションに高級ブランド品が出品されることも少なくありません。相場を押さえたうえで上手に利用すれば、中古業者から購入するよりも安く買える可能性もあります。

とはいえ、真贋はすべて自分で判定しなければならないため、ネット通販以上に高リスクといえるでしょう。出品者側も、多くが一般消費者のため、本人も知らずに贋作を売り出しているという可能性もございます。

特にバーキンは100万以上と高額商品で、偽物を買ってしまったときの経済的・精神的損失は並みのブランド品の比ではありません。

一般ユーザーの方にバーキンのネットオークションでの購入はオススメできません。

まとめ

最高峰の高級バッグであるエルメスのバーキンについて、ご紹介してきました。

 

漠然としていたバーキンのイメージが多少は具体化されたでしょうか?

 

私個人的にバーキンには「所有する楽しみ」のほかにも、いつかは手に入れたいと「憧れる楽しみ」もあると思います。分かりやすく例えるならば、美しい有名女優に対する憧れに似ているでしょうか。

 

一般ユーザーが現実的に購入するのはなかなか難しいけれど、エルメスのバーキンは昔も今も、世界中の女性たちの熱いまなざしを集め続ける至高のバッグなのです。

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