腕時計に使用される主な素材について|素材別の買取事情も解説

作成日:2021年03月09日
最終更新日:2021年03月09日

時計

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腕時計の種類は実に千差万別。デザインも異なれば使っている素材も様々あります。腕時計を選ぶうえで素材は欠かせないポイントでもありますので今回は腕時計に使われている代表的な素材とその特徴、また素材別の査定ポイントや買取事情についても解説しています。素材別にどういった特徴があるのか知っておく事で売却時に高く売れる事にもつながりますので是非知っておきましょう。

時計に使用される素材の代表例

早速ですが時計に使用される主な素材とそれぞれの買取事情についてまとめました。

王道のステンレススティール(SS)

「王道のステンレススティール(SS)」のイメージ画像

腕時計に最も多く使われているのがステンレススティール(SS)でクロム・ニッケル・鉄などの成分で作り上げているため錆びにくく、硬度が高いのも特徴。

安定した耐久性が維持できるため、高級腕時計から一般的な腕時計まで幅広く使われています。しかし高級腕時計と一般腕時計では、使用されているステンレススチールの種類が異なります。

一般的な腕時計で使われているステンレススチールは「SUS304」という種類のもの。「SUS304」でも十分な強度があり優れた種類のため、一般的に多く使われています。

高級腕時計に使われているステンレススチールは「SUS904L」「SUS316L」といった、より高品質な種類です

ステンレス素材の時計買取事情

ステンレス素材は幅広いモデルに使われているという事もあり、最も買取が多い素材でもあります。ステンレス素材の特徴にキズが付きにくいという点がありますが使っていくにつれて細かい傷は必ずつきます。しかしステンレス素材は磨き仕上げが容易にでき、磨き仕上げをすることによって新品に近い状態になるという事もあり状態によってそこまで査定額が変わらないのが現状です。買取という目線から見てもステンレス素材の時計は最もオススメな素材です。

軽い着け心地の「チタン」

「軽い着け心地の「チタン」」のイメージ画像

画像引用 セイコー公式HP

希少金属であるチタンは、表面に強力な酸化被膜を作るため錆びにくく、優れた強度を誇ります。

日常生活での汗水や衝撃はもちろん、海水につけても錆びません。ステンレススチールと比べるとチタンは生体適合性が高いとされており、金属アレルギーが起こりにくいのも特徴のひとつ。

しかし優れた強度の弱点として、加工がしづらいという点があげられます。現在ではチタンの加工技術も上がり、美しい仕上がりのチタン製ケースは増えつつあります。

チタン素材の時計買取事情

チタン素材は軽く強度も高いという点がありますが、傷は比較的付きやすい素材でモデルによってはキズが気になるモデルもあります。

そしてチタン素材の磨き仕上げは困難な為、買取の際キズがついていると減額になる場合が多いです。アレルギーが起りにくく軽いという特徴がありますが買取の際は安くなってしまう場合が多いのが現状です。

人々の憧れ『ゴールド』

「人々の憧れ『ゴールド』」のイメージ画像

ラグジュアリーな高級感のあるゴールドは、昔からたくさんの人が憧れを抱く存在。

他の金属にはない美しい存在感を放つため、高級腕時計の定番素材です。

ゴールドには、イエローゴールド・ピンクゴールド・ホワイトゴールドなどさまざまな種類がありブランドによってはレッドゴールド、ローズゴールドと言った種類も展開しています。

ゴールド素材の時計買取事情

ゴールド素材を使用している時計は元々の価格が高いという事もあり買取価格は全体的に高い傾向にあります。何十年も前のモデルで金を使っている時計の場合、中には時計の価値よりも金の価値が上回っている場合があります。特にここ数年金の価格が高騰しているという事もありそのような事例が増えてきていますが以前に比べて結果的には高く売れます。

古いゴールド素材の時計を高く売りたいという方は金相場をチェックして高い時期で売ることをオススメします。またゴールドの時計は柔らかい為傷はつきますがこちらもステンレス同様に磨き仕上げで綺麗にすることができますが、ステンレスより磨き仕上げの手間がかかるため状態によって万単位で査定額は変わります。

嫌味のない輝きを放つ「シルバー」

「嫌味のない輝きを放つ「シルバー」」のイメージ画像

数ある種類の中でも、独特のなめらかな白い輝きを放つシルバー。上品で嫌味のない質感であり、やわらかいため加工がしやすいのが特徴です。

腕時計になる前の懐中時計が主流だった時代から、たくさん利用されてきました。

シルバー素材の時計買取事情

シルバー素材の時計の買取はそこまで数自体はありませんが昔のカルティエのタンクなどには多く見られました。シルバー素材の時計の中には変色している物もありますが変色は査定の際影響しません。またシルバーはキズなどがつきやすいという点があり状態が良い時計に関しては思わぬ金額がつく場合もあります。

希少価値のある最上級の光沢「プラチナ」

「希少価値のある最上級の光沢「プラチナ」」のイメージ画像

プラチナは白金とも呼ばれ希少価値の高い金属です。

ゴールドよりもさらに格上の重量感のある高級素材であり、採掘量も少ないため価格もゴールドと比べて高くなります。加工がしやすく耐食性にも優れているため、長く愛用できます。

プラチナ素材の時計買取事情

プラチナを使った時計はゴールド素材の時計より基本的に高額ですが、素材の価値だけで見るとゴールド素材の方が高くその差は2倍程になっているのが現状です。以前はプラチナの時計は重たすぎるなどを理由にそこまで評価は高くありませんでしたが、最近の傾向としては希少性の高い時計は高額で取引されている事が多くプラチナ素材を使った時計は以前に比べて少なくなっている事から相場は上がっています。プラチナやゴールドの時計はコマだけでも万単位で値段がつきます。

金属よりも高い硬度を誇る『セラミック』

「金属よりも高い硬度を誇る『セラミック』」のイメージ画像

なめらかな風合いと軽量で高硬度が特徴のセラミックはステンレススチールよりも10倍以上の硬度があると言われています。硬度が高いため、加工を施すためには高い技術が必要とされる素材でセラミックを使っている代表的なモデルはシャネルのJ12です。

セラミック素材の時計買取事情

セラミック素材はキズが付きにくい為傷によって査定金額が変わるという事はほとんどありません。しかしセラミックは衝撃にそこまで強くないため、部分的に強い衝撃が加わった際かけたり割れたりする場合があります。部分修理ができない場合が多い為、割れたり欠けたりすると大幅な減額になる場合があります。

宇宙工学で活躍する「ザリウム」

傷がつきにくく、チタンよりも高硬度であるのが特徴のザリウム。

カーボン素材と同じく圧倒的な軽さと高硬度、耐食性・耐酸性が備わっているため非常に頑丈です。

美しい光沢があり、摩擦や変形にも強いため、宇宙工学でも多く使われています。

腕時計ケースで使われる素材の中では、最高クラスといえます。

ハリーウィンストンのオーシャンシリーズの中にザリウムを使っているモデルがあります。

ザリウム素材の時計買取事情

ザリウム素材の時計はそこまで数が多く出回っていないのが特徴です。チタンと同様に磨き仕上げが困難な場合が多いため傷がついている場合マイナス査定になる場合があります。

経年変化により味が出る「ブロンズ」

「経年変化により味が出る「ブロンズ」」のイメージ画像

画像引用 パネライ公式HP

銅像や10円玉にも使われている、銅合金の一種である青銅のブロンズ。

昔は高級腕時計に使うことは好まれませんでしたが、近年では経年による変化を楽しむ傾向となり、高級腕時計にも使われるようになりました。徐々に黒ずんで青緑へと変化していく様が楽しめます。

ブロンズ素材の時計は非常に珍しくパネライの一部にブロンズ素材の時計があります。

ブロンズ素材の時計買取事情

ブロンズ素材の時計はかなり数が少なく買取の相場は安定していないのが特徴です。また状態によっても査定金額が大幅に変わってきますので最も買取の評価が難しい素材とも言えます。

素材選びで重要なアレルギーとの関係

腕時計を身につけている間はケースやベルトが常に肌に触れるため、金属アレルギーに配慮する必要があります。

金属アレルギーの症状が出やすい素材は、コバルト・ニッケル・鉛・クロムがあげられます。

一般的には金属アレルギーを起こしやすい種類は、汗と反応しやすい「ニッケル」とされています。

ゴールドやシルバーなどの高級腕時計に使われる素材は、金属アレルギーは起こりくいとされていますが、中には高級素材でもアレルギーを起こす方もいます。

 

また安価な腕時計のケースには、メッキ仕上げとしてニッケルや鉛などの金属が使われていることも少なくありません。

肌が弱い方、金属アレルギーが心配な方は素材選びには注意しておきましょう。

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