ロレックス(ROLEX)やオメガ(OMEGA)といった高級腕時計は、高い値段でリセールできるというのが魅力のひとつです。大切な時計ですから、なるべく高値で売れるタイミングを把握してピークのときに売りたいもの。今回は時計の売り時、ベストな買取時期についてまとめました。
目次
高価買取を狙える売り時とは?6つのタイミング
時計がいくらで売れるかは、状態やモデル別の人気、製造された年代、付属品がどれだけ揃っているかなど、さまざまな要因がからんできます。こういった要因を現状から変えることは難しいものの、オーナーのコントロール次第で調整できる要素がひとつだけあります。それがタイミング、つまり売り時です。高額買取を狙える時期を押さえておきましょう。
円安のタイミング
ロレックス、オメガ、ウブロといった名だたる高級腕時計メーカーは、スイスに集中しています。つまり日本国内で出回っている製品はすべて輸入品であり、為替レートに影響されます。平たくいえば円高になったときに購入し、円安になったときはおすすめの買取時期です。
しかし円安になったからといって、すぐに買取価格に反映されるわけではありません。これは、円高になると輸入品の購入が鈍化し、愛好家が中古マーケットに流れることで中古品のニーズが増えるという仕組みだからです。そのため、中古マーケットでの購入が活発になり、全国的な在庫が不足するまで待つ必要があります。こういった性質がある以上、ニーズの少ないモデルは円安でも在庫が減りにくく、買取価格も変動しづらいというのは否めません。
各メーカーの定価が上がったタイミング
メーカー自身が時計の定価を上げたときも、売るタイミングとしてベストです。これには少々複雑な理由があります。まずメーカーが値上げを敢行したわけを考えると、「値上げをしても売れる」という判断をしたと考えられます。つまり、そのメーカーのニーズが高まっていると考えて、差し支えないでしょう。
また、定価が上がったということは、海外からの並行輸入品を扱う店にとっては、仕入れ値がアップしたということになります。仕入れ値が上がれば、必然として売り値も上げざるを得ません。そうすると全体的な相場が上がり、つられて買取価格もアップするというわけです。
近年値上げをしたメーカーには、オメガ、ロレックス、タグホイヤーなどがあります。値上げはおおぴっらにアナウンスされないので、自分の手で情報を拾っていきましょう。
SNSやテレビで話題になったタイミング
ブランドアイテムは「有名人・芸能人が身につけている」「SNSでトレンドになっていた」など、何かの拍子で突然人気が出ることがあります。最近だと、2020年にヒットした曲「香水」に後押しされて、ドルチェ&ガッバーナのフレグランスの売上が上がったことが話題になりました。こういった世間の動きや流行は、予測できるものではありません。しかし、流行や話題を敏感にチェックしていれば、売り時のチャンスをつかめる可能性は十分にあります。
また、こういった傾向はどちらかといえば中堅ブランドに見られるものです。オメガやロレックスといった、常に高値をキープしているようなハイブランドは流行の影響が少なく、世間で話題になったとしても影響はごくわずかです。
ボーナス時期や年末商戦になる冬のタイミング
高級腕時計の購入には、きっかけやタイミング、そして資金も必要です。価格としては決して安いものではありませんので、まとまった収入があったときに買おうと考える人は多いでしょう。そのため購買意欲が高まる、夏と冬のボーナス時期は狙い目です。
夏と冬のどちらかで迷ったら、冬のほうがより高く売れる可能性があります。冬のボーナス時期は、クリスマス商戦や年末商戦と重なるからです。クリスマスプレゼントとして購入を検討する人が増えるのはもちろんのこと、1年の締めくくりや新年の準備など、さまざまな目的を持った人が高級腕時計をチェックします。
入学・卒業や就職が増える春のタイミング
ボーナス時期以外では、3月から4月にかけての年度がかわるタイミングもおすすめです。この時期は、「目標としていた試験や学校に合格した」「学校を卒業した」「希望の企業に就職した」という理由で、お祝いや記念として腕時計を購入する人が集中しやすいといえます。
桜の咲く季節は、高級腕時計デビューの季節でもあります。親御さんが子どもへのプレゼントに購入することも多く、需要が高まります。
トレンドや流行によるタイミング
買取価格には、時計そのもののトレンドも関係してきます。これには、世間の流行にはあまり左右されないハイブランドでも無関係ではありません。たとえば新しいモデルが発表されたとき、「最新モデルより、すでに生産が終わっている時計のデザインのほうが魅力的なので、そちらを買いたい」と考える人が多ければ、必然的に旧モデルの価格が上がります。そういった流行と自分の売りたいモデルがマッチすれば、思わぬ高値で買い取ってもらえる可能性があります。
時計のカラーに注目すると、バブル期には今と違ってゴールドが人気でした。1990年代にはカシオの「G-SHOCK」が人気を集め、現在では定番のファッションアイテムとして定着しています。また、ケースのサイズやベルト部分のデザイン、文字盤のカラーなど、細かい部分にも流行があり、巷で人気が出れば買取価格にも影響を及ぼします。
「ロレックス」の売り時とは?
ロレックスといえば、リセールが活発なことでも有名で、中古価格や買取価格には常に注目が集まっています。いつ売ってもそれなりに高値ではありますが、真の売り時は一体いつなのでしょうか。
ベストな買取時期を知るために、はじめに相場をみてみましょう。ロレックスの相場は実のところ、2021年に入ってから上がっています。人気モデルのひとつ「コスモグラフ デイトナ 116500LN」の実勢価格は、2020年4月には250万円前後だったのがじわじわと上向きになり、2021年4月にはなんと400万円ほどになりました。つまり、この高値で取引されているタイミングこそがまさに売り時だといえるでしょう。
2020年といえば、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るった年です。ヨーロッパをはじめ多くの国でロックダウンが実施され、日本でもテレワークやステイホームが推奨され、消費や経済が低迷。スイスも例外ではなく、ロレックスの工場は長期にわたる休業を余儀なくされました。そのため生産数が減り、需要に対し供給が追いついていないのが高騰した原因のひとつだといわれています。そのため高級腕時計を扱う店舗では、在庫確保に必死になっています。
つまりこの歴史に残るような感染症の大流行も、ロレックスの根強い人気には致命傷となるような、打撃ではなかったといっても過言ではありません。ワクチンの供給が開始し、コロナ後の日常が見えてきた今後も、大幅に下落するような可能性はかなり低いでしょう。
高値買取が期待できる「ロレックス」の買取価格
ウォッチニアン買取専門店におけるロレックスの平均買取価格は、2021年1月がおよそ190万、2月がおよそ230万、3月がおよそ270万と、右肩上がりになっています。さらに最高買取金額は一千万円の大台を突破。2020年をみてみると、1月がおよそ90万円、一番高かった5月でもおよそ230万円ですので、その差は歴然です。高額買取を実現するには、タイミングが重要だとお分かりいただけたのではないでしょうか。
まとめ:時計の買取査定は「ウォッチニアン買取専門店」へお任せください
高級腕時計の売り時は、ボーナスが支給されるタイミングや年度末、さらにニーズが高まり価格が高騰している時などが傾向として挙げられます。こういった時期を狙って買取査定に出せば、買ったときの定価以上の買取価格がつくこともあります。
ロレックスやオメガ、ウブロなど人気アイテムの売却をお考えの方は、ぜひ一度ウォッチニアン買取専門店までご相談ください。当社ではどのブランドのどのモデルであっても国内外豊富な取引先からベストなルートを使い、業界トップクラスの買取価格を実現いたします。
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