高級ブランドとして世界のトップを走り続ける、ルイヴィトン。
1854年の創業から幾多のヒットアイテムを生み出し、止まることなく最先端のトレンドを発信しているブランド王者です。
新作を続々を世に輩出する中、廃盤となっていくアイテムも実は様々あります。
そんな廃盤アイテムであっても根強いコアなファンがいる事実もまた、ルイヴィトンが愛されている証でしょう。
今回は廃盤となってもなお愛用者が多数いる、ルイヴィトンのモンソーというアイテムの概要や魅力について詳しくフォーカスしていきます。
目次
ルイヴィトンのモンソーとは
ルイヴィトンのモンソーと聞いても、実際にピンと来る方は少ないかもしれません。
1986年発売のモンソーはビジネスバッグ・ハンドバッグとして1990年代も終わる頃に最もヒットしたアイテムです。
ミレニアムと呼ばれるこの時代には、街中でよく見られたバッグのようです。
モンソーの名の由来は、フランス・パリに今も所在するモンソー公園からきています。
クロード・モネや、ジョルジュ・ブラック、ギュスターヴ・カイユボットなどの多くの画家が題材にして描いた歴史ある公園です。
モンソーの特徴
モンソーはスクエアな形状で、とてもスタイリッシュなその様はこれぞルイヴィトンといった風格を感じさせます。
ビジネスユースを目的として作られたバッグですが、一般的なA4サイズのアタッシュケースよりも小ぶりな為、取り外し可能なショルダーで斜め掛けや肩掛けもでき、女性が身に着けてもしっくりくるサイズ感。
モンソーはメインターゲットのビジネスマンが使うバッグである為、そのこだわりは随所にみられます。
昔ながらのビジネスバッグによくある形の持ち手ですが、この太目の革がバッグが重くても負荷を感じにくい作りとなっています。
フラップ留め具部分の大きなゴールドプレートがバッグの印象を際立たせるポイントとなっており、この留め具はS字ロックとなっているので大事なものを守る防犯性の面で安心です。
フラップを開けると前面にポケットがあることで、サッと取り出したいスマートフォンやハンカチを収納するのに便利。
メイン収納に加えて、ジップ付きポケットもあり、非常に使いやすい作りは申し分ありません。
ルイヴィトン・モンソーは廃盤品となっている
ルイヴィトンのモンソーは現行では販売されておらず、廃盤となっているアイテムです。
それでも近年のヴィンテージ人気にともなって、今は手に入らないからこその需要が存在します。
クラシカルな外見を持つモンソーは、昔ながらのルイヴィトンの伝統を感じさせる高級感がある外見が魅力です。
デザイン的にモンソーに代わるアイテムというのが実はあまりないので、今でも愛用者や手に入れたい方は多くいるのです。
ですからリセールバリューも低くなく、一定数のファンに需要のあるアイテムだと言えます。
モンソーのライン展開とバリエーション
モンソーにはどんな種類やラインの商品があるのか、バリエーションを紹介します。
レディース向けのモンソーBB
出典元:https://www.rakuten.co.jp
サイズ:約横20×高さ16×奥行8cm
モンソーは主に男性をターゲットにしたビジネスバッグですが、ショルダーストラップを付けることやカラーのチョイス次第で女性でも可愛く使用できるアイテムです。
一定数の女性人気があったことから、レディース仕様のバッグとしてモンソーBBが2013年に発売されました。
デザイン機能は従来のモンソーと同じで、女性により合うサイズ感を考えられたのがモンソーBB。
クラシカルでカッチリとしたスクエアフォルムのバッグは、おしゃれな装いはもちろんのこと、肩掛けやクロスボディバッグとして身軽なデイリーユースとしてお使いいただけます。
モンソーBBのライン展開は、マットな質感に横に流れる波模様が特徴のエピ、つややかなエナメルのような光沢が特徴のヴェルニの2種類。
フラップ部分のプレートは、エピがシルバーカラー、ヴェルニがゴールドカラーとなっています。
ヴィトンの格式を感じる モンソー モノグラム
出典元:https://www.rakuten.co.jp
サイズ:約横27 cm×高さ21 cm×奥行7cm
ルイヴィトンの顔とも言えるモノグラムは最もオーソドックスなラインです。
発売当初から大人気のモンソーモノグラムは、スクエアのスタイリッシュな形状に落ち着いたブラウンカラー、誰もがひとめ見てわかるLVロゴのモノグラムエンボスが印象的。
シンプルでスタイリッシュな モンソー エピ
出典元:https://www.rakuten.co.jp
最もシンプルでスタイリッシュなモンソーは、こちらのモンソーエピ・ノワール(ブラック)でしょう。
ノワールは深海の溶岩をイメージしており、エピのセミマットな風合いを掛け合わせると確かに溶岩のような強くたくましい印象を受けますよね。
飽きにくく、男女どんな場でも使える無難でありながら万能なのが、モンソーエピかと思います。
日本未発売 ネオモンソー エピ
出典元:https://www.buyma.com
廃盤となっているモンソーですが、実は海外では新作が出ています。
それがこちらのネオモンソー。2019年に発売された最も新しいアイテムです。
3~4色のカラーを織り交ぜた、とてもカラフルでポップな印象ですが、モンソーのフォルムとデザイン、またエピに掛け合わせると程よいカジュアル感に落ち着きます。
カラー展開はブラック、ポピーレッド、ロイヤルブルー、サフランイエロー。日本未発売となっており、なかなかレアな商品です。
まとめ
今回はモンソーの魅力を掘り下げて紹介しましたがいかがだったでしょうか。
ルイヴィトンの数あるアイテムの中には、定番以外にも迷うほどの魅力を秘めたものがまだまだあります。
モンソーは流行のデザインではないものの、ヴィンテージ感漂うどこかレトロな風合いが魅力。
実際にビジネスシーンで使うというよりも、今はコーディネートに映えるアイテムとして密かではありますがまだまだファンに支持されています。