ロレックスは、歴史が長い腕時計ブランドであり、これまでに数多くのモデルを生産してきました。
ロレックスは、どのモデルも品質が高いのが特徴です。
しかし、これから同ブランドの腕時計を購入しようと考えている方の中には「せっかくなら人気モデルが欲しい」という方もいらっしゃるでしょう。
そこで、今回は人気のロレックス腕時計についてご紹介します。
モデルや型番別に、特徴や魅力を詳しく解説しますので、最後までご覧ください。
【モデル別】ロレックスの人気モデル
まずは、モデル別に2019年時点の「ロレックスの人気モデル」についてご紹介します。
気になるモデルがないか、以下からの内容をチェックしてみてください。
エクスプローラーⅡ
エクスプローラーⅡは、1971年に生まれたエクスプローラーⅠの上位モデルです。
同モデルは、探検家が身に着けることを想定して製造したモデルであり、過酷な環境下でも耐えられる耐久性・衝撃性・耐磁性が魅力です。
また、ケースの大きさは約40mmと、デイリー使いしやすいサイズ感で、探検家以外にも多くの愛用者がいます。
ちなみに、エクスプローラーⅡは、2代目から第2時間帯の表示が可能になりました。
デイトナ
デイトナは、ロレックスの中でも比較的人気の高いモデルで、スポーツタイプの一つです。
ロレックスは、1960年代に最初のデイトナを生産しました。
同モデルはロレックスで唯一の「クロノグラフモデル」でもあります。
また、72時間のパワーリザーブ(ゼンマイを巻き上げた後に動き続ける時間)ですので、2~3日程度であれば、家に置いておいても時計が止まる心配はありません。
デイトナは人気が高いモデルですので、資産価値も高く、中古でも定価より高額な値が付けられていることがあります。
サブマリーナデイト
ロレックスの中で、比較的人気が高いのが、デイト機能を搭載した「サブマリーナデイト」です。
サブマリーナデイトは、1953年に発表されました。
同モデルは、逆回転防止ベゼル(ガラス周りの腕時計の枠)や、耐蝕性に優れた「オイスタースチール」を使用したオイスターブレスレットを採用しています。
オイスタースチールは、宇宙航空や化学産業でも使用されている素材であり、耐久性や耐研磨性にも優れていますので、美しい状態を保ちやすいのが特徴です。
ちなみに、サブマリーナデイトのパワーリザーブは48時間です。
デイトジャスト
ロレックスのモデルの中でも高い人気を誇るのが、1945年に発表されたデイトジャストです。
シンプルで落ち着いたデザインでありながら、100m防水やディスク式日付表示機能(文字盤の小窓に数字が表れるタイプ)など、実用性の高いモデルです。
また、ベゼルの素材とブレスの素材、文字盤カラーなどのバリエーションが豊富なモデルで、様々な組み合わせの中から好みのものを選べます。
同モデルのケースサイズは、デイリー使いに適した36mmが主流です。
デイトジャスト41
デイトジャスト41は、ロレックスの中でも人気の高いモデルの一つです。
前項の「デイトジャスト」のケースサイズは36mmである一方、デイトジャストのケースサイズは41mmと大きめです。
デイトジャスト41は存在感があるモデルですので、周囲の方の目にとまりやすく、目立ちます。
また、同モデルは100m防水で、日常使いしやすい実用性も魅力です。
ヨットマスター
ヨットマスターは、マリンスポーツを楽しむ方向けに発表されたロレックスのモデルです。
ヨットマスターは、1992年に発表されたモデルで、両方向回転式の回転ベゼルや、ベゼルの目盛りがエンボス加工されていることなどが話題になりました。
さらに、ケースや針にホワイトゴールドを使用していて、スポーツウォッチでありながら高級腕時計に分類されます。
ヨットマスターは販売開始当初、ホワイトゴールドを使用したモデルのみでした。
しかし、あまりの人気ぶりに、その後「ロレゾール」「ロレジウム」「オイスターフレックスブレスレット」など、ロレックス独自の素材を使用したモデルも販売するようになったのです。
GMTマスター
GMTマスターは、ロレックスで唯一の「パイロットウォッチ」です。
同モデルは異なる2つの国(都市)の時間を把握できる腕時計で、パイロットが出発地と目的地の時間を確認するのに重宝しました。
GMTマスターのファーストモデルは1955年に誕生し、パイロットから高い評価を得ました。
その後、富裕層からの要望もあり、ゴールドモデルが展開されるようになりました。
GMTマスターは、よりステータス性が高まり、モデルチェンジを繰り返しながら実用性の高い腕時計へと改良されていきました。
ちなみに、GMTマスターのケースサイズは、ファーストモデルが38mmとロレックスではやや小さめです。
その後発表された第二世代以降のケースサイズは40mmです。
GMTマスターⅡ
GMTマスターⅡは、ロレックスが展開するパイロットウォッチの一つです。
GMTマスターⅡは、ステンレス素材を使用していて、ケースサイズは40mmと、GMTマスターと大差ありません。
前項の「GMTマスター」は、2か国の時間帯を同時表示できるのが特徴でしたが、GMTマスターⅡは、同時に3か国の時間帯を表示できます。
また、100m防水ですので、天気の影響を受けやすい職業の方や、水仕事をする方でも安心して身に着けられます。
ヨットマスター ロレジウム
「ヨットマスター ロレジウム」は、1999年に発表されたスポーツモデルです。
同モデルはステンレスだけではなく、ベゼルディスク(時計の枠の表面)とダイヤルにプラチナ素材の部品も使用していて、富裕層に向けた高級腕時計です。
しかし、プラチナの部品を使用した高級モデルでありながら、価格はステンレスモデルと大差ありません。
また、ヨットマスター ロレジウムの文字盤色は、「シルバー」「ブルー」「ダークロジウム」の3種類を展開しています。
オイスター パーペチュアル
ロレックスの中でオーソドックスなモデルでもあるのが「オイスター パーペチュアル」です。
同モデルはオイスターケース(機密性の高い完全防水ケース)と、パーペチュアル(自動でゼンマイを巻く機能)を採用した時計で、防水性や防塵性に優れています。
ケースサイズは39mmと、主張しすぎない大きさですので、悪目立ちすることがありません。
同モデルのパワーリザーブは約48時間で、使い勝手の良い腕時計です。
しかし、日付表示機能を搭載していませんので、腕時計で日付を確認する習慣がある方は注意が必要です。
【型番別】人気のロレックス
ここからは、型番別の人気ロレックスについてご紹介します。
2019年時点で、どんな腕時計が人気を集めているのか、参考にしてみてください。
エクスプローラー Ref214270
エクスプローラー Ref214270は、先行モデルから様々な改良が加えられ、より使いやすくなった腕時計です。
例えば、ケースサイズは先行モデルよりも一回り大きくなった39mm、夜光塗料にクロノマイトを採用して発光持続時間が長くなりました。
なお、エクスプローラー Ref214270は、先行モデルの基本スペックをそのまま継承しつつ、パラフレックスショックアブソーバ構造を採用、より強固な腕時計となりました。
サブマリーナ デイト Ref116610LN
サブマリーナ デイト Ref116610LNは、2010年に誕生した、ロレックスの中でも比較的新しい腕時計です。
ロレックス独自の機構である「ブルーパラクロムヒゲゼンマイ」を採用していますので、耐磁性や耐衝撃性に優れています。
また、サブマリーナ デイト Ref116610LNはダイバーズウォッチの一つで、300m防水を誇ります。
ちなみに、素材はケースとベルトにステンレス、ベゼルにセラミックを使用しています。
コスモグラフ デイトナ Ref116500LN(黒/白文字盤)
コスモグラフ デイトナ Ref116500LNは、2016年に発表された腕時計です。
最大の特徴は、ロレックスが特許を取得した「セラクロムベゼル」で、耐傷性及び耐紫外線性に優れています。
さらに、プラチナコーティングも施され、見た目の美しさも大きな魅力です。
ケースサイズは40mmで視認性も良く、クロノメーターに求められる基準の2倍以上の精度、300m防水など、ダイバーズウォッチとしての基本的なスペックが揃っています。
サブマリーナ Ref114060
サブマリーナ Ref114060は、2012年に誕生したサブマリーナモデルです。
工具不要でブレスの長さを調節できるのが特徴です。
また、耐磁性・耐蝕性に優れたパラクロムヒゲゼンマイを採用しています。
さらに、サブマリーナ Ref114060は、潜水時間を計測したり、減圧停止時の分数を確認できるのが魅力です。
ちなみに、ケースとブレスにはステンレス素材、ベゼルにセラミック製の逆回転ベゼルを使用しています。
エクスプローラーII Ref216570(黒/白文字盤)
エクスプローラーII Ref216570は、2011年に販売されたロレックスの人気腕時計です。
性能に優れていて、100m防水や約48時間のパワーリザーブ、夜光塗料の発光時間は約8時間と使い勝手の良いスポーツモデルです。
また、24時間針は「オレンジカラー」が採用されていて、斬新かつ意匠性の高さが話題を集めています。
ムーブメントにはブルーパラクロムヒゲゼンマイを使用しているうえに、特許技術である「パラフレックス・ショック・アブソーバ(耐震特許技術)」を備えていて、駆動の安定性は抜群です。
グリーン サブマリーナ デイト Ref116610LV
グリーン サブマリーナ デイト Ref116610LVは、ベゼルと文字盤が深みのあるグリーンカラーの腕時計です。
ダイバーズウォッチの一つで、サブマリーナの特徴である「逆回転防止ベゼル」や、300m防水などの機能を備えています。
また、グリーン サブマリーナ デイト Ref116610LVの素材は、ケースにステンレスを、ベルトにはオイスタースチールをと、それぞれ異なるものを使っています。
なお、同モデルのパワーリザーブは約48時間です。
サブマリーナ デイト Ref116613LB
ロレックスの人気アイテムの一つが「サブマリーナ デイト Ref116613LB」です。
ダイバーズウォッチであるものの、イエローゴールドとステンレス素材が採用されたケースとブレスレットには高級感が漂います。
サブマリーナ デイト Ref116613LBは、文字盤とベゼルがブルーです。
ゴールド×ステンレスとブルーの組み合わせが特徴的で、全体的に爽やかさも感じます。
夜光塗料は長時間発光タイプですし、ブレスレットは工具不要、自分で長さ調節できるものですので、使いやすさは抜群です。
ヨットマスター ロレジウム Ref116622
ヨットマスター ロレジウム Ref116622は、2012年から販売されているロレックスのハイエンドモデルです。
ケースにステンレス、ベゼルディスク(時計の枠表面)にプラチナを使用した腕時計で、スタイリッシュで都会的な雰囲気を感じます。
また、ベゼルは両方向回転ベゼルを搭載していて、素材はプラチナ、エンボス加工が高級感を漂わせます。
バックルは5mm延長できるパーツ(イージーリンク)を使用しています。
また、ヨットマスター ロレジウム Ref116622のケースサイズは40mmですので、あらゆる体型にも合うのが魅力です。
デイトジャスト Ref116234
ロレックスの中でも長い人気を誇るのが、「デイトジャスト Ref116234」です。
同モデルは、ロレックスを代表するドレスウォッチでもあり、美しいカッティングや18Kホワイトゴールドのベゼルが目を引きます。
また、インデックスと針に夜光塗料が塗布されていますので、暗闇の中での視認性も抜群です。
ケースサイズは36mmとロレックスの腕時計の中では、比較的小さめです。
GMTマスターII Ref116710LN
GMTマスターII Ref116710LNは、3か国の時間を同時に把握できるのが特徴の腕時計です。
同モデルは、耐磁性に優れたパラクロムヒゲゼンマイを搭載していますし、ブレスはステンレス無垢のコマを使用しているので耐久性にも優れています。
また、グリーンの24時間針がアクセントになり、洗練された印象を感じる時計です。
なお、GMTマスターII Ref116710LNは、GMTマスターⅡの多くの素材・カラーバリエーションの中でも、特に使いやすいと人気が高いモデルです。
2020年に人気を集めているロレックス
2020年に人気を集めているロレックスは何なのでしょうか。
ここからは、最新の人気腕時計を知りたい方に向けて、2020年1月時点の情報をご紹介します。
コスモグラフ デイトナ Ref116500LN
コスモグラフ デイトナ Ref116500LNは、2016年の発売以来人気を誇る腕時計ですが、2020年でもその需要は衰えていません。
リューズには、防水性を高める「トリプルロックリューズ」を採用しています。
また、同モデルで使用している夜光塗料は、ブルーに発光するクロマライトで、発光持続時間は8時間です。
さらに、コスモグラフ デイトナ Ref116500LNには、スモールセコンド(秒表示機能)を搭載していますので、秒単位で時間を確認したいときに便利です。
エクスプローラー Ref214270
2020年でも人気を博し続けているロレックスの時計として挙げられるのが「エクスプローラー Ref214270」です。
同モデルはスポーツモデルの一つで、耐衝撃性の高さが注目ポイントです。
また、ブルーパラクロムヒゲゼンマイの採用により、耐磁性や耐久性はもちろんのこと、性能の高さも先行モデルよりも優れています。
さらに、バックルは工具なしで5mm単位の微調整が可能ですので、気軽にサイズ調整ができますし、ピッタリのサイズで身に着けられます。
サブマリーナ Ref114060
サブマリーナ Ref114060は、ロレックス定番のモデルの一つです。
同モデルには、ロレックスが開発した耐磁性・耐衝撃性に優れた「パラクロムヒゲゼンマイ」を使用しています。
同モデルのベゼルの目盛りには、プラチナコーティングが施されています。
また、潜水時間や減圧停止の分数を確認できるのが特徴です。
サブマリーナ Ref114060は300m防水ですので、海や川などのレジャーでも気兼ねなく使用できます。
シードゥエラー Ref126600
「シードゥエラー Ref126600」は、文字盤のロゴにレッドカラーを採用した腕時計です。
ケースサイズは43mmと比較的で大きめで、はっきりとした見た目、男性的・パワフルなイメージが特徴です。
また、シードゥエラー Ref126600は、ダイバーズウォッチですので、防水性が高く「1220m防水」を誇り、さらにパワーリザーブはおよそ70時間です。
同モデルのケースやベルトにはステンレス素材、ベゼルにはセラミックを使用しています。
サブマリーナ デイト Ref116610LN
「サブマリーナ デイト Ref116610LN」は、2010年に誕生した比較的新しいモデルです。
300m防水やといった基本的なスペックを維持しつつ、ベゼルは「セラミック製」の逆回転防止タイプを採用しています。
また、風防(ガラス面)にはサファイヤクリスタルを使用していますので、文字盤が見やすく耐久性にも優れています。
GMTマスターII Ref126710BLNR
2020年、人気のロレックスとして挙げられるのが「GMTマスターII Ref126710BLNR」です。
同モデルは、スポーツモデルの一つで、2019年に発表された新しいGMTマスターⅡです。
最大で、第三時間帯を一度に把握できます。
パワーリザーブは約70時間ですので、2~3日程度であれば身に着けていなくても、時計が止まってしまうことはありません。
セラクロム製ベゼルならではの高級感ある光沢も、人気を集める要因の一つとなりました。
GMTマスターII Ref126710BLRO
人気のロレックスの一つが、2019年に発表した「GMTマスターII Ref126710BLRO」です。
GMTマスターII Ref126710BLROは、第二時間帯及び第三時間帯を同時に確認できるのが特徴です。
ロレックスのスポーツモデルには珍しい「ジュビリーブレスレット(コマが細かいブレスレット)」も採用していて、高級感だけではなく付け心地の良さも魅力です。
サブマリーナ ノンデイト Ref114060
「サブマリーナ ノンデイト Ref114060」は、デイト機能がないサブマリーナモデルです。
同モデルには、文字盤に日付表示窓がありませんので、シンプルでクラシックな印象を感じます。
ベゼルはセラミック製の逆回転防止ベゼルを採用していて、さらに300m防水です。
また、パワーリザーブは48時間、重量は約159gといった点でも。日常的に使いやすいスペックを備えています。
まとめ
今回は、人気のロレックスについてご紹介しました。
ロレックスは歴史の長い腕時計ブランドですので、現在までに数多くのアイテムを発表しています。
ロレックスの購入を検討している方は、今回ご紹介した人気の腕時計を参考にして、自分に合った商品を探してみてください。