宝石買取店が解説|紫色の宝石14種類まとめ

作成日:2020年04月03日
最終更新日:2023年07月26日

宝石

アメジストの指輪

出典:iStock

 

高貴、ミステリアス、神秘的といったイメージがある紫色は、女性にとって身に付けるのに少しだけ勇気がいる色でしょう。

 

洋服に紫を選ぶのはハードルが高いですが、アクセサリーとしてアクセント的に取り入れるのであれば手軽です。

 

紫色の宝石には、アメジストを筆頭に豊富な種類があります。

 

一口に紫色と言っても、ラベンダーのような紫、赤みの強い紫などカラーバリエーションの違いも楽しみのひとつ。

 

今回は紫色の宝石について、宝石買取店が詳しく解説します。

紫色のイメージや与える印象

古来から紫色は高貴な色、貴重な色として珍重されてきました。

 

情熱の赤と冷静の青が混ざり合った紫色は、感受性に優れ、インスピレーションを高める効果があります。

 

また、ラベンダーの花からも分かるように紫色には癒しのヒーリング効果もあります。

 

ファッションのコーディネートとして紫色を用いれば、高貴で上品な、凛とした印象を与えることができるでしょう。

 

希少な色でもありますので、個性をアピールしたい方にはぴったりなカラーが紫色です。

 

それでは紫色の宝石9種類をご紹介します。

紫色の宝石.1:アメシスト

「紫色の宝石.1:アメシスト」のイメージ画像

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紫色の宝石として、まっさきにイメージされるのはアメシストではないでしょうか。それくらい有名な紫色の宝石です。

 

「アメジスト」という呼び名でよく呼ばれますが、正式名称は「アメシスト」です。

和名は「紫水晶」と言い、透明感があり鮮やかな紫色の宝石です。

愛に関する石言葉を持つ、パワーストーンとしても人気があります。

紫水晶という名前からもわかるように、水晶(石英)の一種です。

世界最大の産地はブラジル南部ですが、品質的にはウルグアイ産のほうが高品質な石を算出しています。

 

アメシストが地熱などで熱せられたものが黄色い宝石である「シトリン」です。この加熱処理は人工的に行われることもあります。

アメシストは2月の誕生石としても知られており、石言葉は「真実の愛、誠実」などです。

紫色の宝石.2:タンザナイト

「紫色の宝石.2:タンザナイト」のイメージ画像

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「タンザニアの石」という意味を持つタンザナイトは、アフリカのタンザニアにあるメレラニ鉱山のみで産出される希少な宝石です。

色が変わる宝石としてはアレクサンドライトが有名ですが、タンザナイトも見る角度によって青や紫色が強くなる、多色性という特徴を持っています。

不思議な色合いを持つ、非常に神秘的な宝石です。

ゾイサイトという鉱物の一種で、ブルー・ゾイサイトとも呼ばれます。

硬度が低く壊れやすいのが特徴で、取り扱いには注意が必要です。

タンザナイトは12月の誕生石としても知られています。

石言葉は「高貴、冷静、空想」などです。

見る角度で色が変わるので、指輪として身に付けるのがおすすめです。

紫色の宝石.3:ヴァイオレットサファイヤ

「紫色の宝石.3:ヴァイオレットサファイヤ」のイメージ画像

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青い宝石として知られるサファイアは、語源もラテン語で青色を意味するsapphirus(サッピルス)に由来します。

和名も青玉(蒼玉)です。

青と言っても濃紺~青紫色で、色味によっては紫色に見えます。

市場に出回っているほとんどのサファイアは加熱処理をして鮮やかな色彩に変化させたものです。

サファイアの中でも、バイオレット系の色味を持つものを特にヴァイオレットサファイアと呼んでいます。

またルビーとサファイアは同じコランダムという鉱石で、赤系をルビー、青系がサファイアと呼びます。

11月の誕生石で、石言葉は「華麗なる変身」です。

紫色の宝石.4:ヴァイオレットモルガナイト

「紫色の宝石.4:ヴァイオレットモルガナイト」のイメージ画像

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モルガナイトは、ピンクから淡い紫色を持つ宝石で種類的にはベリル(緑柱石)の一種です。

ベリルは色によってさまざまな名前の宝石になるのが特徴で、エメラルドやアクアマリンもベリルの一種です。

無色〜色が薄い青・緑系 はベリル、ピンク・紫系はモルガナイト、赤系はレッドベリルと呼びます。

中でも特に青みを帯びた紫系の美しい色をした宝石を、ヴァイオレットモルガナイトと呼びます。

3月の誕生石で、石言葉は「謙虚、自立、清純」で、初々しいイメージを持つ宝石です。

紫色の宝石.5:アメトリン

「紫色の宝石.5:アメトリン」のイメージ画像

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あまり聞き馴染みがない宝石ですが、アメジストとシトリンがひとつになった宝石です。

2つはもともと石英という同じ鉱物のため、色の出方の具合でアメトリンになります。

天然のものはボリビアのアナイ鉱山で算出されるものに限られ、貴重なものです。

安価に出回っている多くが人工的に作られたものです。

2月の誕生石で、石言葉は「心身の癒し、愛情、ストレス軽減」など。

パワーストーンとしても人気で、ブレスレットとして身に付ける人も多いです。

紫色の宝石.6:湖水真珠(パール)

「紫色の宝石.6:湖水真珠(パール)」のイメージ画像

 

中国産の淡水真珠を、湖水真珠と呼ぶことがあります。

色は着色ではなく自然の色素によるもので、オレンジやホワイトもあります。

なかでも紫系の真珠は希少性が高く、白や黒の真珠が一般的なので、美しい紫色をした真珠はそれだけで印象に残ります。

6月の誕生石で、石言葉は「純粋無垢、健康、長寿」です。

紫色の宝石.7:スピネル

「紫色の宝石.7:スピネル」のイメージ画像

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スピネルは、赤、紫、青、オレンジ、黒と様々な色がある宝石です。

ルビーとの判別が難しいことから、長い間ルビーの偽物だと言われていましたが、現在では屈折度の違いで見分けることが出来ます。

一般的に赤いスピネルのほうが価値が高いので、紫のものはリーズナブルに手に入れられます。

深く透明感がある紫色が特長です。

8月の誕生石で、石言葉は「果敢、破邪」です。

自立した女性にぴったりの石言葉です。

紫色の宝石.8:ラベンダー翡翠(ヒスイ)

「紫色の宝石.8:ラベンダー翡翠(ヒスイ)」のイメージ画像

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一般的に翡翠は緑色の宝石ですが、チタンなどの不純物が混じることで紫系の色になることがあります。

特に薄い紫系のものを、ラベンダー翡翠と呼んでいます。

ぱっと見は翡翠だとは思われないほどクリーミーで不思議な紫色です。

5月の誕生石で、石言葉は「幸運、忍耐、調和」など。

柔らかな色味が魅力的で、シルバーと組み合わせたシンプルなペンダントなどがおすすめです。

紫色の宝石.9:ロードライトガーネット

「紫色の宝石.9:ロードライトガーネット」のイメージ画像

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ロードライトガーネットは、アルマンディン、パイロープという異なる2つの成分が混合してできた赤紫系の宝石です。

和名は薔薇柘榴石という、非常に美しい名前を持っています。その名の通り、薔薇のような、ザクロのような色が特徴です。

ガーネットは1月の誕生石で、石言葉は「勝利、貞操、不変の愛」です。

紫色の宝石.10:チャロアイト

「紫色の宝石.10:チャロアイト」のイメージ画像

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チャロアイトはヒーリングストーンとして人気の高い石で、「世界三大ヒーリングストーン」のひとつです。石言葉は「魅惑」。

 

美しいマーブル模様が特徴ですが、「チャロアイト」という名前は、ロシアのチャロ川流域で採れたことに由来するという説と、ロシア語で「魅了する」という意味の「charo」に由来するという説があります。

 

チャロアイトの美しい紫色を見ているだけで「魅了」という言葉はぴったりですし、どちらの説も説得力がありますね。

 

1978年になって鉱物として認定された比較的新しい宝石です。

紫色の宝石.11:スキャポライト

「紫色の宝石.11:スキャポライト」のイメージ画像

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スキャポライトは美しい光沢が魅力の宝石で、紫色以外にも黄色、青色、ピンク色、無色など多様なカラーバリエーションがあります。

 

特に紫色のスキャポライトはアメシストと非常に似ており、見分けるのが困難なほどです。

 

名前の由来はギリシャ語で柱を表す「scapos」から来ていて、和名でも「柱石」と呼ばれるように結晶は柱のような形状をしています。石言葉は「精神的な自立」「幸福感」などがあります。

紫色の宝石.12:ピーモンタイト

「紫色の宝石.12:ピーモンタイト」のイメージ画像

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「ピーモンタイト」はマンガンを多く含み、紫色~ピンク~紅色に発色しています。イタリア北部のピエモンテで発見されたことが名前の由来です。

 

日本でも埼玉県の長瀞などで産出されます。

紫色の宝石.13:スギライト

「紫色の宝石.13:スギライト」のイメージ画像

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「スギライト」は発見者の一人である日本の岩石学者「杉健一郎」博士にちなんで名付けられました。和名は「杉石」です。

 

本来は淡い褐色の石ですが、1980年の南アフリカでマンガンを含んだ紫色のスギライトが産出されるようになり、これが宝石として大変人気になったのです。ジュエリー加工は多くがカボションにカットされます。

紫色の宝石.14:パープルフローライト

「紫色の宝石.14:パープルフローライト」のイメージ画像

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フローライトは融材として用いたときに容易に溶けることから、ラテン語で流れるを意味する「Fluere(フルール)」から名付けられました。

 

和名は「蛍石」。その名の通り暗い場所で火にくべると蛍のように発光する珍しい特長があります。また紫外線にあてると発光反応を示すものもあります。

まとめ|紫色の宝石買取もおすすめ!正しい価値を知るなら宝石買取店へ

紫色の宝石は、凛とした大人の女性にぴったりです。

 

宝石を特徴や石言葉を理解した上で選ぶのは、また違った楽しさがあります。宝石によっては高額なものもありますが、紫色は若い女性はもちろん、年齢を重ねるほどにその魅力が向上するカラーです。

 

一生もののジュエリーにもなりますので、ぜひ自分が好むイメージ、なりたい自分に合った宝石を見つけて身に付けてみてはいかがでしょうか。

 

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