プラチナに施されている刻印にはいくつか種類があります。
その中でも、1960年頃まで日本で使用されていた「Pm」のみを刻印されたものがあります。
古い刻印である「Pm」とはそもそもどういった刻印なのか?買取はできるのか?などを解説します。
Pm刻印とは?
プラチナ刻印「Pt」「Pm」の歴史
現在一般的に使用されているプラチナの刻印は「Pt」、それ以前に使用されていたプラチナの刻印が「Pm」となっています。
どちらもプラチナを表すという意味では同じものですが、その特徴には違いがあります。
まず「Pm」が「Pt」に変わったきっかけは、1947年にプロメチウムという金属の元素が発見されたことにあります。
この元素が国際規格で「Pm」と定められたことにより、「Pm」が示すものがプロメチウムなのか、プラチナなのか判別がつかなくなってしまいました。そのため、プラチナを「Pt」と表記するようになったと言われています。
現在では、プロメチウムは放射線が出るためにほとんど使用されなくなりましたが、プラチナの呼称「Pt」は変わっていません。
プラチナ刻印「Pt」「Pm」の違い
「Pt」はプラチナの含有率が85%以上と、純度の高いものがジュエリーとして作られることが一般的です。
日本ジュエリー協会でも、プラチナの含有率が85%以上のものを「プラチナジュエリー」と呼ぶように定められています。
その種類は【Pt1000(100%)・Pt950(95%)・Pt900(90%)・Pt850(85%)】です。
それに対し「Pm」はプラチナを少しでも使用していれば打刻が可能であったため、純度の高いものから低いものまで、精度にバラつきがあることが特徴です。
日本では1960年頃まで使用されていた刻印で、古いものや海外で作られたものが多く見られます。
また、「Pm」の後に純度が刻印されている場合がありますが、実際には同等の純度であるかそれ以下であることが多いです。
Pm刻印を売るならウォッチニアン買取専門店へ
「Pt」のようにプラチナ純度の明確な規定が定められていないPm刻印は買取価格を算出しにくという理由から、一部の買取専門店では買取自体を断られることもあります。
ですが、一度断られたからといって買取ができないという訳ではないのです。
真贋知識と実績を兼ね備えた買取店であればPm刻印でもプラチナの純度をしっかりと調べ、買取査定をすることが可能です。
Pm刻印は、プラチナ自体の価値を見定められる査定力が必要とされますので買取店選びが大事ということです。
「Pm」の中には稀にシルバーに「Pm」を打刻したようなプラチナが含まれていない悪質なものも存在しますが、これらも鑑定の上で判別ができます。
ウォッチニアン買取専門店では古いもの、破損しているものなど、状態にかかわらずPm刻印製品の買取を行っています。
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