プラチナとホワイトゴールドと銀|色や特徴の違いを解説します

作成日:2020年09月03日
最終更新日:2020年09月03日

プラチナ

銀白色の指輪イメージ

 

アクセサリーやジュエリーを選ぶとき、デザインと同じくらい重要なのが素材です。素材ごとに色味や与える印象も異なり、価格も違ってきます。

 

今回は色味の似た「プラチナ」「ホワイトゴールド」「銀」それぞれの違いや特徴を解説します。

プラチナ・ホワイトゴールド・銀|色はどう違うのか?

この3種類の貴金属は、いずれも白っぽい銀色をしており、見た目が似ています。まったく同じデザインで素材だけが異なるジュエリーが並んでいたら、見分けがつかなくとも不思議ではありません。

 

とはいえ、色も輝きも寸分違わず同じというわけではなく、ニュアンスや印象は少しずつ違います。プラチナ・ホワイトゴールド・銀それぞれの色味や見た目の印象の違いについて解説します。

プラチナの色味

「プラチナの色味」のイメージ画像

画像引用 4℃公式HP

 

結婚指輪をはじめ、高級ジュエリーの素材として高い人気を誇るプラチナ。

 

エレガントさを感じさせる白銀色と、なめらかで控えめな輝きが魅力です。実は純度の高いプラチナはやや黒っぽく、シルバーと比べると知識がない人でも容易に見分けることができます。色味がグレーっぽいぶん大人っぽさがあり、上品で落ち着いた印象を与えます。

ホワイトゴールドの色味

「ホワイトゴールドの色味」のイメージ画像

画像引用 THE KISS 公式HP

 

ホワイトゴールドは、金をベースにした金合金です。

 

コーティングをしていない状態なら、ゴールドの黄色っぽさが出るため、プラチナやシルバーと間違えることはまずないでしょう。

 

ただ含まれる金の量が少なくなればなるほど白っぽくなり、見分けがつけづらくなります。また、ホワイトゴールドのジュエリーにはロジウムコーティングを施すのが一般的。ロジウムはプラチナとよく似た色を持つ白金族元素ですので、コーティングされていると区別が難しくなります。

 

コーティングのないナチュラルホワイトゴールドは、金のゴージャスさとシルバーの爽やかさを兼ね備えた雰囲気を持ちます。ロジウムコーティングのホワイトゴールドは、プラチナに似た上品さが魅力です。

シルバーの色味

「シルバーの色味」のイメージ画像

画像引用 amazon

 

シルバーは、この3つの貴金属の中で一番白っぽく明るい色合いをしています。

 

かといって必要以上に派手だとかギラギラしているわけではなく、シルバーのジュエリーは素肌にしっくりとなじみます。独特の白さと光沢が、美しさを感じさせると同時にクールな印象も与えます。

プラチナ・ホワイトゴールド・銀|それぞれの特徴

3種類の貴金属がそれぞれ持っている特徴を、「価格」「変色」「アレルギー」という3つのポイントから解説します。

価格の違い

「価格の違い」のイメージ画像

●プラチナ
プラチナを使ったジュエリーは、この3つの金属の中でもっとも高価です。プラチナは非常に希少性が高く、年間産出量はわずか200トン程度。さらに世界中の広い地域で採れる金とは異なり、産出場所もかなり限定的です。主要な産出国は南アフリカとロシアで、この2国で全体のおよそ8割を占めています。希少な貴金属であるがゆえに、価格はどうしても高くなります。

 

また、プラチナジュエリーは高価なプラチナを高い純度で使っているのが特徴です。プラチナを素材としたジュエリーは、純度が85%以上でないと「プラチナジュエリー」を名乗れません。一方で金を使ったジュエリーは、ポピュラーなK18でも純度75%で、それ以下の純度のものも存在します。

 

さらに、プラチナ合金に使う割り金(ベースとなる金属に混ぜる金属)にはパラジウムやルテニウムがよく使われますが、このうちのパラジウムはかなり高価です。こういったさまざまな要因がプラチナジュエリーの価格を押し上げています。

 

●ホワイトゴールド
ホワイトゴールドは、第一次世界大戦後のヨーロッパでプラチナの代用品として開発されたという経緯があり、プラチナジュエリーより安価です。代用品として用いられたのは、当時は金よりもプラチナが高価だったからですが、2015年ごろからは金の価格がプラチナの価格を上回るようになりました。ジュエリーの売買価格も金相場の影響を受けますので、プラチナジュエリーよりもリーズナブルだと言い切れなくなるかもしれません。ただ金合金は、K10など純度の高くないものもあり、金の配合率を変えることで価格を抑えることが可能です。

 

●シルバー
シルバーは3種類の内でもっともリーズナブルです。小売価格をみてみると、2020年8月の時点で金が1gあたり7300円程度、プラチナが3600円程度なのに対し、シルバーは100円前後。金との差は実に70倍以上と、相当なギャップがあります。

変色のしにくさや強度

「変色のしにくさや強度」のイメージ画像

●プラチナ
純粋なプラチナは変色・変質しない金属です。

 

プラチナでできたジュエリーが使っているうちに変色することはほぼありません。ただし金属にしてはやわらかく、硬さを示すビッカース硬さは50前後です。純プラチナは変形しやすく耐久性や強度に難があるため、強度を補うためと、加工性を高めるためにほかの金属(割金)を混ぜています。

 

プラチナの割金に使われるのはパラジウムやルテニウムで、いずれも変色しにくいため、変色に強いという特性を保ったまま強度を高めることが可能です。たとえば純度95%の合金にするとビッカース硬さは80程度まで上昇します。

 

●ホワイトゴールド
ホワイトゴールドのベースとして使われる金は、プラチナと同じく変色・変質しません。

 

金もプラチナと同じくやわらかい金属で、ビッカース硬さは22とかなり低めです。そのため、強度や耐久性を高めるために割り金が混ぜられます。

 

ホワイトゴールドに使われる割り金は、パラジウムやシルバーといった白っぽい金属です。これらの割り金によって絵の具を混ぜるように山吹色の金の色が薄まり、薄い金色をしたナチュラルホワイトゴールドが生まれます。強度を高めるための割り金が、色を調節する役割も果たしているというわけです。純度75%のホワイトゴールドのビッカース硬さは、120程度です。

 

また、パラジウムは変色しませんが、シルバーは変色します。金の純度が低く、シルバーが多く含まれているホワイトゴールドは、そのぶん変色のリスクがあります。

 

ロジウムコーティングが施されたホワイトゴールドの場合は、ベース素材がコーティングによって保護されますので変色のリスクはなくなります。

 

ただし、こすり傷などによるメッキ剥がれには注意が必要となります。

 

●シルバー
シルバーは酸化されにくいものの、硫化による変色が起こります。

 

硫化とは、物質が硫黄成分と化合すること。温泉に行くと、「シルバーアクセサリーは変色します」という掲示を見かけることがあります。これは、その温泉に硫黄成分が含まれているからです。実際に、硫黄成分が含まれている温泉にシルバーのジュエリーをつけて入ると、あっという間に真っ黒になります。シルバーは硫化しても還元反応を利用して元に戻すことができますが、気をつけるに越したことはありません。

 

銀のビッカース硬さは25程度で、こちらもやわらかいため、銅などを混ぜて硬度を上げます。純度92.5%で割り金に銅のみを使ったシルバーは、ビッカース硬さが100~120ほどになります。ただし銅は酸化される金属であり、変色の原因にもなるため注意が必要です。

 

 

アクセサリーの変色や対処法、お手入れ方法についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

関連記事:金やプラチナが錆びた!?変色の原因と自宅でできるお手入れ方法

アレルギーはでるのか

「アレルギーはでるのか」のイメージ画像

●プラチナ
プラチナそのものはアレルギーの原因になりにくいものの、割金として使われるパラジウムは、アレルギーの可能性があります。リスクを減らしたいのであれば、なるべく純度の高いプラチナ製品を選びましょう。

●ホワイトゴールド
ゴールドもアレルギーを起こしにくい金属です。ただしこちらにもパラジウムが使われているため、パラジウムでアレルギーが出る人にはおすすめできません。純度が低いものほど割り金が多く含まれますので、アレルギーのリスクも高くなります。

ロジウムコーティングが施されている場合は、コーティングにニッケルが使用されていないか注意しましょう。ニッケルは金属の中でももっとも金属アレルギーを引き起こしやすい素材です。

●シルバー
シルバーもアレルギーの原因になりにくい金属です。割り金によく使われる銅も同じくアレルギーを起こしにくいものの、体質によってはアレルギー反応が出る場合もあります。

プラチナ・ホワイトゴールド・銀|アクセサリーを賢く選びましょう

3つの貴金属について、性質や個性を解説してきました。ここでは、それぞれの素材のジュエリーがどんな人に向いているのかをご紹介します。

プラチナがおすすめな方

品のある輝きと落ち着いた白銀色のプラチナ。

 

長い年月を経ても変色しにくく、希少性も価格も高いことから、一生大切にできるジュエリーです。

 

そのため、誕生日や結婚記念日などに特別なジュエリーがほしいと考えている方に自信を持っておすすめできます。アレルギーも起こしにくいため、毎日身につける結婚指輪にもぴったりです。

ホワイトゴールドがおすすめな方

ホワイトゴールドは、コーティングの有無で二通りの雰囲気が楽しめます。

 

ロジウムコーティングのジュエリーならプラチナによく似た静かな輝きを楽しめ、ナチュラルホワイトゴールドなら控えめな華やかさを身にまとえます。普段から質のいいジュエリーを身につけて過ごしたい人にぴったり。

 

金合金の純度によって、予算に合わせた価格のものを選べるのも魅力です。ただし金属アレルギーが心配な方は、金の純度が高いものを選びましょう。

シルバーがおすすめな方

クールな輝きを持つシルバーは、安価なのも美点。

 

日替わりでいろいろなデザインのジュエリーを身につけたい人や、なるべくリーズナブルにおしゃれをしたい学生さんにおすすめです。

 

使ったらお手入れをして、酸化や硫化を防ぐようにしましょう。金属アレルギーの心配は低いものの、銅に反応が出る人は要注意です。

まとめ

今回は色味の良く似たプラチナ・ホワイトゴールド・シルバーの違いについてご紹介しました。

 

それぞれの良さを知り、またご自身の予算と相談しながら、上手にアクセサリーを探してみてください。

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