エメラルドの産地別による特徴や色の種類

作成日:2020年04月03日
最終更新日:2021年06月15日

エメラルド

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美しい緑色が印象的なエメラルド。

 

古くからその輝きで人々を魅了してきましたが、現在でも宝石としての人気は高く、世界各地で採掘されています。

 

しかし、エメラルドといっても実はその種類は様々。同じ緑色であっても、産地によって色調や特徴が異なっています。

 

この記事では、エメラルドに興味を持たれている方のために、エメラルドの歴史や価値にも触れながら、産出地ごとに異なるエメラルドの特徴を代表的な産出値と共に紹介していきます。

エメラルドの歴史

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エメラルドは古くから高価な宝石として重宝されてきました。

ヨーロッパでは古くからエメラルドが宝石として愛されており、エメラルドという名前が「緑色の宝石」という意味のギリシャ語やラテン語に由来していることはその名残です。

また、バビロニア(現在のイラク南部)やエジプトでも数千年以上前からエメラルドが採掘、取引されており、アレキサンダー大王やクレオパトラがこれを愛用していました。

現在でも産出量が多い南米地域でも、インカ帝国などの人々に重宝されたと伝えられています。

エメラルドには、時代や地域を越えて古くから人々に愛されてきた歴史があるのです。

エメラルドの特徴や価値について

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エメラルド原石には、内包物(結晶生成時に内部に発生するキズのようなもの)が多いという特徴があります。

そのため、内包物を隠すための人工的な処理が施されることが多いですが、そのような処理を経たものを「天然」として扱うことが認められています。

また、内包物の量は宝石の屈折率や透明度に影響を与えますが、それによって必ずしも宝石としての価値が下がるわけではありません。

エメラルドの価値が決まる上で重要なのは緑の色合いで、一般的に緑色が濃いほど価値が高くなるとされています。

エメラルドカットとは

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内包物が多いエメラルドには、衝撃によって割れやすいという性質があり、そのためにジュエリー制作は難易度が高くなっています。

この性質に対応するために考案されたのがエメラルドカットと呼ばれる技法で、エメラルドカットを施されたジュエリーには、横から見ると階段状に見え、上から見ると広いテーブル面が四角形に見える、という特徴があります。

エメラルドの色種類【産地別】

産出地によるエメラルドの色合いの違いについて、ここでは代表的な産出国ごとに見ていきます。

コロンビア産

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エメラルド産出量が世界一のコロンビア。

世界全体のシェアの50%以上をコロンビア一国で占めていますが、同じコロンビア産でも採掘された鉱山によって色合いが異なっています。

コロンビア国内の代表的な鉱山には、ムーソ鉱山、コスケス鉱山、チボール鉱山があげられますが、ムーソ産には濃い緑色、コスケス産には淡い緑色、チボール産には透明度の高い青みがかった緑色という特徴がそれぞれあります。

ザンビア産

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コロンビアに次ぐ世界第二位、約20%のシェアを誇るのがアフリカのザンビア。

ザンビア産エメラルドの特徴は透明度の高さと均質な輝きにありますが、これはザンビア産の原石には内包物が少なく、また原石全体にわたって青色に近い濃い緑色が分布していることによります。

ブラジル産

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1960年代以降に、エメラルドが採掘されるようになったエメラルド新興国、ブラジル。

ブラジル産のエメラルドには透明度が低い緑色という特徴がありますが、黒みがかった色合いのものやザンビア産とよく似た特徴のものも採掘されます。

ジンバブエ産

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ジンバブエ産は黄色を帯びた色あいと粒の小ささに特徴があり、特にサンダワナ鉱山から産出されるものが有名です。

ロシア産

「ロシア産」のイメージ画像

ロシア産は高い透明度と濃い深緑色という特徴を持っています。

原石のうち宝石として活用できる部分の割合が非常に低いことから希少価値が高く、個性的な色合いが人気を博しています。

良質なエメラルドがとれる国

エメラルドは世界各地で産出されており、南極大陸以外の全ての大陸にエメラルド鉱山が存在しています。

しかし、その中で良質なエメラルドを供給している国や鉱山はごく僅かで、この記事で紹介した

・コロンビア
・ザンビア
・ブラジル
・ジンバブエ

のものが特に高い評価を得ています。

また、すでに紹介したように、同じ国であっても鉱山によって色合いや特徴は異なっていることがあるため、必ずしも産出国によって価値が決まるわけではありません。

例えばコロンビア産の場合、ムーソ鉱山から産出される濃い緑色のエメラルドが最高級品質とされています。

エメラルドの石言葉や意味

「エメラルドの石言葉や意味」のイメージ画像

エメラルドには様々な石言葉があり、代表的なものとして「幸福」や「愛情」などが挙げられます。

特に愛に関しては、エメラルドが持つ緑色の色彩に男女を結びつける力があると古くから信じられていたことから、エメラルドには“愛の成就”という意味が与えられてきました。

そのため、現在でも浮気封じのお守りとして利用されることがあります。

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