この記事では「アクセサリーから取れてしまった宝石を売りたい」「宝石だけの買取相場が知りたい」という方のために、宝石のみの買取について詳しく解説します。
また、宝石の資産価値を算出する方法や、高価買取が期待できる宝石なども併せて紹介しますので、お手持ちの石が該当するかどうか見ていきましょう。
目次
宝石の「石」のみでも買取できるお店は多い
宝石買取と聞くとアクセサリーやジュエリーの売却をイメージしがちですが、石(裸石またはルース)のみの買取を行っているお店も多数あります。
宝石が取れてしまったアクセサリーやジュエリーの場合、そのままの状態では価値がありません。しかし、買取専門店の多くは、宝石を再加工することによって商品として販売します。
そのため、石だけの状態でも買取価格がつくというわけです。また、宝石であればダイヤモンドに限らず、カラーストーン(色石)も買い取ってもらえます。高価買取が期待できるカラーストーンを以下にまとめたので、宝石の売却を検討している方は、参考にしてください。
高価買取が期待できるカラーストーン一覧
- ・ルビー(紅玉)
- ・エメラルド(翠玉)
- ・サファイア(蒼玉)
- ・タンザナイト(灰簾石)
- ・アレキサンドライト(金緑石)
- ・トルマリン(電気石)
- ・ガーネット(柘榴石)
- ・オパール(蛋白石)
- ・コーラル(珊瑚)
- ・アンバー(琥珀)
- ・ジェイド(翡翠)
なかでもブラジルのパライバ州で採れるトルマリンの一種「パライバトルマリン」は、幻のカラーストーンと呼ばれ、ダイヤモンドよりも価値が高いと言われています。
そのほかに、タンザナイトやアレキサンドライトもダイヤモンドより希少性があると言われているため、高価買取に繋がる可能性が高いでしょう。
そもそも宝石の買取は資産価値が付きにくい
ダイヤモンドの資産価値は、金と同じように時が経ってもなくなることはありません。それは、ダイヤモンドが持つ優れた剛性と、国際的に定められた鑑定基準があるためです。
ダイヤモンドは、4C(重さ・研磨状態・色・透明度)と呼ばれる鑑定基準によって、グレードと価格が決められます。また、品質を証明する鑑定書(ダイヤモンドのみに発行される証明書)と、天然石か人工石かを証明する鑑別書が発行されるのが一般的です。
そのため、ダイヤモンドは比較的鑑定がしやすく、資産価値が付きやすいのです。
一方、カラーストーンは、正確な価値を見出すのが非常に難しいと言われています。そもそもカラーストーンには、明確な鑑定基準がありません。
また、人工的に着色されたものなども多く存在することから、プロの宝飾鑑定士がいないお店では、カラーストーンの査定自体断られてしまうことが多いのです。
しかし最近では、カラーストーンの買取を強化しているお店もあります。カラーストーンの売却を検討している方は、「カラーストーンの鑑定基準を明記している」「カラーストーンの買取実績を公開している」お店へ査定を依頼するといいでしょう。
「石のみ」よりもジュエリーの方が査定金額が高くなる理由
出典:iStock
石だけの査定を依頼した場合、査定金額に反映されるのは、石の価値のみです。
一方、ジュエリーは、石以外の金属部分にも価値が付きます。
たとえば、指輪の腕や石座などにプラチナや金が使われている場合、金属としての価値もプラスされます。
また、有名ブランドのジュエリーは、ブランドの価値も査定価格に反映されるため、石のみの場合よりも査定金額が高くなるのです。
「石のみ」の買取相場
ここからは、石のみの買取相場を紹介します。
なお、以下で紹介するものは、いずれもSクラス、1.0ctの買取相場です。
宝石の買取時は資産価値を証明できる書類を持参する
宝石の買取時は、鑑定書や鑑別書など資産価値を証明できる書類を持参しましょう。特に高価買取を狙うなら、石の価値を証明できる書類は必要不可欠です。
これらの証明書は、宝石やジュエリーを購入した際に発行されますが、万が一紛失してしまった場合は、自分で手配できます。CGL(中央宝石研究所)やGIA(米国宝石学会)など、信頼できる鑑定機関に依頼しましょう。
宝石の売却をご検討なら、ウォッチニアン買取専門店にお任せください。
ウォッチニアン買取専門店ではこれまでにルビー、アレキサンドライト、エメラルドのイヤリングなど、多くのカラーストーンの買取実績があり、宝石全般の査定に自信がございます。
店舗・宅配・出張など、さまざまな買取スタイルでお客様のご要望にお応えします。査定は、お電話・LINE・メールで受け付けています。まずはお気軽にご相談ください。