宝石鑑定士になるには?資格やスキルについて

作成日:2022年02月04日
最終更新日:2022年02月04日

宝石

 

「宝石鑑定士になりたい」

「宝石鑑定士としてスキルアップするには?」

 

宝石鑑定士は、宝石を正確に鑑定できる技術を持つ市場価値の高い人材です。

 

買取店や輸入代行会社などさまざまなシーンで求められ、宝石を取り扱う買取エージェントにも宝石鑑定士が在籍しています。

 

この記事では、宝石鑑定士とはどんなスキルを有しているのか、必要な項目や優位な資格、宝石鑑定士になるまでのステップを紹介します。

 

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宝石鑑定士とは

「宝石鑑定士とは」のイメージ画像

宝石鑑定士とは、宝石の真贋鑑別やどのぐらい価値を持つか判断する人です。

具体的な仕事内容は宝石の鑑定と格付けになり、宝石の4Cを見極め鑑定書の発行を行います。なお、4Cとは宝石の品質を重量、色、透明度、形から評価する国際基準のことです。

また宝石が偽物かどうかも判断できるため、宝石の買取店、宝石輸入店、宝石の販売業など、さまざまな場所でスキルが必要とされています。

宝石鑑定士として証明できる資格

「宝石鑑定士として証明できる資格」のイメージ画像

宝石鑑定士に関わる国家資格はなく、民間の資格があります。資格を持っていなくても宝石鑑定士として働けますが、資格があることで収入が上がる可能性も。

世界で運用されている宝石鑑定士の資格をご紹介します。

 

  • ■GG
  • ■FGA
  • ■パールインストラクター
  • ■ISG
  • ■DCA
  • ■AG

GG

Graduate Gemologisの略語である「GG」は、米国宝石学会であるGIAが認定している資格です。GGは宝石の知識はもちろん、鑑別技術・グレーディング、ビジネススキルまで習得した人材のみに資格が付与されます。

とくにGIAの分校がある国や場所では、GG取得を高く評価されます。国内でのGG取得は、GIA Japanが管理しており、全日制・通信制のいずれかで受講が可能です。

なお全日制では、トータル240万ほどの学費が必要になり、26週に渡り理論と実技を学び最終試験を受講。一方、通信制では140万ほどの「ホームスタディ コース」と、170万ほどの「GGホームスタディ・ハイブリッド プログラム」の2種類から選べます。

18歳以上の高校卒業と同等以上に学力があると認められた方が対象です。

FGA

Fellow of Gemmological Association of Great Britainの略語である「FGA」は、英国宝石学協会から認定された資格です。

英国宝石学協会の歴史は長く、宝石学において最も権威ある組織とされています。宝石流通や宝石学が学べ、真贋や宝石の特徴、器具の適切な使用方法など幅広い分野を習得可能です。

日本では、通信教育講座と資格試験を日本語で受けることができ、日本宝飾クラフト学院が窓口となっています。

受講の流れは、宝石の基礎を学ぶファウンデーションコースを修了し、上級コースであるディプローマコースに進級。そしてディプロマコースの修了後、FGA試験への資格が与えられます。

筆記試験と実技試験は、毎年6月に開催。FGAは、世界的に認められた資格なので、取得することで業界から高い評価を得られるでしょう。

パールインストラクター

真珠科学研究所が認定する「パールインストラクター」は、真珠に関する資格です。

真珠における成因から構造、メンテナンス方法を10時間の講習を2日に分けて実施。サンプル品を用いた欠陥・鑑別・品質分析検査を行い、全てを修了することでパールインストラクターとしての資格が認められます。

費用は、教材費・講習費込みで4万円ほど。講習日程は3・6・9・12月で、定員は5名と限りがあるので早めのお問い合わせがおすすめ。

真珠科学研究所では、パールインストラクターのほかに、真珠テリスマスターや真珠メンテナンスマスターなどの人材も育成しています。

ISG

International School of Gemologyの略語である「ISG」は、インターネットでのオンライン講座を軸にしたシステムです。

GGやFGAの受講内容を含めた教材を使用しながら、人工宝石やダイヤモンド、真珠、色付き宝石の見極め方や格付けなど、宝石に関する知識を幅広く習得できます。

開催されるテストは第三者機関が実施し、受講料は1,200ドル程度。比較的安価で、宝石の知識が学べます。日本語非対応なので、要注意。

DCA

Diamond Council of Americaの略である「DCA」は、小売業に役立つ教育です。「ダイヤモンドコース」と「色つき宝石コース」の2つのコースから選べます。

ダイヤモンドコースは、ダイヤモンドの採掘から店頭までの流れと小売りにおける総合的な知識を獲得できます。色つき宝石コースは、宝石を購入しにきた顧客へ専門家としての対応について学び、購買までの動機付けを受講可能です。

資格ではなく、顧客対応をメインとした現場における専門的なノウハウが学べる受講として有益です。なお日本語には対応していません。

AG

Asian Institute of Gemological Sciencesの略語である「AG」は、宝石学を学ぶ1978年タイ・バンコクを拠点とした教育組織です。

宝石の専門家から宝石に興味のある方まで受講対象は幅広く、AG Diplomaと言われる資格認定も実施しています。ルビーやサファイア鉱山にて、採掘現場や加工現場を見学できるなど、体験が豊富な受講内容が特徴です。

宝石鑑定士になるには?

宝石鑑定士には、特別な資格や免許が必要なわけではありません。ただし一般的には、GG資格のような世界的に権威がある資格を保有していると、宝石を扱う職業で優位になるでしょう。

通信講座やスクールで宝石を学ぶ

「通信講座やスクールで宝石を学ぶ」のイメージ画像

通信講座やスクールで、宝石について学ぶことができます。GGやFGAのような有名な資格では、日本から通信口座を通して受講可能です。

また値段的にも受講料が高価になるため、まずは安価な通信口座やスクールを選択するのもひとつでしょう。

宝石に関連する職場で働くことが可能

「宝石に関連する職場で働くことが可能」のイメージ画像

現役で活躍する宝石鑑定士は、さまざまなバックボーンの方がいます。専攻やこれまでのキャリアに関わらず、宝石に関する知識を身につけることで、どなたでも宝石鑑定士を目指せるのです。

なお、専門大学または大学で、服飾、被服学、地学、化学、鉱学を専攻すると、宝石について深く学べるかもしれません。

また、就職前に権威ある宝石鑑定士の資格を取得していると、デパート、百貨店、宝石店、宝石メーカー、輸入代理店など、宝石に携わる企業への就職が有利になるでしょう。

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