日本国内で採れる宝石は10種類以上!特に有名な物や産地を紹介

作成日:2021年06月16日
最終更新日:2021年06月16日

宝石

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日本は約6億年前にできた地殻(地表とマントルの間の部分)の上に存在することから、それ以前に誕生した宝石は採掘できません。

そのため宝石が採れにくい「宝石に恵まれない国」と言われています。しかし、そんな日本でも採取できる宝石がいくつかあります。

そこで今回は、日本国内で採れる主要な宝石9つ(有機物宝石・無機物宝石)と、日本国内で宝石探しができるおすすめの施設を紹介します。宝石に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

現在も日本国内で採れる主な宝石(有機物宝石)

動植物の活動によって生成される生物由来の宝石「有機物宝石」

この有機物宝石は、宝石に恵まれない国と言われる日本でも比較的採れる宝石です。

そのなかでも「琥珀」「珊瑚」「真珠」の3つは、日本国内でも多く採れる有機物宝石と言われています。では、それぞれにどんな特徴や魅力を持っているのか、詳しく見ていきましょう。

琥珀(こはく/Amber)

「琥珀(こはく/Amber)」のイメージ画像

琥珀は針葉樹や広葉樹の樹脂(樹液)から生成される植物由来の宝石です。

産地や樹木の種類によって色が変わるため、黄金色・黄色・茶色・黒色・白色など、さまざま色味があるのが特徴です。琥珀の生成過程は非常に長く、でき上がるまでに通常2000~6000万年程度かかると言われています。そのため、琥珀は宝石としてだけではなく、歴史的に価値のある化石としても珍重されてきました。

また、宝石としては珍しく内包物があるものの方が価値があると言われています。特に虫や鳥、植物などの動植物、さらにそれらが絶滅しているものであれば、価値は一気に上がるでしょう。日本では、岩手県の久慈市で琥珀が多く採掘されています。

珊瑚(さんご/Coral)

「珊瑚(さんご/Coral)」のイメージ画像

動物由来の宝石である珊瑚は、高知県土佐の名産品としても知られています。

珊瑚と聞くと珊瑚礁をイメージする方も多いと思いますが、宝石になる珊瑚と珊瑚礁にいる珊瑚はまったくの別物です。

私たちがよく目にする珊瑚は、触手が6本あるテーブル珊瑚やすり鉢珊瑚と言われる珊瑚虫で、宝石になる珊瑚は宝石珊瑚と呼ばれる触手が8本の珊瑚虫です。

宝石珊瑚は、普段100m~300mの光が届かない深海で暮らしています。その宝石珊瑚が長い年月をかけて枯れ木化した(死んだ)ものが宝石として扱われているのです。宝石珊瑚には「血赤珊瑚」「地中海珊瑚」「ピンク珊瑚」「シロ珊瑚」4つの種類がありますが、一番価値が高いのはオックスブラッド(雄牛の血)とも呼ばれる鮮やかな赤色が特徴の血赤珊瑚です。

真珠(しんじゅ/Pearl)

「真珠(しんじゅ/Pearl)」のイメージ画像

真珠は貝の体内で生成される動物由来の宝石です。

真珠の色は、母貝の種類によって白・黒・クリーム・ゴールド・ピンクなど、それぞれ異なります。真珠貝には、アヤコガイ・シロチョウガイ・クロチョウガイ・マベなど、さまざまな種類が存在しますが、日本で採れる真珠の母貝は、ほとんどがアヤコガイです。

真珠は母貝が体内に入ってきた異物に対して反応することによって生成されます。そのため、天然物の真珠は、母貝の体内に偶然異物が混入したものであり、養殖物より価値が高いとされています。ただし、現在日本で出回っている真珠の多くは、人の手が加えられた養殖物です。

現在も日本国内で採れる主な宝石(無機物宝石)

無機物宝石は鉱物などの無機物から生成される宝石のことです。

無機物宝石は、日本であまり採れないと言われていますが、数こそ多くはないものの、国内でも採掘できるものが存在します。

では、日本国内で採れる無機物宝石「翡翠(ひすい)」「サファイア」「緑柱石(ベリル)」「アメジスト」「瑪瑙(めのう)」「トルマリン」について詳しく見ていきましょう。

翡翠(ひすい/Jade)

「翡翠(ひすい/Jade)」のイメージ画像

翡翠は日本の国石にも認定されている無機物宝石です。

遡ること約7000年前、縄文時代中期に新潟県糸魚川市で発見されました。翡翠には「硬玉(ジェタイト)」と「軟玉(ネフライト)」という硬度が異なる2つの鉱石が存在しますが、硬玉は「翡翠輝石」、軟玉は「角閃石」というまったくの別物です。しかし、2つの石の見た目が非常に似ていることから、総称して翡翠と呼ばれるようになりました。ただし、見た目が似ている2つの石ですが、より価値が高いとされているのは硬玉です。

翡翠の名前の由来は鳥のカワセミ(翡翠)で、後に翡翠と呼ばれる石が、カワセミの美しい深緑色の羽に似ていたことから名付けられました。翡翠はその美しさから、古来より限られた身分の者しか身につけられない高貴な石として扱われていたそうです。

サファイア(Sapphire)

「サファイア(Sapphire)」のイメージ画像

深い青色と鮮やかな発色が人気のサファイアは、ダイヤモンドやルビーと並ぶ世界四大宝石の一つです。

主な産地は、マダガスカル・タンザニア・スリランカ・ミャンマーと、色々な場所から採掘されています。なかでもミャンマー産の「ロイヤルブルー」は、イギリス王室御用達のサファイアとして有名です。

そんなサファイアですが、実は奈良県香芝市にある竹田川という川で採れることが判明しました。そのため、現在日本での主要産地は奈良県となっています。

緑柱石(ベリル/Beryl)

「緑柱石(ベリル/Beryl)」のイメージ画像

「緑の石」と書く緑柱石ですが、元々は無色透明の鉱物で、地中で酸化クロムや鉄、不純物などが付着することによって色が変わります。

緑柱石がベースとなった宝石で有名なのはエメラルドアクアマリンで、緑柱石に酸化クロムが付着したものをエメラルド、鉄が付着したものをアクアマリンと呼びます。その他にも、モルガナイト(ピンク)・レッドベリル・イエローベリル・ゴールデンベリル・ヘリオドール(黄緑色)など、さまざまな色の緑柱石が採掘されました。緑柱石のなかで最も価値が高いのがレッドベリルで、品質の高いものにはダイヤモンド以上の価格が付くと言われています。日本の主な産地は、福島県茨城県です。

アメジスト(Amethyst)

「アメジスト(Amethyst)」のイメージ画像

日本ではパワーストーンとしても馴染み深いアメジスト

ブラジル・ウルグアイ・インド・ロシア・南アフリカ・メキシコ・アメリカなど、主に海外で採掘されています。アメジストは、無色透明の水晶に鉄イオンが付着することで紫に変化する変種です。熱に弱く、直射日光に晒され続けると紫の色素が抜けてしまうため、取り扱いに注意が必要な石と言われています。

しかし、アメジストが脱色して黄色くなったものは「シトリン」という宝石として扱われるため、シトリン生成のためにあえてアメジストを加熱する場合もあります。採掘量はごくわずかですが、日本でも宮城県などでアメジストが採れると言われています。

瑪瑙(めのう/Agate)

「瑪瑙(めのう/Agate)」のイメージ画像

瑪瑙は「火山性」と「堆積物」の2種類からなる無機物宝石で、元々は石英(せきえい)と呼ばれる鉱物です。

この石英に酸化鉄や不純物などが沈殿し、長い年月をかけて幾つもの層(縞模様)を形成したものが瑪瑙と呼ばれています。

瑪瑙は世界各国で採掘されており、鉱物としての価値はそこまで高くありませんが、縞模様や発色が美しい天然物は希少性が高いとされています。日本の主な産地は、北海道・青森県・富山県・石川県です。

トルマリン(Tourmaline)

「トルマリン(Tourmaline)」のイメージ画像

トルマリンはブラジルを主要な産地に持つ無機物宝石で、カラーバリエーションが豊富なことで知られています。

トルマリンの色は、グリーン・ピンク・レッド・インディゴ・バイカラーなど合わせて100色あり、その色の多さから「カメレオンジェム」と呼ばれることもあるそうです。

また、トルマリンはマイナスイオンを発生させることから「電気石」とも呼ばれ、宝石としてではなく工業用として利用されることが多い宝石です。日本では岩盤浴などに利用されることもあり、美肌効果が期待できると言われています。

国内で宝石探しができるおすすめの施設

日本でもこれだけの宝石が採れるのなら「自分でも採掘してみたい!」と思う方もいるでしょう。

そんな方には、採掘体験や宝探しができる施設がおすすめです。最後に国内で宝石探しができるおすすめの施設2つを紹介するので、実際に採掘を楽しみたい方はぜひ参考にしてください。

・久慈琥珀博物館(岩手県久慈市)

「・久慈琥珀博物館(岩手県久慈市)」のイメージ画像

画像引用 「久慈琥珀博物館公式サイト」

岩手県久慈市にある「久慈琥珀博物館」は、恐竜たちが生きていた白亜紀後期の琥珀を展示、販売している琥珀博物館です。

そんな久慈琥珀博物館は、久慈層群(約9千年前の地層)から琥珀を掘り出す本格的な採掘を体験できる国内唯一の施設。高校生以上の同伴者がいれば、小学生未満の小さなお子さまでも本格的な採掘体験に参加できます。琥珀を削って勾玉(まがたま)やキバ玉、トンボ玉、しずく型、ハート型、絵馬型根付などをつくる手づくり体験や、琥珀の欠片を使った万華鏡づくり体験も実施しているので、宝石に興味のある方だけでなく、お子さま連れのご家族も楽しめる施設です。

また、施設内には日本一の品揃えを誇る琥珀ショップがあり、文字盤に琥珀を使用した時計や、琥珀石鹸、ボールペン、アクセサリーなど、他では見られない珍しい琥珀グッズを購入できます。琥珀以外にアンモナイトの発掘体験も常時開催しているので、化石を発掘してみたい方にもおすすめです。

・ストーンミュージアム 博石館(岐阜県中津川市)

「・ストーンミュージアム 博石館(岐阜県中津川市)」のイメージ画像

画像引用 「ストーンミュージアム 博石館公式サイト」

岐阜県中津川市にある「ストーンミュージアム 博石館」は、高さ約15mもある巨大な御影石(みかげいし)のピラミッドや、天然の水晶、ダイヤモンド、化石など、世界各地の貴重な鉱石や宝石を展示している石のテーマパークです。

敷地面積は約7,000坪で、芝広場・オベリスク広場・ピラミッド広場3つの広場と、森の小径やカフェ、ミュージアムショップ、記念館や展示室など、さまざまな施設が入居しています。そんな博石館で人気なのが、水中の砂から約30種類の宝石や貴石を探し出す「宝石探し」や、ジオード(晶洞)をハンマーで叩き割る「ジオード割り体験」、宝石・原石・化石を探し出す「原石探し体験」、水中の砂から砂金を探し出す「砂金探し体験」です。

これだけの体験が一つの施設で楽しめるのは、日本全国どこを探しても博石館だけ!お友だちやご家族はもちろん、一人で行っても楽しめます。トレジャーハンター気分を味わってみたい方は、ぜひ博石館へ足を運んでみてください。

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