IWCの歴史|輝かしい変遷を年代別にめぐる

作成日:2020年04月20日
最終更新日:2020年11月10日

IWC

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IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)は、スイスの高級時計ブランドのなかでもとくに有名なメーカーの1つ。

 

現行品はもちろん、旧作の中古品でも高値で取引されるほど人気の高いブランドです。

 

創業から150年たった現在も、良質な腕時計を生み出し続けるIWCの歴史や魅力、そして最新の人気モデル情報までわかりやすく解説します。

「1868年 IWCの誕生」

「「1868年 IWCの誕生」」のイメージ画像

「IWC」は1868年に、F.A.ジョーンズによってスイス・シャフハウゼンに誕生しました。

 

F.A.ジョーンズがアメリカ人であり、アメリカの腕時計市場をターゲットに設立されたため、スイスの会社ですが社名が英語表記なのだそう。

 

ジョーンズはボストンで技術を習得したのち、生産ラインの機械化が進んでいたアメリカから、一流メーカーの集まるスイスへと渡りました。

 

当時、多くの時計工房はスイス西部のフランス語圏にあり、彼らは海を越えてやってきたジョーンズに対し友好的ではなかったといわれています。そこでジョーンズは、あえてスイス北東部のドイツ国境に近いシャフハウゼンを創業の地に選びました。水力発電所のあるライン川に面し、鉄道が敷設されたばかりという、シャフハウゼンの工業化に欠かせない要素に目を付けたのです。

 

IWCの初期時代

ジョーンズはその後アメリカに帰国し、IWCの経営は地元の実業家であるラウシェンバッハ家に移ります。

ラウシェンバッハ父子のもとでIWCはさらに地位を確立し、1885年には時間と分をデジタル表示する「パルウェーバー・システム」を開発しました。

「1930年代 ポルトギーゼが誕生」

「「1930年代 ポルトギーゼが誕生」」のイメージ画像

画像引用 IWC公式HP

 

1930年代にポルトガルの商人から依頼を受けて作成された、IWCの中でも最も歴史が長く、人気のあるコレクションであるポルトギーゼ。

 

当時、貿易で国を発展させていたポルトガルの商人達は、広い大海原を航海するため、正確な時間を刻む時計が必要不可欠でした。

 

そこでIWCはより正確な腕時計を製作するために、懐中時計用のムーブメントを使用。

 

その作成方法がポルトギーゼの始まりです。作成された当時としてはサイズが非常に大きい腕時計でしたが、懐中時計用の大きいムーブメントを使用しているため、必然的な大きさだったと言えました。

 

IWCの魅力は、文字盤や外観の美しさだけにとどまりません。ムーブメントの機械部品(キャリバー)に自社製品を使用しているモデルが多いことも、人気の理由の1つです。そのためIWCの有名シリーズのなかには、現行品よりも旧式モデルの方が、アンティークとして高額な製品もあります。

「1936年 パイロットウオッチの誕生」

「「1936年 パイロットウオッチの誕生」」のイメージ画像

画像引用 IWC公式HP

 

IWC最初のパイロットウオッチは、1936年に英国空軍用に製作されました。

 

IWCのパイロットウオッチの最大の特徴は耐磁性。コックピット機器から発せられる電磁波から、ムーブメントを保護する為に考案された仕様で、腕時計に使用されている軟鉄のインナーケースが、電磁波・衝撃かに強く、とても強固なモデルとなっています。

 

また、JIS規格で定められている耐磁時計は4,800アンペア、強化耐磁時計に関しては16,000アンペアに耐えられる時計とされていますが、IWCのパイロットウオッチは、24,000アンペア以上の磁気に耐えられる一目置かれたモデルとなっています。(一部モデルを除きます)

「1967年 アクアタイマーが誕生」

「「1967年 アクアタイマーが誕生」」のイメージ画像

画像引用 IWC公式HP

 

スキューバーダイビングのスポーツ需要が高まり、それに対応する腕時計として制作され、1967年に発表されたIWC初のダイバーズウオッチ・アクアタイマー。

 

20気圧に耐えられる防水性と、潜水時間を計測することのできる、回転式のインナーベゼルが搭載され、人気を誇りました。

 

その後発表された、ポルシェデザインとのコラボモデルとして今でも人気の高い「オーシャン2000」(1982年)や、2000mの水圧に耐えることができ、製造で使用される金・ステンレス・チタンの頭文字から名づけられた「GSTアクアタイマー」(1997年)など、プロフェッショナルに向けたハイクオリティなモデルを、次々と世に送り出してきました。

 

GSTアクアタイマーは、映画『ホワイトアウト』で主演の織田裕二さんが着用し、当時日本ではまだマイナーだったIWCの名を広め話題となったモデルです。

「1969年 ダ・ヴィンチシリーズが誕生」

「「1969年 ダ・ヴィンチシリーズが誕生」」のイメージ画像

画像引用 IWC公式HP

 

2017年にモデルを一新し、エレガントなフォルムと高度なコンプリケーションで高い評価を受けるダ・ヴィンチモデル。

 

一世代前のモデルは2007年に発表されたトノー型(樽型)で、IWC初である自社製のクロノグラフ・ムーブメント(ストップウォッチ機能)を搭載したモデルとして登場しました。

 

ダ・ヴィンチというモデル名は、IWCの最先端技術を搭載したモデルに与えられる称号です。

 

初代ダ・ヴィンチモデルは1969年に制作され、スイスの名だたる時計製造メーカーが一丸となって作り上げられた、「ベータ21シリーズ・クォーツ・ムーブメント」を搭載し、かつての時計に比べより正確に時間を計測できました。先鋭的なデザインで大きな話題を呼びました。

 

その後1985年に、第2のダ・ヴィンチとしてクオーツ人気が続く最中に、機械式時計のあり方に一石を投じたモデルが登場し、人気を博しました。

人気モデル4選

長い歴史と伝統をもち、質実剛健と開拓精神を是とするIWCは、これまで数多くの優品名品を生み出してきました。ここからは、そのなかでもとくに人気の高い4つのモデルを紹介します。

1.ポルトギーゼ クロノグラフ オートマチック

「1.ポルトギーゼ クロノグラフ オートマチック」のイメージ画像

前出のポルトギーゼのなかでも、「ポルトギーゼ クロノグラフ オートマチック」はIWCの顔ともいえるモデルです。もともとポルトギーゼは、貿易商が船の上でも見やすいよう設計されたもの。

ダイヤル(文字盤)からクロノグラフ秒針に至るまで洗練された本モデルには、そうした実用性とデザイン美の両方が備わっています。1998年にリリースされて以来、愛好家の心をとらえてやみません。

定価:874,500円

2. ポートフィノ クロノグラフ

「2. ポートフィノ クロノグラフ」のイメージ画像

アンティークなデザインが好みの方には、「ポートフィノ」がおすすめです。シンプルでありながら高級感あふれる上品なフォルムで、誰が着けても好感がもてるすっきりとしたモデルとなっています。

製造年代によってさまざまな意匠やサイズがあるのも、ポートフィノの大きな特徴です。ケースサイズやロゴの字体、リューズの形状など数多くのバリエーションがあり、中古品から自分好みの1本を探すというのも楽しみ方の1つです。

定価:1,298,000円

3.マークXVIII プティ・プランス

「3.マークXVIII プティ・プランス」のイメージ画像

「プティ・プランス」はパイロットウォッチの特別モデルで、『星の王子さま』でおなじみの操縦士サン=テグジュペリをモチーフとしたブルーの文字盤が目をひきます。

裏蓋には星の王子さまが刻印され、作品のファンならずとも心をくすぐられる一品です。
童話の世界を体現したかのような明るいデザインですが、パイロットウォッチの本分である実用性もおろそかにはしていません。

定価:665,500円

4.ポルトギーゼ オートマティック 7デイズ

「4.ポルトギーゼ オートマティック 7デイズ」のイメージ画像

ポルトギーゼの「オートマティック 7デイズ」は、1回巻けば7日間もつというロングパワーが魅力のモデル

ダイヤルには動力残量を示すインジケーターも搭載されています。
ハイスペックというだけでなく、ポルトギーゼらしい大きな文字盤が手元に存在感を放ちます。IWCの技術力を実感しつつ、デザインにもこだわりたいという人におすすめです。

定価:1,463,000円

まとめ

「まとめ」のイメージ画像

シンプルで洗練されたデザインのIWCの腕時計。

 

ご紹介した以外にも、インヂュニア・ジュビリーといった魅力的なモデルをたくさん創り出しています。

 

一度ハマれば新しいデザインのものがほしくなること間違いなしのブランドです。

 

IWCは中古品の需要も高く常に人気のあるブランドなので、あまり使用していない腕時計があれば、買取にだして、またお気に入りの腕時計を探すのもおすすめです。

 

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