インゴット(地金)の刻印|意味や種類についてご紹介

作成日:2020年06月02日
最終更新日:2020年09月15日

貴金属

金のインゴット刻印

 

映画やドラマなどで目にする金のインゴットには、どのような種類があるのでしょうか。

 

また、インゴットに押されている刻印にはどのような意味があるのでしょうか。ここでは金やプラチナのインゴットについての基本情報をご紹介します。

 

インゴットについての知識を深めることで、その価値や品質についてより詳しく知ることができるでしょう。

インゴットとは何か

「インゴットとは何か」のイメージ画像

インゴット(ingot)とは、単純に金属の塊を意味します。

 

日本語では「地金」や「鋳塊」と訳され、金のインゴットは「金地金」や「金塊」、「のべ棒」とも呼ばれます。インゴットと聞くと、台形の直方体型をしたのべ棒を想起する方が多いでしょう。

 

これは通称「ラージバー」という金塊で、重さはおよそ12.5kgあり、主に世界的な金取引の中心市場の1つであるロンドン金市場で扱われています。

なぜインゴットで資産形成するのか

紙幣や株式、債券といったペーパー資産は、その発行体である国や企業などの信用によって価値が成り立っています。もし発行体の信用が揺らいだり、崩壊したりすれば、ペーパー資産の価値も大幅に減少したりゼロになることも想定されます。

 

他方、金はそれ自体に価値があるのが特徴です。金の価格もまた国際相場で流動的に決まりますが、希少な金属であることから価値がゼロになることはないとされています。そのため、金は「無国籍通貨」とも称され、19~20世紀には貨幣価値をその国が保有する金の総量によって裏打ちする「金本位制」が導入されていました。

インゴットの刻印とは?

日本の市場で取引される金やプラチナののべ棒には、グッドデリバリーバーであることを示す刻印が必ず押されています。刻印はただのデザインではなく、インゴットに関する重要な情報が記された、いわば身分証明書のようなものです。

インゴットに使用される主要な刻印は、

1.商標(ブランド)
2.品位表示
3.重量表示
4.地金番号

以上4つです。

 

このほかに、素材表示や製錬・分析者マークが付されている場合もあります。すべてがそろっていなければ偽物というわけではありませんが、価値や品質を知るうえで大切な手掛かりとなるものです。

田中貴金属のインゴット刻印例

国内ブランドの最大手である「田中貴金属」を例に、インゴットの刻印パターンを見てみましょう。

・商標
製錬した企業のブランドマークです。

・品位表示
純度を示します。金であれば、前述のとおり日本の公設市場に出回るのは99.99%以上のインゴットのみで、表記は千分率の「999.9」となります。プラチナの場合は99.95%以上が最高品位で、表示は百分率のまま「99.95」です。

・重量表示
重さをg(グラム)で表しています。

・地金番号
金でもプラチナでも、のべ棒には1本ごとに製造番号がふられています。同じシリアルナンバーのインゴットは存在しません。もしあったとすれば、どちらかが偽物ということになります。

インゴットの国際的な主要ブランド

グッドデリバリーバーは世界的な規格であり、これをクリアし世界の主要な金市場に認められたインゴットメーカーは、国際ブランドとして認知されています。ここでは貴金属の種類ごとに有名な国際ブランドをいくつか紹介します。

金・インゴットブランド

「住友金属鉱山」は、日本で唯一商業規模での操業を続ける菱刈鉱山を保有する非鉄金属製錬業者です。海外では主要金市場の1つであるスイスの「クレディ・スイス(Credit Suisse)」や「アルゴー・ヘレウス(Argor-Heraeus)」などが有名です。

プラチナ・インゴットブランド

日本ではJXTGホールディングスに属する「日鉱金属(JX金属)」や「ジャパンエナジー」、海外では南アフリカに鉱山をもつ「Western Plutinum(ウェスタン・プラチナム)」や日本にも貴金属地金加工工場をもつ「Johnson Matthey(ジョンソン・マッセイ)」などがあります。

シルバー・インゴットブランド

「横浜金属」は、貴金属の製錬だけでなく銀歯など歯科材のリサイクルも行っています。南米ペルーの「CPペルー」も、品位99.99%以上の銀地金の製造ブランドの1つです。

パラジウム・インゴットブランド

日本の「エヌ・イー ケムキャット(N.E. CHEMCAT)」は、品位99,95%以上のパラジウムを回収・精製が可能です。また、ドイツの「Degussa(デグサ)」では、パラジウムインゴットのオンライン販売も行っています。

インゴットの重さには種類がある

一般に流通しているインゴットは、1g、2g、5g、10g、20g、50g、100g、500g、1,000g(1kg)と重量別に種類分けされています。ミニサイズのものはペンダントなど24金ジュエリー用としても売買されていますが、資産としての価値が下がることはありません。少量から保有できる安定資産として、この機会に金やプラチナのインゴット購入を考えてみてはいかがでしょう。

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