独創的なデザインで、アスリートやセレブの間で人気が高く、注目を集めているウブロ(HUBLOT)の腕時計。
しかし、話題が先行しているばかりに実際の「ウブロ」がどのような腕時計メーカーなのか良く分からないという方もいるのではないでしょうか。
ウブロの腕時計の価格は、買取相場が安定していない傾向にあり、思ったよりも安い買取価格だったというケースもあります。そこで今回は、ウブロの時計の買取相場や高く売るためのポイントについて紹介します。
目次
スイスの時計メーカー「HUBLOT(ウブロ)」
ウブロの歴史。スイスの高級時計メーカーで、1979年にスイスのニヨン(Nyon)でイタリア人のカルロ・クロッコ氏によって創業されました。
翌年の1980年には、金やステンレスのケースと、当時腕時計の素材として一般的ではなかった天然ゴムのラバーベルトを組み合わせた腕時計「クラシック」を発表。
現在では多くの時計メーカーから発表されているラバーベルトですが、当時のラバーベルトはタブー視される傾向があったため、周囲から強い批判を受けてしまう。
スイスの時計業界からは異端扱いされるウブロですが、その「斬新さ」がイタリアのファッション業界に注目・評価されたことがきっかけとなり、ヨーロッパで支持を集めるようになったのです。
ウブロの買取価格についての基礎知識
まずは、ウブロの腕時計を売る前に、買取価格についての基礎知識
・ウブロの平均買取価格
・買取率の高いモデル
・ウブロの主なシリーズごとの相場
について紹介します。
ウブロの平均買取価格は、定価の5~6割
ウブロ(HUBLOT)の時計は、だいたい定価の5から6割が買取相場です。
しかし、ウブロの時計は他の時計に比べると買取価格が安定していない傾向があります。
なぜなら、偽物が多く出回っているため、付属品や保証書が揃っているウブロは高価買取になりやすいからです。
逆に、付属品や保証書がなく本物であるかどうかの判断が難しい場合には、買取をしてもらえないというケースもあります。
買取率の高いモデルは、ラバーベルトの「定番モデル」
ウブロは、世界限定200本などのリミテッドモデルなどを登場させて話題を呼びますが、限定モデルには、プレミアがあまりつけられていません。
買取率では、限定モデルより「ビッグバン」、「クラシックフュージョン」といった定番モデルの方が高くなっています。
他のブランでにはない特徴として、「ステンレスベルトのモデルはあまり人気がない」があげられます。
ウブロ=ラバーベルトのイメージが根強いため、ステンレスベルトよりも買取で高値が付きやすくなるのです。
また、裏蓋が透けているモデルは、同じモデルでも買取額が10万円程度影響するほど高い傾向にあります。
ウブロの主なシリーズごとでみる、買取価格の相場
ウブロの主なシリーズである「ビッグバン」や、「クラシックフュージョン」は、高価買取が期待できます。それぞれ人気があるため買取価格が下がりにくいからです。それでは、買取相場を見てみましょう。
シリーズ名称 |
定価(税込価格) |
買取相場 (自社平均買取価格) |
HUBLOT (ウブロ) /ビッグバン スチール |
146万3,000円 |
〜65万円 |
HUBLOT (ウブロ) /ビッグバン ウニコ チタニウム |
232万1,000円 |
〜105万円 |
HUBLOT (ウブロ) /クラシックフュージョン |
83万1,600円 |
~40万円 |
HUBLOT (ウブロ) /クラシックフュージョン クロノ |
121万円 |
〜50万円 |
HUBLOT (ウブロ) /スピリット オブ ビッグバン チタニウム |
268万4,000円 |
〜120万円 |
ウブロの定番ラインのビッグバン。ビッグバンはラバーバンドを採用し、新たな価値を見出した革命的な時計で、かなりの種類があります。
今回は、中でも定番のモデルに注目しました。
買取率は凡そ40%から50%の間になり、限定モデルになると定価は高くなりますが限定モデルはわりと出ているためそこまで買取率は高くありません。
自社開発ムーブメントを搭載された「ウニコシリーズ」は人気が高く、再販価値も高くなっています。
ウブロの中で、クラシックフュージョンも定番。クラシックフュージョンは、「クラシックシリーズ」を現代風に再設計されて出来上がったモデルです。
ビッグバンに比べるとクラシカルなデザインですので、フォーマルな雰囲気もありながらも堅くなり過ぎません。
再販価値は「ビッグバン」とほとんど差はありませんが、買取率ではほんの僅かに高くなる傾向があります。
ウブロ時計を高額で売るためのポイント
ウブロは人気の高いブランドですが、ネットでは買取価格が安いとの声も散見されます。出来るだけ高額で買い取ってもらうためには、
・保存状態を維持
・箱や保証書、付属品の紛失は査定額減額の要因
・買取業者は時計専門の業者へ依頼
・修理の履歴を残しておくことで査定額アップ
などがあります。それぞれの詳しいことは、以下の通りです。
保存状態を維持する
時計を買取に出す際に重要となるのは、状態です。汚れが目立っていたり、傷だらけであったり、動かなかったりと保存状態が悪いものは、どうしても減額対象になってしまいます。
普段から汚れを拭き取るなどの定期的なメンテナンスをしましょう。また、動作しないからといって自分で修理を試みようと分解しないようにしましょう。
傷や部品の紛失に繋がるためです。
箱や保証書、付属品の紛失は査定額減額の要因に
新品同様のものが高価買取されやすいので、時計を買取に出す時には、付属品を揃えることも大切です。
箱や保証書、ブレスレットのコマなども付属品となりますので、一緒に出しましょう。
また、ギャランティーカードがなければ買取に応じてもらえないケースもあります。
買取業者は時計専門の業者へ依頼しよう
できるだけ高額買取してもらうには、時計専門の業者に依頼するという方法があります。
時計に関する知識が豊富であれば、時計本来の価値が見落とされる心配はありません。
また、専門知識があれば配送方法も熟知しているため、配送時の破損や入金遅れなどのトラブルの回避に繋がります。
修理の履歴を残しておくことで査定額アップに
加工や修理をしている場合は、修理をした履歴を残しておきましょう。
たとえば、外装などの仕上げをして失われていた輝きを蘇らせれば買取業者にとってもプラスになります。
そのため、電池交換などの加工、修理の履歴があれば明細書や修理保証書を一緒に提出し、修理の有無を査定員に伝えましょう。
修理履歴を初めに伝えておくことで、買取のやり取りもスムーズになるという利点もあります。
一店舗で即決せず、複数店舗で見積もりを
ウブロの時計を売ろうと思った時には、一店舗だけではなく複数の買取店で見積もりを出してもらいましょう。
買取価格の基準は企業ごと、店舗ごとに異なるため、できるだけ高額で買い取ってもらうためには複数の見積もりを出してもらい、それを比較してみるのが効果的です。
特に並行輸入品の場合は偽物のリスクがあり、箱や保証書といった付属品を紛失している場合には買取してもらえないことがあるためです。