メタリックな光沢が魅力のヘマタイトは、パワーストーンとして人気の高い石です。
天然石の中でもポピュラーな存在であることから、お守りやブレスレットにして、身に付けている方が多いようです。
この記事では、ヘマタイトの基本情報、偽物に関する注意点、パワーストーンとしての効果を詳しく解説。
ヘマタイトとはどんな石?
「ヘマタイト(Hematite)」は、金属のような光沢を持つ鉱物で、「赤鉄鉱(せきてっこう)」という和名です。
ポピュラーな黒色に加え、黒灰色・赤色・赤褐色・茶色・銀色など、多くの色があり、アクセサリーとしても人気です。
ヘマタイトのモース硬度は5〜6.5で、宝石の中では比較的柔らかく、加工しやすいのが特徴です。
石の表面を研磨すると、赤い粉が出てくることから、「血の石」と呼ばれることもあります。
また、10月13日の誕生石、巳年と水瓶座の守護石など、さまざまな意味を持ち、パワーストーンとしても親しまれてきました。
ヘマタイトの主な産地は、カナダ・ブラジル・イギリス・イタリアです。その他にもアメリカ・中国・メキシコ・オーストラリア・インド・日本など、世界各地で産出されています。そのため、流通量の多い石として知られています。
形状によって名称が異なることも
ヘマタイトにはさまざまな形があり、その形状によって名称が異なります。
アイアンローズ(Iron Rose)
バラの花びらのように薄い結晶が集まって出来たヘマタイトのことで、鉄のバラを意味するアイアンローズと呼ばれています。
スペキュラーライト(Specularite)
鏡のような結晶で形成されたヘマタイトで、反射が強いのが特徴です。和名では、鏡鉄鉱(きょうてっこう)と呼ばれています。
マイケイシャスヘマタイト(Micaceous Hematite)
雲母(板状の結晶からなる鉱物)のように薄い板のような形をしているヘマタイトのことです。和名では、雲母鉄鉱(うんもてっこう)と呼ばれています。
レインボーヘマタイト(Rainbow Hematite)
シャボン玉のような虹色の発色が美しいヘマタイトです。光の当たり方によって、色が違って見えます。
金属製の偽物に要注意
ヘマタイトの偽物が市場に出回ることは、極めて少ないと言われていますが、中には、人工的に作られた金属製のヘマタイトが存在するため注意しましょう。
というのもヘマタイトは、主に鉄から出来ているため、人工的に作り出すことが可能なのです。
人工的に作られるヘマタイトは、粉末状の鉄で固められて出来ています。そのため、自然に形成されたものであるかどうかを素人が見分けるのは、難しいでしょう。
天然のヘマタイトを購入したい方や、お手持ちのヘマタイトが天然かどうかを確認したい方は、専門業者に鑑定を依頼するのがおすすめです。
ヘマタイトが持つ意味
ヘマタイトが持つ意味や、相性の良いパワーストーンの組み合わせを紹介します。
パワーストーンとしての効果と石言葉
ヘマタイトは勝負事や魔除けなどに効果的と言われています。
石言葉は「心の内に燃える思い」であることから、ポジティブになりたいときや、目標があるときなどに身に付けるのがおすすめです。
勝負事には恋愛や仕事も含まれています。
恋のライバルがいる方や仕事で成功したい方も身に付けるとよいでしょう。
相性の良い組み合わせ
ヘマタイト×オニキス
魔除けとして有名なオニキスとヘマタイトを組み合わせることで、その効果がより強力になると言われています。困難に立ち向かうときのお守りとしておすすめです。集中力を高める効果も期待されます。
ヘマタイト×ルチルクォーツ
金運を呼ぶと言われるルチルクォーツ。ヘマタイトと組み合わせることで無駄な消費を抑えられる効果が期待できるそうです。「賢く投資したい」「目標達成のためにお金を貯めたい」という方におすすめです。
ヘマタイト×タイガーアイ
富の象徴と言われるタイガーアイとヘマタイトを組み合わせることで、仕事運がアップすると言われています。「ビジネスで成功したい」「ワンランク上の生活を送りたい」など、叶えたい目標がある方におすすめの組み合わせです。
ヘマタイト×ブラックトルマリン
ストレスや負のエネルギーから身を守ってくれるブラックトルマリンは、ヘマタイトとの相性抜群です。人間関係に悩んでいる方や、ストレスを受けやすい方は、ぜひこの組み合わせを試してみてください。
ヘマタイト×ガーネット
勝負運を上げてくれるガーネットとヘマタイトを組み合わせることで、その効果がより発揮されるでしょう。恋愛成就や目標達成、仕事での成功を望む方は、この組み合わせがおすすめです。