金を売るならいつ?今が売り時な理由と見極め方を鑑定士が徹底解説

作成日:2020年03月31日
最終更新日:2021年06月15日

貴金属

金の相場イメージ

 

金を売るならいつがいいのか悩む方も多いと思いのではないでしょうか?

 

最近では金相場高騰のニュースを見る機会も増えてきましたが、金は毎日価格が変動するため、売り時を見極めるのはとても難しいものですよね。

 

この記事では、金を売るならいつが良いのか悩む方に向けて、金の基礎知識から、価格が上がる時の見極め方まで、金を高値で売りだすためのコツを徹底解説致します。

金を売るならいつ?売り時は?

「金を売るならいつ?売り時は?」のイメージ画像

参考 ネットジャパン「過去の貴金属相場情報」

 

金の売り時はズバリ!「高いときに売る」です。

 

当たり前のことですよね。でもここで重要なのが、「買った時と比べて、それよりも高い値段で売る」ということです。まずは上の図をご覧ください。

 

黄色の折れ線グラフが過去50年間の24金の買取価格の推移を表しています。

 

ご覧頂いて分かるように、2020年現在の金価格はかつてないほど高騰しています。

そのため

 

2017年以前に金を購入・保有している方は今が売り時です。

これは間違いありません。

 

もちろん、今後さらに金が値上がりする可能性はあります。ですが、さらなる値上がりよりも下落する可能性の方が高いと言えるからです。この点は株取引でも同じですね。「欲を出しすぎない。確実に儲けが出るタイミングで売る」これが鉄則です。

 

今この売り時を逃す手はありません。

 

問題は2017年以降に金を購入した方です。

2017年と比較しても現在の金相場は20%以上値上がりしておりますので、売るのも良い選択だと思います。ただし、金は保有期間が5年を超えると売却時の税金が優遇されますので、それを踏まえて売却のタイミングを待つことも有りでしょう。

 

金売却時の税金についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

関連記事:金を売却した時にかかる税金|計算方法や確定申告のやり方

 

長期運用を見越して購入された方は、これからご説明する金の基礎知識と、売り時を知るコツを学んで、金をいつ売れば良いのか、見極めて頂ければと思います。

 

ではまずは「金の基礎知識」から解説します。その次に「売り時を知るコツ」「金が値上がりする要因」「金が値下がりする要因」そして「高く売るための買取業者選び」についてお話していきます。

金の基礎知識

まずは金の基礎知識からご説明します。

 

ひとくちに金といってもその「純度」によって価値は異なります。延べ棒(インゴット)であれば多くが純度100%(厳密には99.99%)ですので分かりやすいですが、金のアクセサリーは製品ごとにそれぞれ純度が違ってきます。金の純度、名称、特徴と用途を下記の図で示しましたのでご覧ください。

 

名称

純度

特徴

主な用途

K24

(24金)

99.99%

腐敗や劣化しない、

軟らかい

インゴット、

コイン

K22

(22金)

91.6%

K24よりも硬度が

高い

ジュエリー、

アクセサリー

K18

(18金)

75%

適度な硬度があり

加工しやすい

金属アレルギーが

少ない

ジュエリー、

アクセサリー

時計など

K14

(14金)

58.5%

硬度が高い、

変色しやすい

ジュエリー、

アクセサリー

K10

(10金)

42%

価格が安価

ジュエリー、

アクセサリー

 

純度は金の価値に関わる大事なものですが、アクセサリーなどを見ただけで純度を判別することは難しいです。そんな時は「刻印」が役に立ちます。刻印は、例えばリングなら内側に、ネックレスやブレスレットなら留め金の部分にあります。インゴットですと表目に大きく記されていますので分かりやすいですね。

 

金の基礎知識として、金の価値を決める「純度」、そして「刻印」についてお伝えしました。

 

金の純度や刻印について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

関連記事:金の種類【k24/k22/k18/k14/k10/k9】特徴や純度の調べ方

関連記事:金を見分ける6つの方法|刻印?本物?金メッキ?

金相場変動の要因を知る

金の売り時を知るためには、金相場がどんな要因で決まるのかを知る必要があります。

 

金の主な変動要因は、(1)需給バランス、(2)米ドルの価値、(3)地政学リスク、(4)インフレ、(5)各国中央銀行の売買動向、の5つ。

引用 第一商品「金価格を動かす5つの要因とは?」

相場変動の要因 1.需要と供給

「相場変動の要因 1.需要と供給」のイメージ画像

まず金相場は需要と供給のバランスによって変動します。

 

これは金に限らず市場価格のある全ての商品に言えることです。ただ、金が他と大きく違うのは国境関係なく世界中で取引が行われている点です。これはどういうことかと言うと、それだけ「公平性が担保されている」ことを意味します。金には国際価格があり、主にニューヨーク(先物)とロンドン(現物)での取引を基に価格が決められます。

相場変動の要因 2.米ドルの価値

金には国際価格があることをご説明しましたが、この価格は米ドル建てで表示されます。その為、米ドルの価値も、金の相場に影響してきます。

相場変動の要因 3.地政学リスク

地政学リスクとは、戦争、テロや大企業の倒産などで特定地域や世界の政治経済が不安定になることです。例えば2001年の米国同時多発テロや、2008年のリーマンショックがこれに当たります。

相場変動の要因 4.インフレやデフレ

金は現物資産のため、貨幣の価値が上下するインフレやデフレによる影響も受けます。

相場変動の要因 5.各国の中央銀行の売買動向

各国の中央銀行も、個人と同じように金を購入、保有しています。これは現物の資産である金をリスクヘッジのために利用しているのです。ただ、個人の場合と大きく異なるのがその物量です。国レベルの取引をなると数万トンという規模ですので、金の相場に大きく影響を及ぼします。

値上がり値下がりの要因を知る

「値上がり値下がりの要因を知る」のイメージ画像

金相場変動の要因を知った後は、過去の出来事を挙げながら、金が値上がりする事例と値下がりする事例をご説明していきます。グラフ中のアルファベットは、金相場変動の転機となった出来事を指します。

金が値上がりする事例

1.国際紛争などの有事の時

「有事の金」という言葉があるように、金は世界情勢が不安定になったときや、経済的な不況下で買われる安全資産です。

 

グラフのⒶ、Ⓑ、ⒺとⒻがこれに当たります。Ⓐは1973年の第四次中東戦争が引き金となったオイルショックです。これが物価の高騰(=インフレーション)を招き、金価格は上昇しました。要因の「地政学リスク」と「インフレ」の複合的な価格上昇です。

 

Ⓑはソ連のアフガニスタン侵攻です。1979年ソビエト連邦(現在のロシア連邦を中心として構成された国)がアフガニスタンへ侵攻し、米国とソ連間が戦争状態に突入するのではないかという不安と緊張が世界中に広がりました。いわゆる「冷戦」です。戦争状態になれば、株価などは下落する可能性が高い為、現物資産の金への買いが進み価格が高騰しました。

 

Ⓔは2001年に米国同時多発テロが起こった時です。米国とドルへの信用不安から、投資資金が金に流入しました。

 

Ⓕは2008年のリーマンショックです。金相場も一時的には下落しましたが、その後は米ドルへの信頼への落ち込みと反比例するように、金の価値は上昇していきました。

 

 

2.どこかの国や機関が金を買う

中央銀行などの機関が大規模に金を購入すると、市場に出回る金の量が減少するため、金が値上がりします。グラフのⒺがこれに当たります。2004年11月に世界初の金ETF(上場投資信託)として「SPDRゴールド・シェア(GLD)」が米国市場に上場しました。GLDは現物の金を裏付けとするETFだった為、市場の金が一気に買われ、価格が上昇しました。

 

 

3.ドル高/円安になる

前述したように金の価格は米ドル建で決まりますので、円安に進むほど国内での価格は上がります。

金が値下がりする事例

1.好景気になる

金が安全資産と呼ばれることはお伝えした通りですが、それは「ローリスク/ローリターン」の資産だからです。好景気になるとより利益の大きい株取引などが活発になります。投資資金を確保するために金を売る投資家も増えますので、金相場は下落していきます。グラフ中ではⒹがこれに当たります。バブル景気で株価が上昇を続ける一方で、金相場は下降していきました。

 

 

2.どこかの国や機関が金を売る

Ⓔとは逆のことが起こります。大量の金が市場に流れますので、需要と供給のバランスで、金価格は下落していきます。

 

 

3.ドル安/円高になる

グラフ中のⒸがこれに当たります。1985年、過度なドル高を是正するために、米国はニューヨークのプラザホテルに先進5か国(日・米・英・独・仏)と中央銀行総裁を集めて会議を開催しました。この「プラザ合意」の狙いは米国の輸出競争力を高め、貿易赤字を減らすことでしたが、日本では急速に円高が進行しました。その結果、金の相場も下落しました。余談ですが、このプラザ合意を巡る一連の流れがバブル景気の発端にもなりました。バブルが崩壊して株価が暴落してからも金の価格が戻ることはなく、1998年には865円/1gという史上最安値を記録しています。

情報に対してアンテナを張る

「情報に対してアンテナを張る」のイメージ画像

これまでお伝えしてきた、金相場変動の要因5つ「需要と供給」「米ドルの価値」「地政学リスク」「インフレかデフレか」「各国中央銀行の売買動向」と「値上がり、値下がりした具体事例」をしっかり覚えておけば、金を売るならいつが良いのか見極められるはずです。

 

ただし、そのためには常日頃から情報に対してのアンテナを張っておかなくてはなりません。例えば、新聞を購読するのも良いでしょうし、今ならネットのニュースでも十分な情報が手に入ります。テレビのニュースを見るだけでも構いません。大事なのは「このニュースがどのように影響していくのか」を考えることです。

信頼できる買取業者に相談する

「信頼できる買取業者に相談する」のイメージ画像

前項で情報収集の重要性をご説明しました。とは言え中には専門的な事柄や、経験に基づく感覚が必要な部分もあり、判断に悩む方もいらっしゃるかも知れません。

 

そんな時は、その道のスペシャリストである鑑定士にお申し付けください。金を売るならいつが良いのかお気軽にお問合せ頂ければ、現場でしか体感できない相場観を交えてお答え致します。ちなみに執筆時2020年9月上旬で言うと、冒頭でも申し上げました通り、

 

「今が売り時」です。

 

事実、弊社の金の買取数も金相場の上昇が謳われ始めた1月から増えており、弊社でも3月から4月にかけて広告を出した結果、かなり多くのお客様に金のお買取をご利用頂きました。

 

金相場が上昇トレンドに入ると、それを謳った広告も多く作られますので、これも判断材料のひとつになるかと思います。

 

ただ、注意して頂きたいのは「買取業者の中にはお粗末な査定を行うところもある」ということです。中には金の純度を偽って査定をする買取業者もございます。買取業者を選ぶ際は信頼のおける会社に依頼されてください。

 

弊社は査定時に判断の難しい素材があった場合は、お客様にその旨をお伝えして、お時間頂ける場合は、提携の専門業者にて検査を行ってから、お客様に査定結果をお知らせしております。

 

また刻印がなくお客様で純度が判別できないアクセサリーなども査定致します。査定やお品物に関してご不明な点ありましたら、お気軽にお申し付けください。お客様が安心してお取引できるよう努めております。

 

今回は、「金を売るならいつが良いのか」お悩みの方へ向けて、金の売り時についてお話致しました。ここまでお目通し頂きありがとうございました。

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