GMTマスターとGMTマスターⅡの違いについて

作成日:2019年09月16日
最終更新日:2021年06月15日

GMTマスター1

ロレックスのGMTマスターは発表されて以来多くの方に愛されてきましたが、GMTマスターⅡへと進化した事により機能面やデザインに変更が行われています。

 

今回はそんはGMTマスターとGMTマスターⅡの違いについて考えていきたいと思います。

 

GMTマスター

GMTマスターの誕生

「GMTマスターの誕生」のイメージ画像

2箇所の異なる国の時刻を表すことの出来る機能を持つ、ロレックスのオイスターパーペチュアル。全世界のパイロットが求めるロレックスそれがGMTマスターです(GMTとはグリニッジ・ミーン・タイム「世界標準時間」の略)。航空会社の国際線パイロットのために開発されたGMTマスターは1955年にファーストモデルが発表されました。その後多くのパイロットから評価されるとともに、富裕層からの支持も取り込んでステイタス性も確立されていきます。それによりゴールドモデルなど多数のバリエーションを展開していくことに成功しました。現在では全国各所の時間を表示するGMT機能はそれほど珍しくない機能ですが、発売当初はとても画期的な機能として注目を集め、全世界を飛び回るビジネスマン憧れの機能でした。

GMTマスターの特徴

「GMTマスターの特徴」のイメージ画像

GMTマスターの一番特徴的な点はGMT針です。一般的な時針・分針・秒針の他に24時間で1周する矢印型のGMT針があり、それに対応した24時間目盛付き回転ベゼルを使ってほかの地域の時間帯を知ることができます。

そしてもう一つの特徴がベゼルです。その独特で特徴的なデザインは、これまで単色と 2 色の数種類のカラーコンビネーションが登場してきました。ベゼルの赤と青は昼夜を表現し、24時間刻みの回転ベゼルを組み合わせることにより、自国と同時に異なる国の時刻を表示することを可能としました。このツートンカラーのベゼルは配色によってペプシ(青×赤)・コーク(黒×赤※マスターⅡのみ)といった愛称でも呼ばれ多くのロレックスファンから愛されています。その他にも青×黒、黒一色などのバリエーションがあり、モデルや製造された時代によっては色合い、刻印された数字の書体や色が異なることがあり、こういったマニア受けする特徴があることも、廃番になったモデルが今でも根強く支持されている理由の一つといえます。

GMTマスターからGMTマスターⅡへ

「GMTマスターからGMTマスターⅡへ」のイメージ画像

GMTマスターは1955年の登場以来、生産終了となる1999年頃までにRef.6542、Ref.1675、Ref.16750、Ref.16700とモデルチェンジしてきました。GMTマスターが終了し、GMTマスターⅡが登場したと思われがちですが、実は1990年~1999年の生産終了までは平行して生産されていました。この当時の購入者は“GMTマスター”と“GMTマスターⅡ”が選択できたはずですが、何を基準に時計を選んだのでしょうか?“GMTマスター(Ref.16700)”と“GMTマスターⅡ(Ref.16710)”の違いについてご説明します。

始めに仕様の違いについてですが、前述したベゼルにも違いがあります。GMTマスターは、赤×青、ブラック、の2種類しか展開していません。それに対しGMTマスターⅡは赤×青、ブラックの他に赤×黒ベゼルも展開されています。

搭載ムーブメントはGMTマスターがCal.3175を使用。GMTマスターⅡはCal.3185かCal.3186が使用されており、Cal.3186はのちに発売されるRef.116710にも使用されることになります。ケースサイズは共に40mm、ブレスバックル形状はGMTマスターがシングルバックル、GMTマスターⅡはダブルバックルが主流ですが、平行生産されていた頃にどちらもダブルバックルに移行していますので、GMTマスターのダブルバックルは希少、GMTマスターⅡのシングルバックルは希少ということになります。(但し購入後にブレスを交換している場合もあります)

GMTマスターとGMTマスターⅡの違い

「GMTマスターとGMTマスターⅡの違い」のイメージ画像

そしてこの2つのモデルの一番大きな違いは操作方法にあります。GMTマスターは単独で日付の変更が出来ること。GMTマスターⅡはリューズの引き出しが2段階になり、単独で短針が動かせること。そして24時間針と単独で修正可能な短針、回転ベゼルの組み合わせにより、これまでのセカンドタイムゾーン表示からトリプルタイムゾーン(3カ国表示)が可能となりました。いずれも時差を利用して簡易的に異なる2カ国、または3カ国の時間を把握することが出来ます。

GMTマスターを使ってセカンドタイムゾーンを把握する場合、回転ベゼルのメモリを時差分ずらして第2時間帯をつくります。2つある時針が常に連動していることで2か所の時間を同時に把握することが出来るのです。

そしてGMTマスターⅡは2パターンのセカンドタイムゾーンの表示方法と、単体で動く短針をずらして第3国の時間帯を表示させることにより、トリプルタイムゾーンを表示することが出来ます。2パターンの表示方法とは、GMTマスターと同じ回転ベゼルを使用した方法と、短針とGMT針でセカンドタイムゾーンを表示させる方法です。

現行モデル

「現行モデル」のイメージ画像

1983年に登場したGMTマスターⅡはRef.16760、16710とモデルチェンジし、2007年頃ベゼルにセラミック素材を採用したRef.116710LNが登場しました。GMTマスターⅡという呼称は変わりませんが、その見た目は大きくモデルチェンジされ、2トーンのベゼルはブラックに、GMT針と文字盤のGMTマスターⅡのロゴはコーポレートカラーであるグリーンに、ブレス中央部分は鏡面仕上げとなりました。その後2013年に黒と青で色分けされたベゼルを装備する116710BLNRが登場し人気モデルとなっています。

 

以前よりステイタス性の高いモデルだったこともあり、Ref.116710LNの登場を機にGMTマスターが再び人気を集めました。その機能性から現在もビジネスツールとして高い評価を獲得しています。

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