黄色・オレンジ色の宝石15種類まとめ|名前の意味や特徴

作成日:2020年10月07日
最終更新日:2021年03月27日

宝石

黄色の宝石:トパーズ

 

 

「赤い宝石は華美すぎる」「明るい雰囲気であたたかみのある色合いの宝石を身につけたい」といったときに活躍するのが、パッと華やかな明るさを持つ黄色やオレンジ色の宝石です。

 

明るい色合いのものでも決して派手すぎず、肌にもよくなじむ黄色・オレンジ色の宝石についてご紹介します。

黄色・オレンジ色のイメージや与える印象

黄色は明るさや楽しさを象徴する色です。

 

認識のしやすさから黄色信号にも用いられています。また、ヒヨコや小学生のランドセルカバーの色でもあり、幼さや若さといったイメージも含んでいます。

黄色と赤の中間色であるオレンジ色は「ビタミンカラー」とも呼ばれ、フレッシュなイメージのある色です。加えてあたたかさや親近感、親しみやすさといった印象を与えます。

黄色の宝石.1「シトリン」

「黄色の宝石.1「シトリン」」のイメージ画像

シトリンという名前は、フランス語でレモンをあらわす「citron」に由来しています。和名では「黄水晶(きすいしょう)」と呼ばれます。

 

名前の通り、太陽をたくさん浴びたレモンの実のように明るい黄色をした宝石で、クオーツ(水晶)の一種です。天然のシトリンはほとんど存在せず、現在流通しているシトリンの多くはアメジスト(紫水晶)を人工的加熱して作られています。希少な宝石である天然のシトリンも、アメジストが地中で熱せられてできるものであり、天然のものであれ人工のものであれ、同じ過程を辿っていることに変わりはありません。

 

色合いは明るいパステルイエローからミカンのようにほとんどオレンジに近いものまで幅広く、色味がはっきりしているものは特に人気があります。パワーストーンとしては、古くから「商売繁盛」や「金運を呼ぶ石」として重宝されてきました。

黄色の宝石.2「トパーズ」

「黄色の宝石.2「トパーズ」」のイメージ画像

トパーズは、黄玉という和名を持つややオレンジがかった黄色の宝石です。

 

黄色い宝石の代表的な存在で、かつてはシトリンなどもまとめてトパーズ(黄玉)と呼ばれていました。シトリンとは見た目が非常によく似ていますが、流通価格はトパーズのほうがはるかに高価です。中でもシェリーカラーと呼ばれるオレンジの色味が強いインペリアルトパーズは、トパーズの中でも最高級品として取り扱われます。

 

名前の由来は諸説あるものの、紅海にあるトパジオスという小さな島からつけられたという説が有力です。ただしこの島で採掘されていたのはペリドットで、鉱物学が未発達の時代に、トパーズとペリドットは混同されていました。

 

トパーズの最大の産地はブラジルで、実は日本で産出される数少ない宝石のひとつでもあります。かつて岐阜県や滋賀県で採掘されていましたが、そのほとんどは海外へ流出してしまっています。

黄色の宝石.3「イエロー・アパタイト」

「黄色の宝石.3「イエロー・アパタイト」」のイメージ画像

出典元:https://www.ryusho-honpo.jp/products/detail.php?product_id=3823

アパタイトのカラーは透き通ったブルーやグリーンが有名ですが、少数ではあるものの黄色の石も存在します。

 

名前の由来はギリシャ語で「だます」「まどわす」といった意味の「apate」。これは、ペリドットやトルマリンといったほかの宝石と混同することが多かったためだといわれています。

 

アパタイトで価値が高いのは、金色と緑色が混ざり合ったような色合いの「アスパラガス・ストーン」や、青緑色をした「モロキサイト」と呼ばれるものです。ただしアパタイトは硬度が低く、ジュエリーとして加工できるのはほんの一部。元々の数が少ないイエロー・アパタイトのジュエリーは、メジャーなカラーであるブルーのものよりはるかに少なく、手に入れたいときは根気よく探す必要があるでしょう。割れたり傷ついたりしやすいため、取り扱いにも注意しなくてはいけません。

黄色の宝石.4「ファイアオパール」

「黄色の宝石.4「ファイアオパール」」のイメージ画像

出典元:https://www.jewel-planet.jp/products/detail.php?product_id=21215

オパールの語源は、古代サンスクリット語やギリシャ語で「宝石」という意味を持つ言葉だといわれています。

 

虹のように複雑な色合いがゆらめく神秘的な輝きが特徴の宝石で、これはオパールだけが持つ「遊色効果」によるものです。一方で遊色効果のないオパールも存在し、遊色効果のあるものは「プレシャスオパール」、ないものは「コモンオパール」といいます。一般的に遊色効果のあるプレシャスオパールのほうが高価です。

 

ファイアオパールは、豊かな黄色や濃いオレンジ色を地色とし、遊色効果によって宝石の中に夕陽やかがり火が揺らめいているように見えるもののことです。

 

また、遊色効果のないオパールを含めることもあります。遊色効果を持つものだけがファイアオパールだという主張がある一方で、無遊色のオパールがファイアオパールとして流通しているのもまた事実です。ファイアオパールを購入する際は、実際に現物を見て色合いや遊色の有無を確かめたほうがいいでしょう。

黄色の宝石.5「ファンシーイエロー・ダイヤモンド」

「黄色の宝石.5「ファンシーイエロー・ダイヤモンド」」のイメージ画像

ダイヤモンドは、限りなく無色透明に近いことが重要視される宝石です。

 

黄色っぽいものはカラーグレードが低く、そのぶん価値も下がっていきますが、ある程度はっきりとした黄色の石は「イエローダイヤモンド」として扱われます。

 

ダイヤモンドには、グリーンやブルー、ピンクなど、さまざまなカラーバリエーションが存在し、色つきのものは総称して「ファンシーカラーダイヤモンド」と呼ばれています。

 

イエローダイヤモンドは、ダイヤモンドの輝きと鮮やかな黄色の発色を兼ね備えた魅力的な宝石です。色味によって呼び方が変わり、色が薄い方から「ファンシーライト」「ファンシー」「ファンシーインテンス」「ファンシービビッド」と呼ばれます。

 

このうち希少なのはインテンスとビビッドです。また、黄色が濃く鮮やかなカナリー・イエローのダイヤモンドは非常に価値が高く、高額で取引されます。

黄色の宝石.6「スファレライト」

「黄色の宝石.6「スファレライト」」のイメージ画像

スファレライトは高い分散率と屈折率を持ち、ダイヤモンドに匹敵する輝きを放つ魅力的な石です。

 

名前の由来はギリシャ語で「あてにならない」という意味の「sphaleros」です。貴重な鉱物であるガレナ(方鉛鉱)とともに産出するため、まぎらわしいことからこの名がついたといわれています。

 

美しい輝きを持つものの、硬度が低いためカットが難しく、残念ながら宝飾品にはあまり向いていません。スファレライトの多くは、コレクター向けの用途で取引されています。色合いは黄色やオレンジ、赤など。中でも鉄やマンガンの含有量が少なく透明度が高いものは「クライオフェン」という別名で呼ばれています。しかし産出されるものの多くは鉄分を多量に含んでいるため不透明で、黒や濃い褐色をしています。

黄色の宝石.7「スティルバイト」

「黄色の宝石.7「スティルバイト」」のイメージ画像

「スティルバイト」は和名では「束沸石(たばふっせき)」と呼ばれ、水に入れて加熱するとすぐに沸騰したように見える個性的な石です。

 

火山帯など溶岩と水が豊富な地層に生成することが多く、結晶そのものに水分を多く含みます。スティルバイトというの由来はギリシャ語の「微光を放つ」という意味の「silbein」です。その名が表す通り、断面がガラス質になっており、真珠のような光沢をもちます。

黄色の宝石.8「イエロー・カルサイト」

「黄色の宝石.8「イエロー・カルサイト」」のイメージ画像

「カルサイト」は石灰石の主成分で、石材としては多くが「大理石」として産出します。複屈折率が高いという特徴があり、無色透明なカルサイトを通して文字を見ると、内部で光が2方向に分かれるため文字が二重に見えます。

 

色や形の変化に富んでおり、美しい黄色のカルサイトはイエローカルサイトと呼ばれます。

オレンジ色の宝石.1「サンストーン」

「オレンジ色の宝石.1「サンストーン」」のイメージ画像

出典元:https://item.rakuten.co.jp/luxs-shop/bz-150/

サンストーンは名前の通り太陽のようなオレンジ色をした宝石です。

 

ヘリオライトとも呼ばれ、これはギリシャ語で「太陽の石」を意味します。インクルージョン(内包物)によって光に当てるとキラキラと輝くその独特の美しさから、愛好家が少なくありません。分類的にはムーンストーンと同じく長石グループに含まれます。

 

サンストーンは産地による違いが大きい宝石で、インドで採掘されるオリゴクレースにヘマタイトが含まれる不透明なものがもっとも一般的。このほかにアメリカ・オレゴン州で採れるブラドライトに銅を含むものや、コンゴや中国で採掘されるアンデサイトに銅を含むものなどがあります。流通量が多く手に入りやすいのはインド産のものです。

オレンジ色の宝石.2「オレンジ・ヘソナイト・ガーネット」

「オレンジ色の宝石.2「オレンジ・ヘソナイト・ガーネット」」のイメージ画像

ガーネットとは鉱物グループの名前で、単一の鉱物の名前ではありません。

 

ガーネット・グループに属する鉱物は、主要な成分によって化学的に細かく分類されています。オレンジ・ガーネットやヘソナイト・ガーネットとも呼ばれるこの石は、カルシウムとアルミニウムを主成分とする石で、黄褐色からオレンジ、赤褐色といった色合いをしているのが特徴です。

 

赤みがかったオレンジ色のものを「シナモン・ストーン」、褐色がかったオレンジ色のものを「ジャーシンス」または「ヒヤシンス」という古い呼び名で呼ぶこともあります。

 

ヘソナイトという名前は、ギリシャ語で「小さい」を意味する「hesson」が由来。ほかのガーネットよりも屈折率が小さいことからつけられたといわれています。

オレンジ色の宝石.3「スペサルティン・ガーネット」

「オレンジ色の宝石.3「スペサルティン・ガーネット」」のイメージ画像

鮮やかで濃厚なオレンジ色をしたガーネットです。

 

「スペサルティン」の名は、この石が発見されたドイツ・バイエルンのスペサルト地方に由来しています。発色が鮮やかで屈折率も高く、カットすることによって美しい輝きを放ちますが、産出量はほかのガーネットと比べると多くありません。

 

果実のような明るいオレンジ色をしたものは「マンダリン・ガーネット」、赤みの強いオレンジやわずかに赤褐色が入るものは「タンジェリン・ガーネット」という通称で呼ばれ、特に人気があります。

 

マンガンとアルミニウムが主成分として含まれ、和名では「満礬柘榴石(まんばんざくろいし)」と表記されます。「満」とはマンガン、「礬」とはアルミニウムのことで、主成分がそのまま名前になっているというわけです。

オレンジ色の宝石.4「パパラチア・サファイア」

「オレンジ色の宝石.4「パパラチア・サファイア」」のイメージ画像

パパラチアサファイアは、ピンクとオレンジの中間の色味を持つサファイアです。

 

パパラチアとは、原産国であるスリランカの言葉で「蓮の花」という意味。産出量が非常に少ないことと、うっとりするような絶妙な色合いから、「幻の宝石」「キング・オブ・サファイア」とも呼ばれています。

 

オレンジのあたたかみとピンクの愛らしさの両方を兼ね備えたカラーが魅力で、特にオレンジ系のものは希少性が高く、貴重です。インクルージョン(内包物)が少ないことや、透明度が高いことも重要視されます。石によってピンク寄りだったり、オレンジ色寄りだったりと、微妙な色の違いがあるため、理想のものに出会うには運や巡り合わせも重要です。

 

パパラチアサファイアとして販売されているものの中には、ベリリウム拡散加熱処理によって色味を付与した価値が低いものも存在するため、注意しておきましょう。理解したうえで購入するのは問題ありませんが、処理を施したことを隠して不当に高い価格で販売する悪質なケースも存在します。

オレンジ色の宝石.5「オレンジ・ジルコン」

「オレンジ色の宝石.5「オレンジ・ジルコン」」のイメージ画像

出典元:http://www.irohani-hoseki.com/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=1894

ジルコンはまばゆいほどの輝きを持つ美しい宝石で、それゆえにダイヤモンドと混同されてきたという歴史があります。

 

オーストラリアでは44億年前に形成されたというジルコンが見つかり、地球上で最古の鉱物としてニュースになりました。人工宝石として知られるキュービックジルコニアと名前が似ていますが、まったくの別物ですので区別しておきましょう。

 

ジルコンは無色透明(カラーレス)のほか、青や緑、赤褐色など多彩なカラーバリエーションを持つ宝石です。その色はヒヤシンスの花にたとえられ、風信子石(ヒヤシンスせき)といった和名もつけられています。ジルコンという名前はアラビア語の「赤」やペルシャ語の「金」に由来するとされ、名前からも多彩な色を持つことがうかがえます。

 

オレンジジルコンは、落ち着いたオレンジ色と輝きが魅力の石です。また金色に近い色合いのイエロージルコンも存在しています。

オレンジ色の宝石.6「オレンジ・カーネリアン」

「オレンジ色の宝石.6「オレンジ・カーネリアン」」のイメージ画像

カーネリアンとは、カルセドニーの中で赤みを帯びた石やオレンジ色をしている石のことです。

 

名前はラテン語で「肉」という意味の「carnis」が由来だといわれています。古くから宝飾やお守として重宝されてきた宝石であり、メソポタミア王の墓から見つかっているほか、ツタンカーメン王の黄金マスクにもあしらわれています。黄金マスクの胸元に見えるオレンジ色の装飾がカーネリアンです。さらに、ナポレオンが生涯身につけていた八角形の印章もカーネリアンで作られたものでした。

 

カーネリアンは人類の歴史とともに歩んできたパワーストーンであり、その背景から今でも高い人気を誇ります。魔よけのほか、ネガティブな気持ちを遠ざけ活力を引き出す効果があるとされています。

オレンジ色の宝石.7「ダンビュライト」

「オレンジ色の宝石.7「ダンビュライト」」のイメージ画像

画像引用 GIA

 

「ダンビュライト」は別名ダンブリ石とも呼ばれ、1830年に米国コネチカット州ダンブリーで発見されたことからこの名が付きました。高品質なものだと水晶よりも透明度が高くかつてはダイヤモンドの類似石(イミテーション)として扱われたこともあります。

 

ダンビュライトにはへき開性(一定方向に割れやすい性質)がなく、硬度も7あるため耐久性にも優れています。

まとめ

晴れやかで楽しいイメージを持つ黄色、あたたかみと華やかさが共存するオレンジは、いずれも主張しすぎず身につけやすい色でもあります。

 

ポジティブなパワーに満ちた黄色やオレンジの宝石は、元気を出したいときや明るい雰囲気を演出したいときにおすすめです。

関連アイテムの買取価格はこちら

他の人はこんな豆知識も見ています

完全無料

査定・買取のお申し込みはこちら