出典:DIOR公式オンラインブティック BOOK TOTE バッグ
クリスチャン・ディオールから2018年に誕生した「ブックトート」をご存知ですか?その言葉のまま、本をすっぽり入れられるトートバッグをイメージして作られたもので、セレブや有名人も愛用する姿がインスタグラムなどのSNSで話題です。
使い勝手の良い人気のトートバッグだけに偽物も出回っており、特にネット通販などでは不安に感じる方も少なくないでしょう。
そこで今回はディオールのブックトートについて、偽物の見分け方をはじめとして使い勝手や値段、サイズなどを解説していきます。
ブックトートの偽物に注意!その見分け方
ブランド品は偽物、コピー品が横行していますが、ディオールのブックトートも人気とともに偽物が流通しています。ディオールの国内直営店や正規代理店、いわゆる正規ルートで購入する場合は、本物で間違いありません。正規品には購入場所が記載された保証書や箱などが必ず付いており、これらがあると買取の際も高く売れます。
正規ルート以外の販売元となると、並行輸入品です。並行輸入品は、第三者が海外で買い付けたものとなりますので偽物が紛れている可能性があるのです。特にネットショッピングが普及したことにより、正規ルートでないディオール商品が多く流通するようになり、ますます偽物が横行するようになっています。
偽物と気付かずに使っているケースもあり、そんな場合はブックトートを売りたいとなっても偽物だと買取不可となってしまいます。ブックトートの購入を考えている方、買取を考えている方は今一度注意してください。一体ディオールのブックトートの偽物は、本物とどう違うのか?見分け方を解説します。
偽物の見分け方①タグの文字とシリアルナンバーを確認する
ブックトート内部の上の方に、「ChristianDior」が印字された黒いタグがあります。またそのタグの裏は、シリアルナンバー(製造番号)が入っています。
偽物にはこのようなタグがそもそもなかったり、精巧な偽物の場合はタグがあるかもしれませんが本物とは微妙に違うことがあります。それはChristianDiorのロゴのフォントが違ったりシリアルナンバーが入っていなかったりなどです。タグを裏返してみたときにシリアルナンバーが逆向きに印字されていれば、それは偽物です。
偽物の見分け方②生地の質感や縫製はしっかりしているか?
ディオールのブックトートは当然素材や製造にこだわっているので、使えば誰もがわかるクオリティの高さがあります。特にキャンバスオブリークや刺繍ものなどは、芸術品のような一級品です。
偽物となると、このような評価はとてもできない劣悪さが目に付くことがあります。偽物の特徴を挙げると、まず生地に厚みがなかったり縫製が雑だったり、また匂いが人工的すぎるといったことがあります。いかにも新品でピカピカ、といったような安っぽさも感じるかもしれません。ブックトートの定価は30万以上と高価ですので「明らかに見合わないな・・・」といった直感も重要です。
偽物の見分け方③異様に安いブックトートは偽物の可能性大
本物を安く買えるということで人気な並行輸入品のブランド品。ネットショッピングサイトだと驚くほど安いケースもあり、手軽に買えると多くの人が興味を持つかと思います。ブックトートの定価での値段は30万~50万ほどです。それがいくら海外で安く仕入れるといっても2万円とか3万円といった値段で販売されていればおかしいのは明らかですよね。
並行輸入のブランド品を専門に販売している某大手サイトでは、ブックトートの値段は大体が30万円以上。つまり定価とあまり変わらないということです。ブックトートはトレンドのバッグということで需要が高く、値段が下がりにくいといえます。
ディオールのブックトートとは?使い勝手はどうなの?
ディオールのブックトートとは、同ブランドのアーティスティックディレクターのマリア・グラツィア・キウリの読書好きが高じて考案された、本を入れるのにぴったりなトートバッグ。2018年春夏コレクションでお披露目されるやいなや、すぐに話題となりました。サイズやデザインの違いで様々な表情を見せてくれます。
ありそうでなかった、スクエアでマチたっぷりのシンプルなトートバッグは使い勝手が良く、とてもアイコニックな存在感を放ちます。ブックトートは発売から日が浅いもののアイコンバッグになりつつあり、人気急上昇中。デザインやカラーのバリエーションも続々と増えています。
ブックトートの特徴
この投稿をInstagramで見る
ブックトートはよくあるトートバッグとは違い、丸みのない角ばったスクエアトートなのが特徴的。この上なくシンプルでスタイリッシュですが、ここまでスクエアなトートバッグは周りを見渡してもあまりなく、とてもアイコニックな印象。存在感抜群で、カッコよくスタイリッシュなディオール独自の魅力が詰まっています。
どのブックトートもバッグ中央部に「CHIRISTIAN DIOR」シグネチャーがあり、ディオールのバッグであると誰もが見てわかるデザイン。ディオールのラグジュアリーな雰囲気をしっかり纏っています。
ブックトートという印象的な呼び名も新鮮で都会的な響きです。
ブックトートの使い勝手
この投稿をInstagramで見る
マチが広く、紙袋のようにざっくばらんな形にも見えますが、それがまたシンプルで使い勝手が良いです。
開閉部にファスナーはなく、内部に仕切りやポケットもない作りですが、なんでも適当に入れることができる点はある意味楽ともいえます。
荷物を仕分けたい方は、バッグインバッグやポーチを使って整理することをおすすめします。
ハンドルは長めに設定されており、手で持ったり腕に通しやすい長さとなっています。
しっかり、ずっしりと重厚感のあるように見えますが、持つと意外と軽いです。重く硬いレザーよりも、柔軟性があって軽いキャンバス地のバッグはデイリーユースにぴったり。
デザインのバリエーションは、この上なくシンプルで飾り気がないものから、ディオール伝統のオブリーク柄、花柄と、実に様々な顔ぶれ。
ベースの形が気取らずシンプルなので、柄やカラー次第でどんなテイスト・どんなシーンにも合うので使い勝手が良いのです。
サイズ展開はミニ、スモール、ミディアム、ラージと4種あり、サイズ感で受ける印象ががらりと変わりますので、一番使いやすいサイズを選びましょう。
ディオール ブックトートのサイズ比較
発売当初はスタンダード(スモール)とラージのサイズのみでしたが、2022年現在は4つのサイズ展開です。
・ミニ
【22.5 × 24 × 8cm】
・スモール
【26.5 × 21 × 14cm】
・ミディアム
【36.5 × 28 × 17.5cm】
・ラージ
【41.5 × 35 × 18cm】
長方形型のブックトートはどんな物でも収納しやすく、またマチがたっぷりなので見た目以上の収納力を持っています。
ミニは最低限の荷物が入るサイズ感で、肩掛けができない持ち手の短さなので注意。でも一番可愛い印象です。
スモールは日常で使うぶんには標準的なサイズで、最もコーディネートに合わせすいサイズ感でもあります。
ミディアムはノートPCや書類なども入る容量で、荷物が多いにおすすめ。
ラージは小旅行の荷物も入るほどの大容量サイズです。肩掛けも可能。
ディレクターのマリア・グラツィア・キウリがミリ単位でこだわったという渾身のつくりとなっています。
ミニ フォンバッグも登場
出典:DIOR公式オンラインブティック DIOR BOOK TOTE ミニ フォンバッグ
新たに加わったのミニフォンバッグは【13.5 × 18 × 6.5cm】で、全iPhoneモデルが収納可能なサイズです。
ストラップが付属しておりショルダーバッグにもなります。
iPhoneに加えてコンパクトな財布やハンカチなどを収納して、身軽なお出かけにおすすめです。
ブックトートのラインナップ
ディオールのアイコンバッグとして定着しているブックトート。ラインナップの一部を紹介します。
定番のモノグラム【ディオール オブリーク ブックトート スモール】
出典:DIOR公式オンラインブティック DIOR BOOK TOTE スモール ディオール オブリーク エンブロイダリー
昔からよく見るディオールオブリークのモノグラム柄ブックトートは、キャンバス素材を掛け合わせているのでどこかクラシカルにも感じさせます。
グラフィカルなモノグラムのブックトートは目を惹き、ディオールのブランドアピール抜群です。
オブリークはブックトートの大本命であり定番として、ブックトートでも一番人気のデザインです。
ブラックとレッドのカラー展開。
エレガントな【トワル ドゥ ジュイ ブックトート ミディアム】
出典:DIOR公式オンラインブティック DIOR BOOK TOTE ミディアムバッグ トワル ドゥ ジュイ エンブロイダリー
Toile de Jouy (トワル ドゥ ジュイ)モチーフの総刺繍があしらわれた、非常に繊細でエレガントなブックトートです。
トワル ドゥ ジュイとは、伝統的なフランスのプリント地のことで、18世紀ごろの人物、風景、神話、植物などのモチーフが柄になっています。
歴史的に有名なあのマリー・アントワネットも気に入っていたというデザインは、優雅なヨーロピアンテイストを存分に感じられます。
カラー展開はピンク、グレー、ネイビーで、上品な風合いのためピンクでも可愛くなりすぎません。
テイストの違いでブックトートも様々表情を見せてくれます。
シックな【ディオール オブリーク カーフスキン ブックトート ラージ】
出典:DIOR公式オンラインブティック DIOR BOOK TOTE ディオール オブリーク カーフスキン
ブラックのカーフスキンでとてもシックな印象のブックトート。
実はオブリークのエンボス加工デザインなのですが、とても控えめですっきりしています。
デザインもさることながらこちらのラージサイズはビジネスシーンでの活躍や、男性も使えるブックトート。
ブックトートの買取について
ブックトートは大変人気が高まっているバッグなので、中古買取市場でも需要が高くなっています。
人気の割に中古市場に出回っている数は少ないので、積極的に買取がされています。
バッグの状態にもよりますが、大体の買取相場目安としては20万円~25万円ほどです。
新作を早く売却すると、30万円近い高価買取も期待できます。
ブックトートの買取査定ポイント
「ABC DIOR」で刺繍を入れたブックトートは査定が下がりやすい
ディオール公式のサービスとして好きな刺繍を入れることができる「ABC DIOR」を利用していると、買取価格が下がりやすいです。
ディオールのロゴ部分に名前を入れることが多いかと思いますが、ブランドロゴが見えないというのはマイナス査定ポイントとなってしまいます。
擦れや汚れがないか
バッグの買取価格に大きく影響するのが、使用感や劣化具合です。
ブックトートは多くがキャンバス素材です。持ち手や角が擦れやすく、汚れも革に比べると付きやすくなっています。
ブックトートは底鋲もないので使用には注意が必要です。
ギャランティカードがあるかどうか
買取価格は保証書(ギャランティカード)の有無で変わります。
ブランド品が本物である分かりやすい証明でもあり、高価買取にはギャランティカードが必須です。
並行輸入品には保証書(ギャランティカード)が付いていないものが多く、付いていたとしても未記入か外国語での記入なのでこれも買取価格に影響します。
国内直営店や代理店で購入すれば必ず保証書が付いてきますので、査定には忘れず持っていきましょう。
まとめ
ディオールのアイコンバッグとして人気上昇中のブックトートの魅力をお伝えしました。
ブックトートはディオールのこだわりが沢山詰まっていて、すべてイタリアにて職人が手間暇かけて製造しています。
豪華絢爛なバッグも良いけれど、日常に身軽に寄り添ってくれるシンプルなブックトートもとても魅力的です。
買取市場では常に品薄で積極的に買取したいアイテムとなっています。
ブックトートをはじめとしたブランド品の売却をご検討中なら、まず無料査定にて現在の価値を知ってみませんか。
ライン、メール、店頭にてどうぞお気軽にお問い合わせください。