鑑定書・鑑別書無しダイヤモンドの買取価格はどうなる?【無くしてもOK】

作成日:2021年06月14日
最終更新日:2021年06月21日

ダイヤモンド

鑑定書

 

鑑定書がないという理由で、ダイヤモンドの売却を諦めている方はいませんか?

 

実は、鑑定書がなくてもダイヤモンドの売却は可能です。なぜ鑑定書がなくても買取可能なのか?ダイヤモンドの買取価格はどのようにして決まるのか?など、本文で詳しく解説します。

 

記事後半では、鑑定書なしでダイヤモンドの買取を依頼する際の注意点や、鑑定書なしのダイヤモンドを少しでも高く買取ってもらう方法なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

鑑定書・鑑別書の違い

鑑定書(ダイヤモンド・グレーディング・レポート)とは、ダイヤモンドを購入した際に付いてくる品質証明書のことです。また、鑑定の対象はダイヤモンドのみに限られています。鑑定書では、4Cと呼ばれるダイヤモンド独自の評価基準に沿って鑑定を行い、ダイヤモンドのグレードを決定します。なお、ダイヤモンドの価値や、価格を記載する項目はありません。

一方、鑑別書はその石が天然石か人工石であるか、どのような処理が施されているか、何からできているのかなどの情報を記載したものです。そのため、石のグレードや価値、評価などは記載されません。また、ダイヤモンドのみに発行される鑑定書と違い、鑑別書は全ての石を対象としているため、ダイヤモンドはもちろん、サファイヤやルビー、エメラルドなどのカラーストーンにも発行されます。

つまり、宝石が本物であるかどうかを判別するのが鑑別書で、ダイヤモンドの品質を見極めるのが鑑定書です。

鑑定書・鑑別書を無くしてもダイヤモンドの買取は可能

「鑑定書・鑑別書を無くしてもダイヤモンドの買取は可能」のイメージ画像

鑑定書と鑑別書は、鑑定機関がダイヤモンドに対してしっかりと調査を行った証です。

しかし、買取の際には、鑑定書の内容とダイヤモンドの状態に相違がないかを買取店の鑑定士自らが確認するため、万が一鑑定書や鑑別書を無くしてしまっても問題はありません。

ただし、鑑定書がない場合、石の評価が鑑定士に一任されてしまうため、査定結果に幅が出てしまうというデメリットがございます。宝石鑑定の経験が浅い鑑定士に当たってしまった場合、ダイヤモンドが過小評価されてしまうリスクもございます。

鑑定書・鑑別書を無くしている場合の注意点

鑑定書や鑑別書が無くてもダイヤモンドの買取はしてもらえますが、買取価格が低くなったり、査定に時間がかかったりする場合があります。

ここからは、鑑定書や鑑別書が無い場合の注意点について解説します。

買取価格が低くなる可能性がある

「買取価格が低くなる可能性がある」のイメージ画像

鑑定書や鑑別書が無くてもダイヤモンドの買取は可能ですが、買取価格が低くなる可能性があります。

ダイヤモンドを専門に取り扱う買取業者には、宝石を調査するための検査機材が揃っているため、石が本物であるかどうかや、内包物(結晶化されなかった炭素などの不純物)がどの程度含まれているかなどの調査は可能です。

しかし、ダイヤモンドの買取価格を決める上で重要なグレードを判断するには、鑑定士の知識と経験が必要です。もし低いグレードのダイヤモンドを間違って高いグレードのものとして買い取ってしまった場合、販売する際に損失が出てしまいます。そのため、経験の浅い鑑定士などは、判断に自信がない場合、損失を防ぐために相場よりも安い価格を提示する傾向にあるのです。

査定に時間がかかる可能性がある

「査定に時間がかかる可能性がある」のイメージ画像

鑑定書や鑑別書が無い場合は、一から鑑定を行うため、通常の査定よりも時間がかかる可能性があります。

また、1人の鑑定士で判断がつかないときは、ベテランのスタッフに指示を仰いだり、社内で協議したりする場合もあるでしょう。

なお、鑑定書無しで査定をする場合は、~0.2ctなら5分程度、0.3ct程だと10~15分、1ctになると30分程度の査定時間がかかります。1日に複数の店舗で査定を検討している方は、時間に余裕を持って行動したほうが良いでしょう。

ダイヤモンドの買取価格の決まり方

ダイヤモンドの買取価格は「カラット(Carat)」「カット(Cut)」「(Color)」「透明度(Clarity)」4つの頭文字を取って生まれた4Cと呼ばれるダイヤモンド独自の評価基準によって決まります。

4Cは全世界共通の基準であり、これによって決まったダイヤモンドの評価はどこの国へ行っても変わりません。では、そんな4Cがどのようにして決まるのかを詳しく見ていきましょう。

査定ポイント①:カラット(Carat / 重さ)

「査定ポイント①:カラット(Carat / 重さ)」のイメージ画像

まず1つ目の査定ポイントは、ダイヤモンドのカラット数(重さ)です。

ダイヤモンドはカラット数が大きいほど高額になります。なお、1カラットは約0.2gで、サイズにすると直径約6.5mmほどの大きさです。ダイヤモンドのカラット数は、鑑定士が電子天秤を使って測定します。

査定ポイント②:カラー(Color / 色)

「査定ポイント②:カラー(Color / 色)」のイメージ画像

2つ目の査定ポイントは、ダイヤモンドの色味を見るカラーです。

一見するとどれも透明のように見えるダイヤモンドですが、わずかに黄色味を帯びている場合が多く、この黄色味が強いほどランクが低くなり、無色透明に近いほどランクが高くなります。

カラーのランクはD〜Zまでの23段階で、最高ランクはDの無色、最低ランクはZの薄い黄色です。ダイヤモンドのカラーは、見本石と照らし合わせて鑑定士が肉眼で確認します。

【カラーのランク】
D…無色
G〜J…ほぼ無色
K〜M…わずかな黄色
N〜R…非常に薄い黄色
S〜Z…薄い黄色

査定ポイント③:カット(Cut / 研磨技術)

「査定ポイント③:カット(Cut / 研磨技術)」のイメージ画像

3つ目の査定ポイントは、ダイヤモンドに施された研磨技術であるカットです。

カットは石本来が持つ素質ではなく、職人による技術を査定するもので「形」「対称性」「研磨技術」3つの項目で評価します。カットのランクは5段階あり、1項目での最高ランクを「エクセレント(Excellent)」、3項目全てでエクセレントを獲得したものを「トリプルエクセレント(3EX)」と呼びます。なお、このカットは4Cのなかで最も鑑定が難しいと言われる項目で、正確な評価を導き出すためには、豊富な経験と知識が必要です。

【カットのランク】
最上級品…エクセレント(Excellent)
理想的…ベリーグッド(VeryGood)
良好…グッド(Good)
グッドにやや劣る…フェア(Fair)
最もグレードが低い…プア(Poor)

査定ポイント④:クラリティ(Clarity / 透明度)

「査定ポイント④:クラリティ(Clarity / 透明度)」のイメージ画像

4つ目の査定ポイントは、ダイヤモンドの透明度を見るクラリティです。

クラリティでは、インクルージョンと呼ばれる内包物がどの程度含まれているのか?や、傷がないかなどをチェックします。クラリティのランクは11段階あり、不純物や傷がなく透明度が高いものが最高ランクのFL、不純物や傷が目立つものが最低ランクのI3です。なお、ダイヤモンドのクラリティは、顕微鏡を使って鑑定士が目視で確認します。

【クラリティのランク】
FL〜IF…欠損がない
VVS1〜VVS2…ごくごくわずかな不純物がある
VS1〜VS2…ごくわずかな不純物がある
SI1〜SI2…わずかな不純物がある
I1〜I3…目立った不純物がある

【+α】蛍光の度合い、ブランド品かどうか

4Cの評価基準には含まれていませんが、蛍光性の強さもダイヤモンドを評価する上で重要な項目です。

ダイヤモンドのなかには、ブラックライトなどの紫外線を浴びると青く光るものがあります。この光が強すぎるとクラリティに悪影響を及ぼすと言われており、買取り価格が低くなる可能性があるのです。蛍光性の強さは「None(ナン)」「Faint(フェイント)」「Medium(ミディアム)」「Strong(ストロング)」「Very Strong(ベリーストロング)」の5段階で、ミディアム以降から鑑定書に記載されます。

また、査定を依頼するダイヤモンドがルース(裸石)ではなくアクセサリーの場合、ブランド品であるかどうかも重要なポイントです。ダイヤモンドの査定では、4Cの評価基準をもとに宝石としての価値を判断しますが、ブランドアクセサリーの場合は、そこにブランドの価値もプラスされます。そのため、ルースでの査定よりも査定額が高くなりやすいのです。

鑑定書・鑑別書無しダイヤモンドを、少しでも高く買取してもらう方法

「鑑定書・鑑別書無しダイヤモンドを、少しでも高く買取してもらう方法」のイメージ画像

鑑定書や鑑別書無しのダイヤモンドは、買取価格を決める上では不利になりやすいもの。しかし、工夫次第では高く買い取ってもらうことも夢ではありません。では、どのようなことに気をつければよいのか、次の項目で紹介します。

信頼できる鑑定士に依頼をする

先述したように、買取業者のなかには宝石に詳しい鑑定士が在籍していない店も多く存在します。

経験や知識のない鑑定士に査定を依頼してしまうと、正しい評価をしてもらえない恐れがあるため、鑑定書がない場合は実績のある鑑定士がいる店を選ぶようにしましょう。「米国宝石学会(GIA)」が認定する「GIA-G.G.」という資格を持つ鑑定士がいる店を選ぶと安心です。

複数店舗に査定をしてもらう

鑑定の結果は、鑑定士の技量によって大きく変わることがあります。より高値で買い取ってくれる店を見つけるためにも、査定は複数の業者に依頼しましょう。また、査定結果は保存しておき、他店で交渉材料として使うことも可能です。

持ち込む際に綺麗にしておく

「持ち込む際に綺麗にしておく」のイメージ画像

手の油やホコリなどで汚れたダイヤモンドをそのまま査定に出すと、輝きが衰え査定に影響する可能性があります。

そのため、査定前にはぬるま湯で薄めた中性洗剤などをつけて歯ブラシでやさしく汚れを落としましょう。洗った後は、乾いた布で拭きあげるのを忘れないようにしてください。

鑑定書・鑑別書無くしても再取得可能!おすすめの鑑定機関を紹介

鑑定書や鑑別書が無くてもダイヤモンドの買取は可能ですが「証明書がないと不安」という方は、再取得するのもいいでしょう。

鑑定書を再取得する場合は、日本の宝石業界が鑑定機関として最高ランクに認定している「GIA(米国宝石学会)」「CGL(中央宝石研究所)」「AGTジェムラボラトリー」の3つのなかから選ぶと安心です。なかでもダイヤモンドの評価基準である4Cを考案した「GIA(米国宝石学会)」は、世界的な宝石鑑定機関として信頼性が高いのでおすすめです。

ダイヤモンド買取を検討中の方はまずご相談ください!

ダイヤモンドの買取をご検討の方は、買取エージェントにご相談ください。

経験豊富な鑑定士が、あなたの大切な宝石を正しく鑑定いたします。査定は、お電話・メール・LINEで完結!また、店舗・宅配・出張など、お客さまのご都合に合わせた買取スタイルを用意してお待ちしております。

他の人はこんな豆知識も見ています

完全無料

査定・買取のお申し込みはこちら