BREITLING (ブライトリング)の歴史|スイス発祥の由緒正しきブランド

作成日:2018年05月21日
最終更新日:2020年11月10日

ブライトリング

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「ブライトリング」はスイスの高級腕時計ブランドのひとつです。

 

メカニックなデザインと高い性能で多くの人から支持される名門であり、パイロットウオッチという特殊なジャンルの先駆者でもあります。

 

ブライトリングの歴史や伝統から、その魅力を探っていきましょう。

 

「1884年 ブライトリング誕生」

「「1884年 ブライトリング誕生」」のイメージ画像

 

航空時計でも知られるブライトリングは1884年に創業者の”レオン・ブライトリング”がスイスにある小さな街サンティミエに小さな工房を作ったことから始まりました。

 

専門性の高い時計づくりに力を入れていたブライトリングは創業して間も無くその技術力は高く評価されスポーツの場面でも使われました。1900年代に入り懐中時計から腕時計へと時代が流れる中、1914年に起こった第一世界大戦で腕時計の需要が広まりました。

 

フライトコンピューター機能

フライトコンピューターとは、航空機のパイロットが飛行中に距離や速度、燃料などをすばやく計算するためのものです。

高速で移動する航空機では船舶用のナビゲーションシステムが使えず、船と違って大型の計器を積むこともできません。そこで狭いコクピットでも計算が行える円盤状の計算尺が開発されました。

コンピューターというとパソコンのような電子機器を思い浮かべるかもしれませんが、この円盤状の計算尺こそがフライトコンピューターなのです。

「1889年 クロノグラフの開発が進む」

ブライトリングを語る上で欠かせないものが「クロノグラフ」です。

 

クロノグラフ(Chronograph)とは、時間を精密に測定・記録する装置のことを指し、ストップウォッチそのものやストップウォッチ機能のついた時計のことを指します。ブライトリングは、クロノグラフの製作に特に力を入れていました。

 

創業者であるレオン・ブライトリングは、軍事やスポーツの分野で精度の高いクロノグラフが求められていたことに注目。操業から5年後の1889年にはクロノグラフに関する特許を取得し、さらに1896年には、5分の2秒単位の正確なクロノグラフを完成させます。

「1915年 クロノグラフ腕時計を世界で初めて発表」

「「1915年 クロノグラフ腕時計を世界で初めて発表」」のイメージ画像

画像引用 ブライトリング公式HP

 

1910年代といえば第二次世界が勃発した時代。当時はまだ懐中時計が主流でしたが、ちょうどこの時から腕時計へ移り変わるタイミングでした。飛行中に時間を確認する際、懐中時計では非常に不便で懐中時計にベルトをつけて腕時計として使用するというスタイルもありました。

 

時計だけではなく、時代が移り変わる時期で飛行機などが普及する時期でもあり時間を計測するクロノグラフ機能は様々な場面で必要とされておりました。そんな中ブライトリングが30分積算計を持つクロノグラフを世界で初めてクロノグラフ腕時計を発表。2時位置には専用のプッシュボタンがついており、これが現在のクロノグラフ機能の原型となり現在に至っております。クロノグラフ機能を使う機会はなかなかないかもしれませんが、デザイン面でもクロノグラフ付きの時計は人気です。

 

3代目のウィリー・ブライトリングの時代に入ると、1934年に世界初であるツープッシャーの腕時計クロノグラフを開発。さらに針やダイアルに蛍光塗料が塗布された、暗闇の中でも使えるモデルも発表します。

 

1938年にはコックピット計器を製造するために「ユイット・アビエーション部門」を設立し、第二次世界大戦前にはイギリス王立空軍からクロノグラフの大量発注を受けました。このユイット・アビエーション部門を由来とするのが、「アビエーター8」モデルです。

「1942年 クロノマット発表」

「「1942年 クロノマット発表」」のイメージ画像

画像引用 ブライトリング公式HP

 

ブライトリングの人気ラインの一つでありアイコンウォッチでもあるのがクロノマットでブライトリングと言えば”クロノマット”と言うイメージがある方も多いのではないでしょうか。

 

そんなクロノマットが誕生したのはブライトリングが創業されてから50年以上が経過してからのことでした。イタリア空軍のフレッチェ・トリコロールというアクロバットチームの協力を得て誕生し現在では完全自社ムーブメントを搭載したモデルも作られております。

 

クロノマットと言うモデル名はクロノグラフとマスティクス(数字)が組みわされた名前で現在もブライトリングのアイコンウォッチとして圧倒的な人気を誇っております。この当時のクロノマットと現在のクロノマットのデザインは大きく異なっておりナビタイマーに近いデザインです。

 

実はクロノマットはナビタイマーシリーズのベースともなったモデルでまさにブライトリングの中心的なラインです。

 

ステンレス素材だけではなく金を使用したタイプやダイヤモンドを使用した豪華なモデルも作られております。

「1952年 ナビタイマー誕生」

「「1952年 ナビタイマー誕生」」のイメージ画像

ブライトリングの人気モデルの一つであるのがクロノマットですが、もう一つブライトリングを語る上で欠かせないシリーズがナビタイマーです。

 

ナビタイマーはクロノマット同様にブライトリングを象徴する人気シリーズで誕生は1952年です。

 

マイルなどの飛行に必要な計算をできるいわゆる計算尺を搭載した世界初のモデルで飛行機に乗るパイロット達にとっては革新的な時計です。航空計算尺を取り入れた非常に珍しい時計ですパイロット達から確かな信頼を得ております。ナビタイマーもクロノマット同様にバリエーションが豊富なシリーズで限定モデルもあり、文字盤がグラファイト色のナビタイマー01・日本100本限定モデルも発表されております。

 

一般の方からするとこの機会は使う事がありませんが、珍しい機能を採用したナビタイマーはデザイン的にも優れており、ブライトリングの人気シリーズの一つとして確固たる人気を誇っております。

ジェット旅客機黎明期に誕生した

1945年に終結した第二次世界大戦によって航空機は飛躍的に発展を遂げ、時代の流れとともに一般市民にとっても身近なものへと変化していきました。

ナビタイマーが生まれたのは、大勢の乗客を運ぶジェット旅客機が生まれたのと同じ時期です。ジェット旅客機と、航空用計算尺を搭載したパイロットのための時計が誕生したのは、ある意味必然だったといえるでしょう。

ナビタイマーの魅力

ナビタイマーの愛好者は、パイロットだけではありません。ほとんどのユーザーは、航空用計算尺を使う必要のない人です。ナビタイマーが多くの人から愛される理由として、まずデザインのよさがあげられます。精密機器を思わせるメカニックな見た目は、男心や好奇心をくすぐります。

さらに、ナビタイマーの歴史や経緯を知れば、この時計が描いてきたストーリーを想像せずにはいられません。パイロットがたった1人で飛行中、コックピットの計器が故障したとしたら、頼れるのは手元のナビタイマーだけ。そういったストーリーを容易に想像させる奥深さもまた、ナビタイマーの魅力なのです。

「1969年 自動巻きクロノグラフウォッチの開発」

「「1969年 自動巻きクロノグラフウォッチの開発」」のイメージ画像

クロノグラフ機能と言えばブライトリングともう一つタグホイヤーが有名です。そんなタグホイヤーと力を合わせて自動巻式のクロノグラフウォッチを作り上げました。今では自動巻式のクロノグラフは身近にありますが当時は非常に困難な機能でした。そこでブライトリングは自社だけではなく他ブランドの技術も取り入れて作り上げました。

ちょうどこの頃世界ではセイコーが巻き起こしたクオーツショックで時計業界に激震が起こった時代でブライトリングも同様に危機的なダメージを受けましたが、アーネスト・シュナイダーがその後事業を引き継ぎました。

「1995年 エマージェンシー発表」

「「1995年 エマージェンシー発表」」のイメージ画像

“エマージェンシー”と言っても聞きなれない方がほとんどではないでしょうか。

エマージェンシーとは超小型の発信機でパイロットと乗組員のために作られたモデルです。航空機が飛行中に何らかの原因で不時着、または墜落をした際に時計から信号を発して救助隊を誘導してくれると言う機能があります。

ブライトリングは空を飛ぶパイロット向けに作られることも多いのですが、どうしても飛行には危険が伴います。そんな緊急時などに活躍するのがエマージェンシーで、使う機会は基本的にありませんがプロフェッショナルな時計を作り出すブライトリングらしさの詰まった時計です。

「2009年 完全自社開発ムーブメント発表」

ブライリングだけではなく、多くのブランドが目指すと言われるのが自社開発、自社生産のムーブメントを製造することです。ロレックスの代表シリーズ”デイトナ”も今では自社製造のムーブメントを使用しておりますが、以前はゼニス社のムーブメントをベースに改良したものを使用しておりました。そのようにムーブメントを別の会社で製造したりする事が多いのですが、ブライトリングは2009年に念願であった自社製造のムーブメント・”キャリバー01”を作りあげました。

まとめ

高性能なパイロットウオッチで多彩なモデルを展開しているブライトリングの腕時計は、中古市場でもたいへん人気があるアイテムです。

 

「ナビタイマー」や「クロノマット」、「プレミエ」「スーパーオーシャン」などの買い換えや売却を検討の際は、ぜひ一度ご相談ください。

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