8月の誕生石ペリドット｜意味と石言葉や価値

公開日：2021.08.04

更新日：2023.11.24

ダイヤモンド

8月の誕生石といえば、柔らかな若葉のような黄緑色が特徴の宝石、ペリドット。

古くは3500年以上の昔、エジプトのアスワン東に浮かぶセントジョーンズ島で産出されていた歴史ある鉱石です。

エメラルドよりも淡いグリーンで肌馴染みがよいカラーストーンで指輪やイヤリングとしても人気が高く、プレゼントとしても喜ばれています。

今回はそんな8月の誕生石ペリドットについて意味や石言葉、価値などをご紹介していきます。

8月の誕生石ペリドット｜意味や石言葉

ペリドットは古代エジプトでは闇を照らす「太陽の石」として貴ばれてきました。薄暗い照明であってもひと際強く輝くため、「イブニング・エメラルド」とも呼ばれています。

こうした特徴からペリドットは「邪気を退け、幸運をもたらしてくれる」といった意味もあり、古代ヨーロッパでは戦場にでる兵士のお守りともなっていたとされます。

そんなペリドットの石言葉は

・夫婦/恋人の絆

・平和

・安心

など。

マイナスの感情を取り除いてくれるとされていますので、パートナーといつまでも平穏な関係を築きたい方にぴったりの宝石でしょう。

ペリドットというややユニークな名前ですが由来は諸説あり、アラビア語で「宝石」を意味する「faridat」からきたという説や「明るい点」を意味する中世期の英単語「ペリドート」からきているという説が有力。

他にもいくつか説がありはっきりと定まっていないあたり、古来はこのペリドットがいかに希少であったかを物語っているでしょう。

またペリドットの鉱物種名は「オリビン」で、こちらはわかりやすく「オリーブのような緑色」をしていることから名付けられました。

和名は「橄欖石（かんらんせき）」、橄欖（かんらん）とは東南アジア一帯で栽培されているオリーブに似た樹木ですが、オリーブとはまったくの別物。江戸時代に実だけを見て勘違いした学者の誤訳によるものです。

ペリドットは現在では世界中で産出されているため流通量も多く、他のカラーストーンに比べるとそこまで価値は高くありません。

一般的な品質だと、

3ctあたりで3～8万円ほどが相場でしょう。

しかしながら、結晶が地上で冷える段階でヒビ割れてしまうものが多い中、稀に見つかるキレイな結晶のものは「ノンクラック」と呼ばれ高値で取引されます。

産地としてはノルウェー産のものが最高級とされますが、産出量は少なく大変希少です。

明るいオリーブグリーンのペリドットは、こちらの指輪のようにゴールドとの相性も良い宝石です。

エメラルドよりも淡く柔らかな印象で、価格もリーズナブルなため、若い方が身に着けるジュエリーとしてもペリドットはオススメです。

8月の誕生石であるペリドットについて、意味や石言葉などをご紹介してきました。

8月といえば1年でも最も暑い季節ですが、柔らかな輝きで涼しげなペリドットを身に着けることで少しでも涼を感じられるのではないでしょうか。

意味や石言葉も明るい気持ちを呼び起こさせるものですので、8月生まれの方への誕生日プレゼントとしてもペリドットはピッタリな宝石です。