オフィチーネ・パネライとは?|魅力や歴史を解説します

作成日:2017年11月26日
最終更新日:2020年12月14日

パネライ

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イタリアで創業されたパネライは大きいケースサイズの時計人気の火付け役と言われております。

 

今でこそ42mmや44mm、47mmなどのケースサイズの時計はごく一般的ですが以前の時計は今よりもケースサイズが小さいものが主流でした。

 

パネライが軍に向けてではなく一般の方に製造を始めた1990年代からケースが大きい時計が流通し流行り始めました。1990年代といえば日本はバブル時代で派手なものが好まれる傾向がありました。

 

時代の流れを変えデカ厚ブームを起こしたパネライの時計の魅力と歴史についてまとめていきたいと思います。

1860年:ブランドの誕生

パネライが誕生したのは1860年と非常に歴史が長い時計ブランドです。

 

創業した当時は世界では戦争が多く勃発しておりイタリアでも統一戦争が勃発していました。そんな世界情勢の中で誕生したパネライですが、初期は一般向けに腕時計を製造しておらず当時はイタリアの海軍に精密機器を納品しておりました。

 

また創業以来長い間軍の為にしか腕時計を作っておらず本格的に一般のユーザー向けに時計を製造し始めたのは1990年初期頃からとかなり時間が経ってからなのです。時針・分針とスモールセコンドのタイプの物が多く、優れた視認性を兼ね備えたパネライの時計は瞬く間に一般の方から支持を集め今ではイタリアを代表する時計ブランドの一つとして数えられております。

 

2005年から完全自社ムーブメントの製造に成功し常に進化を遂げております。

1936年:プロツールとして誕生したラジオミール試作品

「1936年:プロツールとして誕生したラジオミール試作品」のイメージ画像

パネライが発表した「でか」くてぶ「厚」い、「でか厚」の時計のムーブメント。

流行り始めた当初は、一時的なものと思われましたが当分収まりそうにもありません。

 

その理由は各ブランドが次々と、魅力的なでか厚のモデルをリリースしていることに加えて、元祖とされるブランドの魅力が失われてないばかりか、輝きを増しているからでしょう。

 

その元祖とされるブランドは「オフィチーネ・パネライ」。

 

創業は19世紀後半、時計店・精密機器メーカーに始まるイタリアの老舗時計ブランドです。イタリア海軍との結びつきが強いパネライが、ダイバー用の時計の製造を依頼されたのが、時計ブランドとしてのスタートとなります。

 

高い防水性を保つこと、深海でもダイヤルが読みやすいこと、そしてもちろん正確であること。これら、非常にハードな要求を解決するために、パネライが開発したモデルには、様々なオリジナリティあふれる工夫が凝らされていました。

 

可能な限り丈夫なケースを用いる、認識製を高めるために巨大なダイヤルを使用する……結果、いかなる時計とも異なる外観を持つモデルが誕生。後に、リューズからの浸水を防ぐために独特なガードも追加されました。

 

今もなお、パネライの主力となっている「ラジオミール」の原型です。

過酷な現場からも好評を得たラジオミールは、イタリアだけでなく各国の軍隊にも採用され優秀性を発揮。その名前は広がっていくのですが、それは残念ながらプロフェッショナルの間でのこと。一般の人々が、パネライの名前を知るまでには、もう少しの時間が必要となるのです。

1938年:ラジオミールの誕生

「1938年:ラジオミールの誕生」のイメージ画像

圧倒的な知名度と人気を誇るのがこちらのラジオミールシリーズ。

 

1938年から正式に登場しておりパネライの歴史を作り上げてきました。イタリア海軍ととても密接な関係があり、ミッションなどを遂行する際にあたりパネライの時計が活躍した事はとても有名な話です。シリーズ名のラジオミールは塗料の名前から由来されており、シンプルながらも特徴のあるリューズ形状はラジオミールのポイントの一つです。

 

ケースサイズは42mmや45mm、47mmの展開があり、手巻き・自動巻のタイプもあります。素材はルミノールシリーズと同じくステンレス素材のタイプを中心にピンクゴールド素材などの豪華な素材、コンポジットという特殊な素材を仕様したモデルも作られております。日々進化をしており新作も続々と発表されております。

1949年:ルミノールの登場

「1949年:ルミノールの登場」のイメージ画像

パネライの中でも確固たる人気を集めているルミノールシリーズ。

 

ラジオミールと同様にパネライの人気を作り上げ、パネライの代名詞とも言えます。ルミノールが誕生したのは1949年で蛍光塗料の物質の名前からその名がつきました。ルミノールマリーナとラジオミールシリーズの二つのラインをご存知の方も多くいらっしゃるかと思いますが、ラジオミールシリーズから先に作られました。

 

ケースサイズは40mmと44mmのラインナップですが、ステンレス素材の他にイエローゴールド素材やピンクゴールド素材のものも展開されております。またルミノールシリーズの中にはダイバーズウォッチのサブマーシブルもあります。ベゼルが回転する仕様になっており、15分まで目盛りがついております。

1993年:高まる一般人気、そして大ブレイクへ

「1993年:高まる一般人気、そして大ブレイクへ」のイメージ画像

そんなパネライが一般向けの時計を発表し始めるのは1993年。

 

シルベスタ・スタローンが愛用するなど、時計好きの間で徐々に知名度を上げていくのですが、パネライが本当にブレイクを果たしたのは、リシュモン傘下に収まってからということができるでしょう。

 

リシュモンとはカルティエを中心とする、高級時計・宝飾品のコングロマリット。この一角をなすことで、パネライにも豊かな資本が注入されマーケティングを拡大、ますます名声は高まり大ブレイクを果たすことになるのです。

 

同時にパネライは、でかくて厚いだけでなく、腕にするとしっくりくる付け心地の研究や、独自のムーブの開発にも注力するようになりました。

 

パネライの一番の魅力は遠目からもわかる、そのルックス。そんな成功に刺激された他のブランドも、デカ厚の時計をリリースして追随するようになり、今に続いているのですから、当時パネライが時計業界に与えたインパクトは相当なものだったのです。

 

大きなインパクトといえば、映画の世界でパネライが果たした役割も忘れることはできません。
監督・リュック・ベッソン、主演・ジェイソン・ステイサムの映画「トランスポーター」。冒頭でスクリーンいっぱいに映るのはパネライ・ルミノール・クロノグラフ。
パネライ・ファンのスタローンも主演した映画で着用、その名残はライン名「デイライト」として、今も高い人気を得ています。

まとめ

ムーブメントはロレックスやジラール・ペルゴ、ゼニスなど一流メーカーに任せる。自社ではタフなケースの開発に尽力する、これが以前のパネライの姿勢でした。

 

しかし、自社製造のムーブメントの開発に取り掛かって以来その技術力も開花、がぜん注目を集めるようになりました。

 

とりわけ目立つのが「8デイズ」「10デイズ」と呼ばれるモデル。

 

これらは、いったんゼンマイを巻き上げたなら、8日間、そして10日間は動作し続けるという脅威のタイムリザーブを誇るもの。通常のムーブには1本しか積まれていないゼンマイを、3本搭載することで実現できた、パネライならではの仕組みです。

 

また単なる3針のモデルだけでなく、フライバック機能を搭載したクロノグラフやGMTなどバリエーションも豊富。近年では、トゥールビヨンを搭載したモデルまで発表し、多くの時計ファンがパネライの技術力の高さに驚いたものです。

 

ケース素材もゴールドやプラチナを使用したものも登場。

 

ヘビーデューティーな時計だけでなく、ラグジュアリーなムードを求める富裕層にも対応できるようになったパネライは、これからも多くの人々をひきつけるブランドであり続けることでしょう。

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