買取エージェント上野御徒町店の真茅です。
ここ最近お客様からロレックスの旧型デイトナ・16528は値上がりをしたのか聞かれる事が多くございます。
今回は実際に値上がりしたのか?また値上がりをしたならどれくらい上がったのか?解説していきたいと思います。
16528は値上がりをした?
まず先に結論から申し上げますと16528はここ3年の間で値上がりしました。
下記は業者間で取引されるオークションの落札価格になります。
いずれも黒文字盤の16528の落札結果です。多少の年式のばらつきはあるものの、大きなコンディションの差はありません。またこちらは保証書がある状態での取引相場です。今回表にしておりますのでまずはこちらをご覧ください。
2017年4月 | 2017年10月 | 2018年1月 | 2018年12月 | 2019年7月 | 2019年12月 |
¥2,250,000 | ¥2,500,000 | ¥2,700,000 | ¥2,900,000 | ¥3,000,000 | ¥3,000,000 |
16528はいつ頃から値上がりした?
オークションの落札価格からも分かるように16528は2017年の4月の落札価格¥2,250,000から9か月後の2018年1月のオークションでは20%値上がり¥2,700,000。
そしてその1年半後、2019年7月のオークションでは約11%値上がり¥3,000,000となりました。
2017年から2018年にかけては割と大幅に値上がりしたのがわかります。2017年から現在にかけてロレックスの相場は途中で浮き沈みがあった期間もありますが、全体的に上昇はしているので16528も例外ではなく、価格は上がっています。
16528はいくらぐらい値上がりした?
約3年で個体差はありますが70万~最大100万前後値上がりしました。
2019年7月に¥3,000,000の値をつけた16528ですが、2020年2月現在では金額は横ばいか少し下落傾向にあります。いずれにしても3年前の2017年からは30%以上の値上がりを果たしました。
16528が値上がりした理由とは
同じエルプリメロベースのCal.4030を搭載したステンレスモデル「16520」の相場が2016年頃から2019年にかけて大きく上昇したことが1つの要因として挙げられます。
16520の価格上昇に連動して、金無垢モデルである「16528」の価格も2017年頃から一気に上昇しました。ステンレスモデルにはない、高級感と重量感があり、そして流通している本数も16520同様決して多いわけではありません。エルプリメロベースのCal.4030を搭載した最後の金無垢モデルとしてここ数年で一段と評価が高くなった印象です。
そしてこれはどのモデルにも言える事ですが、保証書や当時のプライスタグ、冊子などがあれば希少価値は更に高まるので重宝されます。そういった個体は今後も値下がりする可能性は低いと思われます。
16528は今後も値上がりするのか予想
ステンレスの歴代デイトナの相場は生産が終了してから10年以内にはほぼ必ず値上がりしています。金無垢モデルでは16528の先代モデルである手巻きデイトナ6263/8、6265/8が、現在では4桁を越える価格で取引されていることを考えると、この16528もCal.4030を搭載した最後の金無垢デイトナということで、個人的には今後も値上がりしていくのではないかと思われます。
ただ、急激に数十%上昇というよりは今後緩やかにゆっくりと値上がりしていくのではないかと思います。未来の相場というのは誰にも分らないため、確かなことはいえませんが、10年後、20年後にもしかしたら値段が今よりも跳ね上がっている可能性もあると思います。ただ、今現在でもこれまでの相場の推移を考えると十分に高値圏です。
16528の買取をお考えであればぜひとも買取エージェントにご相談いただければと思います。