本物の金とタングステンやニッケルなどを使った偽物との見分け方

作成日:2020年02月15日
最終更新日:2021年06月15日

金 偽物 タングステン両親から譲り受けた金製品が手元にある場合、使用されている金が本物かどうかを見極めたいと考える方も多いのではないでしょうか。
真贋を判断するためには専門家に依頼するのが一番ですが、偽物の金や貴金属を判別する方法も少なからず存在します。
今回は金製品の偽物の種類や真贋判定のポイントについて解説します。

メッキや別の金属を使って作られる偽物の金

金製品は独特の重厚感があり、見た目も美しいため非常に高い人気を誇ります。
高価な商品であるため偽物も多く販売されており、見た目や重さを偽り、金ではない金属が金として販売されているケースも少なくありません。
偽物と称される金には、どのような種類があるのでしょうか。

メッキ・金張りで見た目を金にしたもの

「メッキ・金張りで見た目を金にしたもの」のイメージ画像

金のなかには原料として金を含んでいても、実際には別の金属が主体であり金の含有量が少ない金属を金として販売している場合があります。
別の金属のまわりに金メッキを施すことで金との区別をつきにくくし、購入者の目を欺いているのです。
そのほかにも、アクセサリーの本体とチェーンをつなぐ金具に金メッキを施している製品も見られます。注目されにくい箇所にのみ金メッキを施し、金と偽っている製品も少なくありません。
金は含有率に応じた「刻印」により金の割合を明らかにしていますが、刻まれた印のみを判断材料にしてしまうと、偽物を本物の金だと思い込んでしまうケースもあるでしょう。

同じ比重のタングステンなど、別の素材を使われるとさらに分かりにくくなる

「同じ比重のタングステンなど、別の素材を使われるとさらに分かりにくくなる」のイメージ画像

購入者の目をごまかすために、質量が似ている別の金属を金メッキで仕上げることで、金との見分けがつきにくくなっている商品も流通しています。
とくにタングステンなどの金と比重が近い素材がメッキ内部に使われていると、外からの判別は難しくなります。
刻印が偽証されていたり、タングステンなどの異素材が厚みのある金で覆われていたりする場合、外見からの判別は非常に困難です。
金製品は見た目と重さなどの特徴を似せたうえで偽物が作られる可能性があるため、真贋の判定に自信がない場合は一度所持している金製品を確認しておいたほうが安心でしょう。

金を確認する際のチェックポイント

外見だけで真贋の判別が難しい金は、どのようにして偽物を見分けることができるのでしょうか。偽物の金を見分ける簡易的な判別方法を紹介します。

金の重さを確認する

「金の重さを確認する」のイメージ画像

偽物の金を見分ける第一の方法は、金の重さの確認です。
24K(純金)の重さは1立方センチメートルあたり19.13~19.51グラムであり、プラチナはPt950で1立方センチメートルあたり19.84~20.85グラムであるため、金はPt950よりもやや軽い金属です。
ほかにも、鉛の比重は1立方センチメートルあたり11.36グラムで、シルバーに至っては10.53グラムであることから、金の方が重く感じられるでしょう。
鉛は釣りの重りとして用いられていることから手に入りやすいため、金の重さとの比較に利用してみてください。

金の比重を確認する

「金の比重を確認する」のイメージ画像

前述の通り金製品に近い重さであるタングステンが用いられている製品との判別は、比重を目安にして行うことができます。
金を含む割合によって比重の値が異なるため、金の重さを水に入れた金の重さで割り、比重の値を求めましょう。
金の比重の範囲内(K14/12.91~14.44、K18/14.84~16.12、K20/16.03~17.11、K22/17.45~18.24、K24/19.13~19.51)に収まっていれば、おおよそ刻印の通りに金が含まれていると判断できます。
ちなみに、タングステンの比重は19.3です。また、正確な比重を図れる比重計という機械があれば、簡単にメッキや金張りとの区別をつけることができるでしょう。
金の販売や買取を行っている店舗には比重計が導入されているため、正確な数値が知りたい場合は金を持ち込んで相談するのも一つの方法です。

金の硬さを確認する

「金の硬さを確認する」のイメージ画像

偽物の金を見分ける二つ目の方法は、試金石を用いて、金の硬さをチェックすることです。
金は純度が高いほどやわらかく、純度が低いほど硬いため、薄く加工した試金石に金をこすりつけて感触を確かめる方法がとられます。
金は柔らかい素材であるために簡単に傷つけることができますが、純度の高い金を傷つけることは商品価値を大きく損なう可能性があるため、真贋を確認する方法としてはあまり一般的ではありません。

金の色合いを確認する

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偽物の金を見分ける三つ目の方法は、金の色合いの確認です。試金石によるチェックでは硬さだけではなく、色合いからも判別が行えるので、硬さを調べる際には傷つけたあとの色合いも一緒に確認されます。
傷が濃い山吹色であれば金の純度が高く、オレンジの色合いが抑えられ明るい色となる場合は純度が低い金と判断されます。

※写真のネックレスは18金です。一般的に18金のアクセサリーは広く流通しており18金はこちらのような色味をしております

金の反応を確認する

「金の反応を確認する」のイメージ画像

偽物の金を見分ける四つ目の方法は、金の反応の確認です。試金石でこすった痕に、薬品(硝酸)をかけた際の反応を見ることで判別が行えます。
高い純度の金ほど反応が鈍いとされ、貴金属ではない金属が含まれていると色の変化が見られたり、溶けたりといった反応が見られます。
ただし、傷をつける方法と同じく、薬品をかける方法は金属の形や色合いを損ない、価値を下げてしまう可能性があるため、形状の変化が予想されるこれらの判別法はあまりおすすめできません。

18金のK18や24金のK24など、刻印を確認する

「18金のK18や24金のK24など、刻印を確認する」のイメージ画像

偽物の金を見分ける五つ目の方法は、刻印の有無です。
貴金属にK24という英数字が刻まれていれば金が100%含まれており、K18なら75%、K14では58.4%が金であると判別できます。
金をあらわす刻印はKのほかにKTやKPが用いられており、これらの英字に加えて金の含有量を示す数字が刻まれていれば、金メッキ・金張りではないと判断できる一つの要素となります。
逆に、GF(ゴールド・フィルド)や、GP(ゴールド・プレート)、HGE(ハード・ゴールド・エレクトロ・プレーテッド)という印が刻まれているものは、金メッキ・金張りで造られた金製品と判断できるのです。

磁石に反応するか確認する

「磁石に反応するか確認する」のイメージ画像

偽物の金を見分ける六つ目の方法は、磁石への反応です。金は磁石を近づけても反応が見られないので、磁力による反応を確かめることで金かどうかの判別が行えます。
とはいえ、錫・シルバー・銅なども磁力には反応を示しません。すべての貴金属にあてはまるわけではないので、磁力による反応がなくても偽物とは言い切れないことを覚えておきましょう。

手触りを確認する

「手触りを確認する」のイメージ画像

偽物の金を見分ける七つ目の方法は、手触りによる確認です。金は金属のなかで、3番目に熱を伝えやすい性質を備えています。まわりの熱を奪いやすいことから、手で触れると冷たく感じるでしょう。
しかし、熱を伝えやすい素材であることから人の体温で温まるのも速く、純粋な金ほど熱の伝わりがよいと判断できます。
手で触れてみてもなかなか温かくならない金属であれば、偽物の可能性が高いといえるでしょう。

個人で確証を得るのは難しいので、信頼できるところで手に入れよう

「個人で確証を得るのは難しいので、信頼できるところで手に入れよう」のイメージ画像

偽物の金を判別する方法を取り上げましたが、刻印が消えている・正確な重さを計れない・金を傷つけたくないなどの場合、個人での見極めには限界があります。
手元に判別できない金がある場合には個人の判断に頼らずに、専門家に鑑定してもらう方法が最も確実です。
また、金製品を購入する場合も個人での判断に頼らず、専門家に鑑定されたものや信頼できる店舗から購入するようにしましょう。

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