今は無き幻の時計、オメガ フライトマスター

作成日:2017年03月06日
最終更新日:2021年06月15日

オメガ

空の画像

OMEGA(オメガ)の中でも少し異色な存在なのがフライトマスター。スピードマスターの派生機で、文字盤や針、ボタンがカラフルで裏蓋に飛行機の絵が書いてあるのが特徴です。本日はこのフライトマスターについて解説していきたいと思います。

フライトマスターの登場

「フライトマスターの登場」のイメージ画像

ポップなデザインでヒコーキの絵が描かれてある、まるでおもちゃ箱のようなフライトマスター。このフライトマスターが登場したのは1969年のことです。OMEGA(オメガ)を代表するシリーズスピードマスターを改良する形で登場しました。OMEGA(オメガ)によるとシーマスターの一派として発売したようですが、今はスピードマスターの一種だと言われています。
フライトマスターはその名の通りパイロット用に開発されたモデルで、パイロットに向けた色々な機能が付けられました。そのカラフルで印象的な見た目ですが、これもフライトに有益な機能を盛り込んであるので、色で機能分けをしたからだといわれています。
始めのモデル145.0013は後年のモデルより若干薄いケースや、9時位置のインダイヤルがグレーと緑に色分けされた24時間表示となっているのが特徴です。パイロット用に付けられた機能として、クロノグラフにインナーベゼル、さらに時差のある地点の時間を示すGMT機能なんかがあります。こういったところを踏まえてフライトマスターはOMEGA(オメガ)の時計の中でも最も多くの機能が盛り込まれたシリーズと言われているんです。

コアな人気を集めるフライトマスター

「コアな人気を集めるフライトマスター」のイメージ画像

こういった機能の多さや見た目のポップさからフライトマスターはコアな人気を集めています。買取に出すときも高額で買取ってもらえる可能性が高いんだとか。フライトマスターは前期型と後期型に分かれていて、それぞれの違いは時計盤を覆うドーム状のガラスの形状や素材です。後期型には新たに防水機能も付加されています。前期型、後期型に関係なくどちらもレアな商品なのでどちらも高額で買取ってもらえる傾向にあるそうですよ。

フライトマスターが有名になった出来事

「フライトマスターが有名になった出来事」のイメージ画像

フライトマスターの名が一気に世に知れ渡る出来事がありました。それはアポロ・ソユーズテスト計画です。それまで月面着陸を巡って宇宙開発に勤しんでいたアメリカとソ連。この両国が冷戦に対する緊張緩和の一策として両国が持つ宇宙船を宇宙空間でドッキングさせるという計画を発表しました。このアポロソユーズテスト計画は1975年に実施されましたが、この際アメリカのスタッフォード宇宙飛行士やソ連のレオノフ宇宙飛行士がつけていた時計がこのフライトマスターだったんです。人類初の月面着陸の際宇宙飛行士が身に着けていた時計としてスピードマスターが有名ですが、スピードマスターの次に宇宙に降り立った時計としてフライトマスターは知名度を上げたのです。

フライトマスター製造中止

「フライトマスター製造中止」のイメージ画像

1969年にはじめて発売されたフライトマスターですが、10年間ほど販売が続けられその後に製造が中止されてしまいます。これが1980年台のことです。製造数が少なく復刻版も販売されていないので、現在はヴィンテージとしてしか購入できないようになっています。逆に言うと希少価値が高く、お持ちの場合は高く買取ってもらえる可能性も高いんです。OMEGA(オメガ)には珍しく多機能な時計であり、見た目的にもカラフルで遊び心がありながらも男性らしいかっこよさを持ち合わせているフライトマスター。今も尚こんな魅力的な時計、フライトマスターが欲しいという声は多いようですね。

スペースマスターの登場

「スペースマスターの登場」のイメージ画像

21世紀に入るとフライトマスターの後継機であるスペースマスターが登場します。スペースマスターはスピードマスターシリーズに分類されてはいるものの、フライトマスターの機能をたくさん盛り込んでおり、フライトマスターの後継機であるとの声が大きいんです。デジタル機能が追加されており、2つのタイムゾーンが表示できるほか、クロノグラフやカウントダウンタイマー、アラームやカレンダー機能など多彩な機能が盛り込まれており、フライトマスターの特徴を引き継いでいるように思えます。見た目的にはフライトマスターよりもスリム化され、重量も軽くなっています。フライトマスターのファンはスペースマスターの登場に喜びましたが、やっぱり違いもあるので、根強いフライトマスターのファンは今も尚存在しているんですね。

345.0801

「345.0801」のイメージ画像

1971年に販売された345.0801という時計があります。これがかなりレアものらしくファンの中でも話題になっているんだとか。もともと145.0013に18金イエローゴールド無垢の外装を与えたデラックスバージョンがこれです。時計の内容としてはもともとの145.0013と変わらず同じなのですが、見た目がなんといっても派手で高級感がありますよね。145.0013と345.0801を合わせてフライトマスターの前期モデルと言われているそうですよ。フライトマスターのファンならぜひ見てみたい時計です。

関連アイテムの買取価格はこちら

他の人はこんな豆知識も見ています

完全無料

査定・買取のお申し込みはこちら