セイコーが生んだ、数々のダイバーズウォッチ

作成日:2017年11月26日
最終更新日:2020年04月28日

セイコー

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ダイバーズウォッチと言う言葉を皆様は聞いた事がありますでしょうか。今では防水機能がついている時計が様々なブランドから登場しておりますが今回はセイコーのダイバースウォッチの歴史についてみていきたいと思います。

まずは、ダイバーズウォッチの定義から

「まずは、ダイバーズウォッチの定義から」のイメージ画像

ダイバーズウォッチと聞いて、多くの人が頭に思い浮かべる特徴とは、数100mという高い防水性能と、回転式のべゼル。

この2つの特徴を備えた・元祖ダイバーズウォッチの、ロレックス『サブマリーナ』とブランパンの『フィフティファゾムス』が登場したのが1953年のことでした。

その高い実用性と、迫力のある外観で2つのダイバーズウォッチは大ヒット。他の時計メーカーも同様の特徴を備えたモデルを発表し続け今に至るのです。

代表的なダイバーズウォッチとして、オメガ「シーマスター」やタグホイヤー「アクアレーサー」、ブライトリング「スーパーオーシャン」などをあげることができるでしょう。

日本初のダイバーズウォッチ、登場!!

「日本初のダイバーズウォッチ、登場!!」のイメージ画像

ロレックスやブランパンに遅れること10数年、セイコーが国産初のダイバーズウォッチを発表したのが1965年。

自動巻きで150m防水という性能は、今では平凡なものと感じられますが当時としてはなかなかのもの。これは先行するサブマリーナが100m、フィフティファゾムスが100m弱という防水性能だったことを考えてみても、そのことは理解できるはずなのです。

セイコーのダイバーズは深海だけでなく極寒地など、極限下での使用も考慮されたタフなモデルとなっていました。

このような時計を待ち望んでいたのは、特殊な状況下で活動するプロフェッショナルたち。

南極観測越冬隊の人々に寄贈され愛用されたのを始めとして、世界中の数多くの探検者によって愛用されたのです。

そして、以外な人物……映画「寅さん」シリーズで知られる俳優・渥美清氏もセイコーダイバーズの1stモデルの愛用者。ブレスをメッシュのメタルに付替えて、楽しんでいたといわれています。

通称「植村ダイバー」とは何か?

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1stモデルのダイバーズが発表された3年後に、セイコーが発表した2ndモデルは「植村ダイバー」の愛称で知られています。なぜなら、世界初・5大陸最高峰登頂を成し遂げるなど、数々の偉業で知られる探検家・植村直己氏がエベレスト登頂時に着用していたから。

スペックは300m防水を備えた自動巻き、高い水圧に耐えるために裏蓋のないワンピースモデルとなっているのも大きな特徴。

加えて、このころのセイコーダイバーズの特徴といえば無骨な外観。いかにもタフな環境下でも活躍してくれそうな、迫力を全身から醸しているのが人気の理由。1st、そして植村ダイバーも中古市場でプレミア付きの値段で取引されているのです。

セイコー1stダイバーズ復刻「SLA017」

「セイコー1stダイバーズ復刻「SLA017」」のイメージ画像

古きよきセイコーのダイバーズの1stモデル。この復刻版が発売されたのが、2017年の夏でした。風防にはサファイアガラスが用いられていたり、防水が200mになっていたりと、現代のダイバーズにアップデートされてはいるものの、裏蓋にはイルカがデザインされるなど、

細部に渡って忠実に再現された様に、時計好きは大喜びしたのです。

リューズガードが付いていないのは「ボンドモデル」として知られるロレックス・サブマリーナ同様なのですが、ここもオリジナルの1stを忠実に採用している点。

限定数量での発売・即完売でしたから、数年後にはプレミアがついているかもしれませんね。

「ツナ缶」と呼ばれるガード付きモデル

1975年にリリースされたセイコーのダイバーズも、時計ファンの間で記念碑的な名作として愛されています。

その理由は、飽和潜水仕様で600m防水という脅威のハイスペックをクリアしたから。加えて「ツナ缶」と呼ばれる特徴的な外観を持つからです。

ただでさえ、堅牢なケースをさらにガードするように取り付けられたチタン製のプロテクター、まるで缶詰の中に時計が収められているかのように見えます。

その外観から付いた愛称が「ツナ缶」、今でもこの外装はセイコーのダイバーズのアイコンとなっており、現行のモデルでもツナ缶付きのモデルは高い人気となっているのです。

現在、セイコーのダイバーズウォッチはスポーツウォッチ・ブランドである「プロスペックス」から「マリンマスター」の名前で販売されています。

300m防水でクオーツ駆動の「SBBN035」(定価:12万円)から始まって、1,000m防水で自動巻の「SBEX005」(定価:65万円)まで非常に幅広い価格帯で展開されているのですが、共通するのは、50年近く前にリリースされた「1st」から始まるセイコー・ダイバーズのDNAが刻み込まれている点といえます。

「GS」のダイバーズウォッチ

「「GS」のダイバーズウォッチ」のイメージ画像

加えて、セイコーが誇る実用時計の最高峰ブランド「グランドセイコー」もダイバーズウォッチのラインナップを持っています。

SBGH225、257は機械式で100万円から、SBGA229、231はスプリングドライブで62万円からという強気の価格は、明らかにスイスなど他の高級ブランドを意識したものとなっているのですが、仕上げやスペックを見ていくと、なかなかどうして。GSの名前に恥じないものとなっている上に、セイコーダイバーズのノウハウが結集したものとなっているのです。

GSのダイバーズの外観は、マリンマスターのシリーズよりもゴツさを抑えている印象があります。これは主にビジネスシーンで活躍することを想定してのことでしょう。加えて、本格的なダイビングにも用いることが可能な性能の高さを両立している点が、GSダイバーズの最大の魅力となっているのです。

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