その由来は今に語り継がれる伝説の時計士、ブレゲ

作成日:2017年11月26日
最終更新日:2021年06月15日

ブレゲ

 

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高級時計ブランドとして知られる『ブレゲ』。数々の歴史を築き上げてきたブレゲについて注目していきたいと思います。

偉大な、あまりにも偉大なルイ・ブレゲ

「偉大な、あまりにも偉大なルイ・ブレゲ」のイメージ画像

「時計の長い歴史の中で『天才』と呼ばれる人物は数多くいますが、ただ一人、本当の天才を決めるとするならば、あなたは誰を選びますか?」

こんなアンケートを時計ファンから取ったとすると、1位となる人物の名前は集計をするまでもなく明らかです。

 

その名前は「アブラアム=ルイ・ブレゲ」、1747年にフランスで生まれた彼は「トゥールビヨン」、「ミニッツリピータ」、「パーペチュアルカレンダー」という3つの超複雑機構を生み出したほか、「パラシュート」や「ブレゲヒゲ」と呼ばれる基本構造をも考案し、現在の機械式時計の基礎を築きました……といいましょうか、ブレゲが現在の機械式時計のほぼ全てを、完成させてしまったといっても過言ではありません。

 

ブレゲが世を去ったのが1823年、以来200年近くの時が過ぎているにもかかわらず、世界中の機械式時計を手がけるメーカーやブランドは、ブレゲの残した多大な功績の跡をたどっているに過ぎないのです。

伝説となったアントワネットと「No.160」

「伝説となったアントワネットと「No.160」」のイメージ画像

数々の功績を成し遂げフランス宮廷の御用時計士となっていたブレゲに、ある日オーダーが入ります。

「納期も費用も一任しますから、様々な機構を投入した究極の懐中時計を造ってほしい」

 

……納期も費用も一任。モノづくりを仕事にしている人ならば、これ以上にプレッシャーがかかるオーダーがないことは理解できるはず。時間が足らないとか、費用が足らないとか、一切の言い訳をはさむ余地がなく、自身の限界と否応なく直面せざるを得ないオーダーでした。

 

このオーダーはフランス王妃・マリー・アントワネットを敬愛する将校から、彼女へのプレゼントとしてなされたもの。

そこでブレゲは、自身が考案した様々な機構のほぼすべてをつぎ込み、63個の宝石をちりばめ、クリスタルガラス製のダイヤルからは内部すべてを目の当たりにできる、そんな時計の制作に取り掛かりました。

しかし「No.160」が完成したのは、実にオーダーから44年後。

 

この時計を使うはずだったアントワネットも、オーダーを受けたブレゲ自身も、この世の人ではありませんでした。現在この時計は、イスラエルの美術館の一般の人は立ち入ることができないフロアで保管されています。

ブレゲの意匠を今日に、クラシック・シリーズ

「ブレゲの意匠を今日に、クラシック・シリーズ」のイメージ画像

そんな天才時計士・ブレゲの名前を今に残すブランドが「ブレゲ」。

コレクションは安くても100万円超、高額なものは「時価」となってしまう、まごうことなき超高級の時計ばかりのラインナップ。そんなの中から、ブレゲの真骨頂を選ぶなら「クラシック」シリーズとなるでしょう。

 

ダイヤルに彫られた「ギョーシェ模様」、針の先端にポイントを置いた独特の「ブレゲ針」、流れるような独特の書体「ブレゲ数字」、そしてケースの縁にギザギザを彫り込んだ「コインエッジ」。

これら独特の意匠がラウンドケースの中に美しくレイアウトされているのがクラシック。

一見オーソドックスに見えるシリーズが、なぜブレゲの真骨頂かと不思議に思う人もいるかもしれません。

 

その理由は先にあげた意匠すべて、ブレゲが考案したものだから。創業者の意匠をもっともストレートに受け継ぐシリーズがクラシックだから、これがブレゲの真骨頂といえるのです。

気品漂う、クロノグラフシリーズ

「気品漂う、クロノグラフシリーズ」のイメージ画像

落ち着きすぎたクラシックシリーズには、今ひとつ食指が動かない。

そんな人々を近年ひきつけているのが、「エアロナバル」・「トランスアトランティック」のクロノグラフシリーズ。これらにはブレゲの製品にしてはめずらしく、ステンレスケースもラインナップされていますから、比較的手が出やすい価格というのが、まずは人気の理由。

 

加えて、元はフランス空軍のオーダーに応えるために造られたといいますからタフに造られていますし、フライバック機能を備えるなど実用性も高くなっている、とはいえ、どことなく気品が漂うのがブレゲの製品「らしい」ところ。

 

無骨とか実用品とか。そんなイメージの強いクロノグラフですらブレゲが手がけると、こうなってしまうという好例です。

シースルーバックも見所、マリーンシリーズ

「シースルーバックも見所、マリーンシリーズ」のイメージ画像

エアロナバルやトランスアトランティックと並ぶ、スポーティーなラインといえば「マリーン」シリーズ。

マリーン=ダイバーズと思いがちですが、ブレゲのマリーンは航海用精密時計に由来したものですから、数100mという特別な防水性能は備えていませんし、べゼルが個性を主張しすぎるということもありません。

 

ただ、100m程度の必要十分な防水性能は備えていますし、シースルーバックの製品が多いのがうれしいところ。

 

スポーティーなムードと、十分な実用性、そしてオーナーだけが楽しめるムーヴの動きが堪能できるという、贅沢なシリーズなのです。

ブレゲの名にふさわしいシリーズがずらり!!

「ブレゲの名にふさわしいシリーズがずらり!!」のイメージ画像

他にも、美しい機構をダイヤル側から楽しめる「トラディション」や、過去の名品からインスパイアを受けた「ヘリテージ」、そしてブレゲの真髄ともいえる超複雑機構の「コンプリケーション」など、様々なラインナップが時計ファンを楽しませてくれるのです。

 

しかし……これほどの名門「ブレゲ」が、なぜ3大雲上時計に数えられないか、不思議に思いませんか? その理由は、創業者一族が早々に経営から手を引いた点と、一時期、時計の製造を中断していた時期があるという点がマイナスに加算されているからといいますが……でも、それが何の問題があるでしょう。

 

現在のブレゲが手がける時計は、どれもルイ・ブレゲの名にふさわしいものばかり。それで充分ではないでしょうか?

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