買取エージェントの福永です。
2019年のバーゼルワールドで、ジュビリーブレスレットの新作GMTマスター2の青黒ベゼルが発表され非常に話題になりました。ロレックスのスポーツモデルと言えばこれまでは3列のオイスターブレスが主流でしたがドレッシーさがあるジュビリーブレスと言う事で最初は違和感があるなどの声もよく聞いていましたがすっかり定着しています。
今回はですがGMTマスターの大人気モデルである青と黒のベゼル通称“バットマン”と呼ばれる『BLNR』の買取相場についてまとめました。
BLNRには現行の126710BLNRと116710BLNRがありますがどちらも解説していきます。
目次
116710BLNRの買取相場(旧型)
2018年10月 | 2019年2月 | 2019年6月 | 2019年10月 | 2020年4月 | 2020年6月 | 2020年9月 | |
N(新品) | 145万 | 160万 | 185万 | 160万 | |||
S(未使用) | 135万 | 145万 | 180万 | 150万 | 120万 | 135万 | 160万 |
A(中古) | 125万 | 130万 | 173万 | 138万 | 110万 | 130万 | 150万 |
2018年10月から現在までの買取相場を表にまとめました。金額は日によっても異なりますが平均値を掲載しております。
2019年3月のバーゼルで116710BLNRの生産終了が正式に発表されるとそこから数か月は特に高騰したのが分かります。2019年6月頃は中古でも170万を超えるほど高騰していましたが、新型の流通に伴い徐々に下落。
2019年10月頃から数カ月は140万付近で落ちついておりましたが2020年4月はコロナの影響で一時期110万付近まで落ち込みました。
2020年6月に入ってからは徐々に回復し130万円付近が買取相場となっていましたが9月には150万付近まで高騰しています。
※保護シールがついていたりコンディションによっても買取価格は異なり、また116710BLNRにはバックルが鏡面タイプ、梨地タイプがあり基本的には鏡面タイプの方が年式が新しく買取価格は高くなります。バックルの仕様の違いで買取価格に差はありますが、具体的な金額はおおよそ5万~10ほど変わってきます。この金額もその時の流通数で変動します。
新型と比べて116710BLNRの評価は?
現在生産されているスポーツモデルは非常に格好が良く人気が高いため、プレミア価格で取引されるものがほとんどです。
中でもGMTマスターはスポーツモデルで初めてジュビリーブレスを採用したことでも有名で、実際好き嫌いが分かれています。スポーツモデルらしいタフな印象が好きな方はやはり3列のオイスターブレスの方が好きと言う方が根強くいます。そういった面でもこの116710BLNRは本来のスポーツモデルらしさがありますので生産中止モデルの中でも評価は高いと言えます。
126710BLNRの買取相場(新型)
2019年4月 | 2019年10月 | 2019年12月 | 2020年2月 | 2020年4月 | 2020年6月 | 2020年9月 | |
N(新品) | 190万 | 155万 | 155万 | 158万 | 140万 | 160万 | 169万 |
S(未使用品) | 180万 | 150万 | 145万 | 150万 | 130万 | 155万 | 161万 |
A(中古) | 170万 | 140万 | 140万 | 140万 | 120万 | 145万 | 155万 |
やはり気になるのが新型の相場動向。登場前から非常に話題になっており流通してすぐは相場がかなり荒れていたのでお店によっては取り扱わないお店があったほどです。
新型126710BLNRのピークは流通し始めた2019年6月頃。この時新品では200万以上の値段が一時ついていました。しかし早い段階で下がりはじめ2020年10月の時点では155万前後となり短期間で45万円も下がりました。
ジュビリーブレスを採用している新型には新型の良いところもありますが、オイスターブレスの旧型の価格と同じぐらいですのでいかにオイスターブレスの人気が強いかこの表を見ると分かります。
下落が止まらない!?126710BLNRの相場について
2019年のバーゼルで発表され国内で本格的に流通し始めたのは2019年の6月頃から。ピークは登場した当時で下落が続きました。
2019年の9月から10月にかけては大きな価格変動は見られませんでしたが半年の内で20%以上も価格が変動し、特に登場当時にプレミア価格で購入された方は今の段階では売る時に差額が出てしまう事が予想できます。
2019年12月~2020年2月頃までは新品で155万付近、中古は140万付近で落ち着いていましたが他のモデルと同様に126710BLNRもコロナウィルスの影響を受けて大きく値を落としました。しかし2020年6月に入ってからは落ち着き始め2020年当初とほとんど変わらないぐらいまで価格は戻ってきました。
12610BLNRの相場は他のスポーツモデルの中でも変動するモデルですので今後の相場は読みにくいのですが、今の金額で少しの間は落ち着くのではないかと予想されます。
GMTマスター青黒モデルの相場について
以上今回はGMTマスターの青と黒ベゼルのモデルがどれくらいの買取相場なのかモデル別にまとめました。コロナウィルスが予期せぬ下落を招きましたが、どちらのモデルも定価と比べるとかなり高い金額で取引されている事が分かります。
青黒ベゼルが登場したことによってGMTマスターの人気が過熱しその影響で新型は登場当時デイトナと変わらないぐらいまで金額が上がりました。
コロナウィルスが少し落ち着いてきた事もあり相場も少し落ち着いて来ましたがロレックスの時計買取相場は日々変わります。
GMTマスター青黒ベゼルがいくらで売れるのか?最新の取引価格、相場を知りたい方はこちらをご覧ください➡GMTマスター 買取価格相場表